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友達

2 - 第2話 仲間

♥

68

2024年06月27日

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※いじめネタ

A→✦

か→🍏

し→⛓️

れ→🧷

う→🐈

しゃ→🐧

A視点

かなめ、しゃるろ、れむと仲良くなった俺は、最近ずっと元気だ

前までいじめてきた奴らも、かなめのおかげか最近は気にならない程度になっている

….もちろんなくなったわけではない

いまだに、持ち物を隠されるだの捨てられるだのはするが、心の支えができたおかげか気にはしないようになった

そんな俺が気に食わないのか、よく教科書を隠す奴がいる

今も数学の教科書がなく探しているところだ

A「おかしいな….いつもなら下駄箱にあるのに….」

A「もしかして…..」

A「あれ…..ない….」

いつもなら簡単に見つかるのに今回はそうはいかない

心当たりを探しても見つからない

最悪、しゃるろたちに借りようと諦めた時だった

し「あの…?何か困ってますか…?」

思いも寄らない声をかけられた

A「いや….大丈夫…」

し「本当?」

う「さっきから見てたけど、明らか様子おかしいで」

し「なんでもいいから!全然教えてちょうだい!」

A「なんで……?」

し「困ってる人を見かけたら助けるのは当たり前でしょ!」

う「せやで」

少し驚きつつも、いじめられてること、数学の教科書が見つからないことを話した

し「何それ!すごい酷いじゃん!」

う「いつでも頼っていいんやで….」

A「でも..」

う「さっき自分俺らと話したやろ」

う「一度話したらそれはもう友達や!」

A「とも….だち….」

し「そう!俺らは友達🤝🏻」

し「友達が困ってるなら助けなきゃね!」

A「….ありがとう」

う「全然気にせんといてや!」

優しさに涙が溢れそうだった

咄嗟に堪えて、教科書探しを手伝ってもらう

し「….あ!もしかしてこれ?」

A「….それだ!」

A「ほんとうにありがとうな」

う「全然大丈夫やって!」

し「も〜見つけたの俺なんですけど!」

A「….w」

し「あ、笑ったな!」

A「笑ってない」

楽しかった

こんなさりげない会話で心から笑ったのは久しぶりだ

れ「あれ〜ARKHEじゃん」

れ「こんなところで何してるの?」

A「またちょっと隠されてて….」

しゃ「まじか!?早く気づけなくてごめんね〜」

A「もう見つかったから大丈夫…ありがとな」

し「あれ?れむじゃん!」

れ「え?しの!?なんでこんなとこに」

う「しゃるもおるやん!」

しゃ「あれっうる!奇遇だね〜」

A「知り…合いなのか…?」

れ「まあね」

し「知り合いっていうか幼馴染?」

う「俺らもやな」

しゃ「ずっと一緒だもんね〜」

れ「ていうかなんでしのたちがARKHEと一緒にいるの?」

し「実は、あるが困ってたみたいで助けてあげてたんだ!」

A「ああ、すごく助かった、、」

しゃ「なるほど〜偉いじゃん」

し「へへん!」

れ「ARKHEも頼れる人増えてよかったね」

A「えっ」

し「さっき頼っていいて言ったじゃん?」

う「俺らはARKHEと仲良くするで」

またまた嬉しさで泣きそうだ

A「本当に….ありがとう…!」

か「お〜いってみんないるじゃん」

か「みんな仲良くなったの?」

う「ああ、かなめがいない間になw」

か「俺も混ざりたかった….」

しゃ「っていうか授業始まるじゃん」

れ「本当だ!急いで帰ろ!」

か「そうだった!」



今日は6人で帰った

し「そういえば!あそこの店オープンしたらしいよ!」

れ「しのずっと行きたがってたとこだよね〜」

し「ねぇねぇ、みんなで行かない?✨」

しゃ「俺は全然いいよ!」

う「うるみやも!」

か「俺も行きたいな〜」

し「ARKHEは?」

A「行きたい….」

A「けど迷惑じゃないか?」

し「迷惑なんかじゃないよ!」

か「そうだよ」

か「みんなで行くからこそ楽しいんじゃん 」

なんだ、今日は俺の涙腺が弱いな….

また泣きそうになってしまう

A「ほんとに….優しいな…..」

ぽろっと口に出してしまった

しばらくみんなは顔を見合わせていたがすぐに笑顔になった

れ「友達に優しくするのは当たり前だし〜」

う「せやで!」

A「れむ….うるみや….」

し「ずっと言ってるけど俺はARKHEの仲間だよ!」

しゃ「いっぱい頼っていいんだから!怒ったり責めたりしないよ!」

A「しの…..しゃるろ…..」

か「だから、これからもずっと仲良くして?」

A「かなめ…..」

若干涙がばれているような気がするが、そんなことは気にせず俺は言う

A「本当にありがとう… 俺でよければずっと友達でいて欲しい(ニコ」

俺はハッとした

心からの笑顔は初めてだった

初めて心から笑顔になれた

ここが俺の居場所なんだって、感じれた

これが幸せか

友達がいらないなんて考えていた自分が恥ずかしい

今ではこいつらが俺の“友達”だ

今日も起きる

最近俺の心は軽い

いじめなんて気にもしないくらいには元気になっていた

あいつらのおかげだ

ほんとに感謝しかない

教室へ入る

椅子へ座ろうと足を出したその時

<ズドン

鈍い音を立てて俺が転んだ

どうやら足を引っ掛けられたらしい

突然のことにただ呆然としていたら、急に前髪を引っ張られ、床に伏せられた

モブ「最近よ〜ずいぶん楽しそうじゃねえかよ〜」

モブ「俺も混ぜてくれよ」

A「い….やだ….!」

モブ「へえ、そういう口聞くんだ」

モブ「あ〜こいつに手出していいかな〜」

モブ「ボスに聞かないとな〜」

A「ボ..ス…?」

モブ「お!主犯格気になる?まあそりゃそうか」

モブ「教えたら俺がボコされるんだけど〜….. 」

モブ「まあいっかw」

A「誰….なんだ」

モブ「ん?いつもお前のそばにいるじゃんw」

A「え…..?」

モブ「だから〜….いじめの主犯格は」

モブ「かなめたちだよ」

A「…..は?」

昨日俺に言ってくれたあの言葉の数々は?

友達は?仲間は?

全部嘘だったのか?

最初から全部…..?

この作品はいかがでしたか?

68

コメント

2

ユーザー

続き気になる!✨ 最後の嘘だといいな…

ユーザー

うわ〜!続きめっちゃ気になる〜!!!

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