mz視点
mz 関係ないわけねぇだろ
俺の低い声が、静まり返った部屋に響いた。
ちぐは何かを言おうとしていた。
震える手で、机の上の診断書を握りしめる。
tg まぜたんには、言いたくない、ッ
mz なんでだよ、ッ
tg 言ったら、まぜたんが悲しむからッ
俺は、ぐっと拳を握りしめた。
mz もう悲しんでんだよ、俺は、、
気づいていた。
ちぐの元気がなくなっていくことも、無理して笑っていることも、ずっと前からわかっていた。
それでも知らないふりをして、ここまで来てしまった。
mz 頼むから、教えてくれ、ッ
俺が絞り出すように言うと、ちぐはぎゅっと唇を噛みしめた。
tg 病気、なの、ッ
ようやくちぐの口からこぼれた言葉に、俺の心臓が強く脈打つ。
tg ずっと前から、わかってた。でも、治らないわけじゃないって言われてるし、だから……言わなくてもいいかなって……
mz バカかよ、お前!!
思わず叫んでいた。
mz そんな大事なこと、一人で抱え込むなよ!
俺は、ちぐの肩を強く引き寄せた。
小さな身体が、頼りなげに震える。
お前がどんな状態でも、俺はそばにいるから
ちぐの背中に腕を回しながら、俺は強く誓った。
mz(絶対にこいつを一人にしねぇ)
ちぐは少し驚いたように俺を見上げ、それから、そっと俺の服の袖を握った。
tg ありがと、ッ
その声が、かすかに震えていた。
♡➡︎➡︎結構溜まったら!