テラーノベル
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「……これは、押し花?」
「白色のアネモネですね。花言葉は………」
押し花を見つめるボスと花言葉を教える相模、……なんか……うん
「ボスに花って似合いませんね〜/わないね〜」
……月白と被った。
「月白〜?後で話しがある。逃げんなよ?」
「え〜、」
嫌な顔をしている月白とは裏腹にボスはニコニコの笑顔だった。……多分内心怒ってるな
「……たくっ、」
ボスは目線を月白から外し、押し花を相原に渡し手紙を見た。
「…………」
ボスを見つめる月白、休憩してる杉並、押し花を見つめる相原
すると、月白が相原に近寄り
「相原って花好きなの?やけに詳しいじゃん」
「いえ、姉が好きだったもので」
相原はどこか寂しい目をして答えた。まるでもうこの世界に居ないかのように
「……そっか」
!……ドタバタドタバタ!!
気まずい空気をぶち壊したのは、薄茶色の髪に茶色の瞳を持った松葉 (マツバ)だった。
「松葉!……大丈夫?どうしてお前がここに?たしかに今日非番だったはずじゃ?……迎えに来たの?」
「ハァハァ……はい!」
ニカッっとまるでイタズラっ子のような笑顔で元気よく返事をする
「……そっか、……なー松葉?」
「はい!」
「走ってきたとこ悪いんだけど後ろの子たち送ってくから手伝ってー」
「はい!!」
「ありがとうな。鈴木、松葉……とりあえず近くの子達をお願い。」
「了解です。/はい!!」
月白に言われたとうり2人は倒れている警察官を各々担いだりしていた。
「杉並は体力がまだある子達にこのこと伝えといて」
「分かりました」
杉並は月白から離れた。
「……良し、あとは相浦に任せればいいか!俺は帰ーろ!」
笑顔で言う月白、反対に難しい顔をしているボス、
……ボクも帰ろうかな