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ゆきのはな
第136話
1.【そして蕾は夢を見る】
20
2023年08月19日
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ジル
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夕陽が沈む頃。
道端に猫が落ちていた。
汚れた体で弱々しく目を閉じ、ガラクタの山に埋もれていた。
「…死んじゃうの?」
そう聞けば、猫は掠れた声で「にゃー」と鳴いた。
あぁ。
これは私だ。
あの冬の日、死んだように道端で雪を被っていた、私だ。
少女は静かに手を伸ばし、猫を抱えた。
猫は冷え切った体を温めるように、少女の腕の中で丸くなった。
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