テラーノベル
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今日のお客様は三十代手前ほどの男性。
身長は高く大柄なほうだろう
男性はおどおどとしながらもルールを理解し、つっかえながら話始めた。
<人間ではないもの>
こないだ、仕事で東京に出るとき偶然、中学の友達と新幹線の席が隣になったんです。
仮に“三浦”としておきますが、これ、そいつがしてくれた話なんです。
三浦には弟がいるんです。ここでは“ケン”としておきます。
そのケンが、あるときからひどく臆病になったらしい。
地元には海があって、マリンスポーツなんかが盛んで、サーフィンやバーベキュー
とか好きな明るいやつだった。
けっこう背も高くてモテてたので覚えてました。
三浦の家族は高校に上がる前に東京に引っ越したんですが、ちょうど三浦が大学生
ケンが高二くらいからです、
ケン、おかしくなったそうなんです。
とにかく戸締まりしないと眠ることもできない。
寝る前に、マンションなんですけど、鍵とチェーンは勿論。
家族全員の部屋に入ってすべての部屋の窓が鍵までしまってるか確認して、
カーテンまで隙間なく全部閉めて自分の部屋の鍵も閉めないと不安で眠れないって言うんです。
でも、それだけだったらすごく几帳面な人だったらあるかもしれない。
でも、それだけじゃないんです。
家に来る人を異常に怖がるようになった。
勧誘とか配達の人もそうなんですが、近所の人が回覧板をもってくるとか、
両親や三浦が家に帰ってくるのも怖がって、インターフォンが鳴るたびに自分の部屋に帰って
うずくまって震えてるんです。
あるとき、夏の夕方、曇りで黄色っぽいような、灰色っぽいような
何時だか分からなくなるような、曖昧な光が窓をおおってる。
暑いんです。湿っぽい。ちょうど夏休みで予定もなかったので
三浦とケンは二人でゲームをしていた。
「窓開けようかー」って三浦が言ったんです。
かなり暑くて生臭いような感じがしたそうです。
空気を入れ換えようと思って、「窓開けようかー」って。
でもとたんにケンの顔が青くなって
「お願いだからやめてくれ、頼むから」といい始める
「そんなこと言うと来ちゃうから」って
NEXT→気になる方は次回へ。
コメント
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続き楽しみです!!名前出して拡散して良いですか?
NEXT→🖤50