流石に先程のことがあったからか、リーヤさんは少し体が強張っていた。大丈夫。貴女の堕とし方は知ってるから。
その状態のまま、また、人が余りいない場所に連れて行った。これで完璧。
「そんなに警戒しないで。」
私は微笑みながら近づき、リーヤさんの隣に座った。
「貴女…。私を助けるなんて言っていたけど、顔にくまが出来てるわよ。私の玩具なのに自分の体調すら、管理できていないのね。」
リーヤは言葉を返さなかった。ルーイそのものが危険だと分かっていた。けれど、その柔らかな笑みと心をくすぐるような言葉に抗えない自分がいるのも事実だった。
「貴女はもっと、堕落した生活をした方がいいと思うわよ?」
ルーイはリーヤの肩にそっと手を置いた。冷たいはずのその手は、なぜか温かく。心地よい。
「いつも、刑務員として、辛い拷問や愛されること、休むことを知らなかったのでしょう?」
その言葉に彼の心はわずかに揺れた。誰にも理解されない孤独。尽くしても報われない虚しさ。それらが一気に蘇り、リーヤの胸を締めつけた。
「無理をする必要は無いわ…。」
ルーイの手がリーヤの頬に触れた。柔らかく、優しい指先がリーヤの心を溶かしていく。堕ちて来てる!リーヤの瞳から、少しずつ理性が消えていく…。そんななか、抵抗出来ないよう私はその言葉をゾクゾクするように囁き続け、快楽を与え続けた。首を優しく撫でたり、腰をゆーっくり愛撫し続けただけ。今のリーヤには、私の言葉以外考えられなくなっている。
だんだんゾクゾクしてきているのが分かりやすくなって来た。
「で、でも、わた…私は…。」
もう少しだね…。
感度が最高潮に高まった時私はそれを少し激しくする。リーヤさんの耳に息がかかる距離で囁きながら。
「いいのよ?貴女はもっと自分を大切にしてもいい。誰かに甘えてもいいのよ。」
「う…あ、あっ…。」
息が荒くなりながらもまだ理性が残っているようだ。仕方ない。
「しぶといのね?でも、もう貴女は堕ちるわ」
リーヤはトロンとした表情をしながらも理性を保とうと必死だ。そんな中、私はリーヤの胸を攻め始める。弱点を愛撫してあげただけで大きく反応があった。
「ひっ…!?待っ…違う…ルーイ…貴女って人は…!私を騙したんですか!?」
そう言う割にはリーヤはゾクゾクし続けていた。もう理性は切れそうなのに…。意外にも耐えていた。腐っても刑務員か…。
ここまで焦らしたんだから、ご褒美をあげないとね?リーヤの弱点を私の指でカリカリしてあげたのだ。
「ひうっ…♡!や…やめ…。う…ああ…っ♡」
そんなリーヤはおかしくなりそうな快楽に分からされ続ける。そして絶頂しそうになった瞬間、寸止めをされた。
「え…?」
「この先は、何をされたいのか自分から言いなさいな。玩具なのだから、楽しませなさい?」
その言葉にリーヤの理性は切れ、ルーイに完堕ちしてしまったのだった。
「あ…。わ、わた、私…。もうルーイ様にもっともっと…。責められたい…。」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!