テラーノベル
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・創作BL
・オメガバース
・α×α
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「晴くん、僕と番を解消して欲しいの」
ぱっちりと丸く、可愛い瞳でお願いをする翠は横に座る、黒髪の男に腕を絡ませる。
「…どういう事、翠」
脳が理解を阻む。理解したくない、分かりたくない、間違いだと言ってくれ
「僕、運命の番に出会っちゃったの、だから番を解消して欲しい」
「少し前から会っててね、晴くんにやっと話せる。」嬉しそうに微笑む翠の方の空気は天国、俺の方は地獄。カフェでそんな話をしているから、周りからの視線がすごく、聞き耳を立てられてるのか異様に静かだ。
「前からって…浮気、ってこと、なんだよね…?」
無表情の黒髪の男は何も言わず、ただ何も言わず俺の左手の指輪を見ていた。
「二人は、もう、番なのか?」
心臓が破裂しそうなくらい苦しい。俺と番だから番えるはずないとわかっていて、間違えて質問してしまう。
「ううん、まだだよ。晴くんと番を解消して、そうしたら仁と番になろうと思ってる」
仁、黒髪の男は仁だと言う。前髪は長く、後ろ髪は普通くらいの黒髪に口や、眉毛や耳にピアスをつけた男はαの俺よりイケメンで、背も高そうだった。
「ああ……いいよ…解消した後、辛いと思うが、大丈夫なのか…?」
「うん、仁くんがいるから大丈夫だよ。」
周りの哀れむ目が痛い。早く帰りたい、もう、なんでもいいから終わらせてくれ
黙っていた仁が顔を真っ直ぐあげ、翠を見て口を開く
「…ずっと考えてたんだが、番が居るって、 言われてない」
「……は?」
やっと顔を開けで口を開いたと思ったら、こいつは何を言ってるんだ?項を見ればわかるだ…あれ?翠、今日なんでチョーカー着けてるんだ
番になってから1度もつけていなかったチョーカーを、翠は今日つけている。しかも項を全体隠す物。
「え?ちゃんと言ったよ?」
「…いつ?」
翠は黙り、俯く。俺はもしかして、と思い机に前のめりになる。
「運命の番ってことは、出会った時にフェロモンに反応するよな、Ωはヒート、αはラットになる…なぁ、翠、まさか」
「…うん、ラットになってたかは分からないけど、ちゃんとその時に言ったよ?」
俺は身体から血の気が引く。αのラットは、人にもよるが記憶が残らない。残らないというより、理性が飛んだ状態で覚えていない事が多い。特に運命と出会い、お互いに発情期になってるなら、尚更残っていないはずだ。
「翠、αのラットは基本、記憶が無い。」
「え?でも、晴くんはそんなこと無かったよね?」
「俺は、な。基本、αのラットは理性が飛んでる状態だから記憶がないんだよ。」
「…翠。俺は、番が居る人を番解消させてまで一緒にいたいと思わない。それが、運命でも」
「仁、でも、僕は」
翠は仁の腕を手を握り、俯く。
「それで、本当に自分勝手で申し訳ないんですけど…」仁が俺の手を両手で握り、前のめりに近づいてくる。俺は驚き、後ろに下がり、え、え、と困惑していた
「番が居たと知らなかったとはいえ、浮気相手なんですが…俺は黒瀬仁です、年は22、12月25日生まれです。趣味は料理とピアス集め」
突然自己紹介を初めた仁に俺は勢いに押されて「はい…はい… 」と返事をし続ける。
「俺と、付き合って貰えませんか?」
「…????」
え?つきあ、え?まって、付き合うって?買い物?恋人の方、じゃないよな?いや、恋人目の前にいる人に告白するわけ、いや、別れたのか?番解消してくれって言われたし
「じ、仁?どういう事?」
仁の腕を引く翠の顔は青ざめていて、引きつっている。
「お、おれ、あ、α、だけど?」
そこじゃないだろう。というツッコミを自身にしながら、これはどう断ればいいんだ、と働かない頭を動かす。
「αでも構いません。Ωじゃないと駄目だと思ってないので。」
「いや、ほら、でもさ…」
包まれてる手が強く握られる。まて、まてまてまてまて、翠の運命の番なんだろ?番がいると知らなくて浮気したのはもういい、けどその相手に告白するってどういうことだ?わけがわからない、からかってるのか?
「からかってる、のか?」と聞いてみれば仁は首を横に思い切り振り、否定する
「からかってません。」
なら、「可哀想だとでも思ったのか」それも違うと否定する。
「違います。ただ、俺が惚れました」
「翠は、翠はどうするんだ。俺と番を解消するんだから、支えてやるやつがいないと…」
「…僕、帰るね。解消は、して大丈夫だから。」
バックを肩にかけ、席に1000円札を置いて席から立ち上がる。そのまま出て行こうとする翠を引き留めようとするが「追いかけてこないでよ。」と言われ、引き止められなかった。
「…すみません、俺のせいで」
手を離し、席にしっかりと座った仁が申し訳なさそうに眉を下げ謝る。
「いやいいよ。翠とは今度ちゃんと話すから。」
「そろそろ解散しよう。ずっとここにいるのも迷惑かかるし」
机の1000円を取り、上着を持って立ち上がりレジに向かう。会計が終わり、外に出て帰ろうとすると仁に腕を掴まれて引き止められる。
「すみません、まだ俺話したくて」
「…とりあえず、俺の家行こう。近いから」
「はい」
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ここから始めるα×αとピッチング(βやαをΩに転換させる事)
翠はこの後番を解消するが、心から決めていたことなので特に問題は無かった。
一ノ瀬 晴α
24歳。金髪の黒目、 ピアスは開けてない。
αだけどそこまで美形ではなく平凡。体格もそこまで大きくなくて平均くらい。
春生まれ
家事はある程度できるが自炊は好んでやらない。
二宮 翠Ω
24歳。長めの黒髪に茶色の目、ピアスは左耳に1つだけ開いてる。
晴とは高校で出会って、再開して番になった。体格は小さめで男性の平均より小さい、目が大きく可愛らしい顔立ち
夏生まれ
家事は苦手。
黒瀬 仁α
22歳。黒髪の黒髪。至る所にピアスが空いている。耳や口、眉以外にも身体中に開いている。身長は平均より大きく、スラリとして筋肉もある。晴から見たら これが完璧α様か… と思っている
冬生まれ
趣味が料理なだけあり自炊は良くする。家事も出来る。
あの場で告白するべきじゃなかったとこの後猛反省する。見た目に反して素直な子
α×α、そして浮気ものが見たい、と思って出来た話です
多分続きません
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