友達

※いじめネタ

A→✦

か→🍏

し→⛓️

れ→🧷

う→🐈

しゃ→🐧

モブ「だから〜….いじめの主犯格は」

モブ**「かなめたちだよ」**

A「…..は？」

一瞬にして心が打ち砕かれた気がした

ショックで仕方なかった

….とかなめたちが近づいてくる声がする

俺は咄嗟に出会ってはいけない気がして教室を飛び出してしまった

そしてまた、当てもなくとぼとぼと歩きだす

自分の全てを裏切られた気分

希望という名のを光を盗まれたような

そんな気分だった

これからどういう顔でどういう気持ちで接したら良いのか….

結局俺に味方などいなかった

生まれた時から世界の全てが俺の敵だったんだ

自分自身さえ味方になってくれない

抜け出してしまったものは仕方ないと俺は家へ向かう

幸い鍵はポケットに入っていた

駆け足で部屋へ登る

ﾊﾞﾀﾝ

A「…..何も考えたくない」

俺はそのまま眠った…..

翌朝

あれは夢だったと自分に言い聞かせる

だって荷物もちゃんと家にあるし….

ドア付近で寝たはずなのにベットにいるし

そう、あれは夢だったんだ

昨日の記憶がないのは夢が強烈すぎたせいだ

…..そう自分に言い聞かせる

もしかしたらこれも夢かもしれない

もうどこまでが現実かわからない

でもこれはきっと夢じゃない

夢であっても覚めないで欲しい

かなめたちにはせめて俺の中だけでも“友達”でいて欲しいから

A「…..学校行くか….」

…..いつもより空が澄んでいる気がする

清々しいほどに青い空

空に照らされながら学校へ向かう

下駄箱まで行った時、聞き覚えのある声が

か「….あ！ARKHEじゃん！おはよ」

いつも通り元気なかなめ

こいつが俺をいじめてくるなんて到底思えない

やっぱりあれは夢だ

絶対にそうだ

…..そう思いたいんだ

かなめの手には見覚えのあるカッター

….一番最初のいじめを受けた時、相手が使っていたカッター

………..流石に偶然だ

そもそも持ってたらバレるとか考えるだろ

だが一応意を決して聞いてみる

A「かなめ、そのカッターは….？ 」

か「え？あ、ああ！先生にポスターの制作頼まれてて、、」

A「….そうなんだ」

…..明らかに挙動不審だった

きっと急に聞かれて焦っただけなんだよな

そうだよな…..

か「そういえば昨日ARKHEどうしてたの？」

A「….え？」

A「どうしてたのって…..？」

か「……いや、なんでもない….」

なんだ今の質問は

どういう意味なんだ

か「ほら、教室行こ？」

A「あぁ….」

教室までついた時例のあいつが意味深な笑顔を向ける

まるで全てを勝ち誇ったような顔を….

席について机の中に教科書をいれようとする

A「、、え、、。」

机の中にびっしりと詰まった紙屑

一枚一枚広げてく

プリント、チラシ、ポスター、ティッシュ、写真

いろいろなものが詰まっていた

A「、、、！？」

そのプリント一枚一枚に俺の名前と✖️

か「何これ！？流石に酷いって、、！」

か「誰だよ！これやったやつ！」

モブ「ｸｽｸｽ….w」

モブ「真面目ぶっちゃって….w」

真面目ぶる…..？

かなめって真面目なやつじゃないのか….？

もしかしてそういう….

か「これやったのってお前ら？」

モブ「….えw？」

モブ「違うけど？w」

か「…..ほんとに？」

モブ「なんならかなめじゃないの？w」

か「….は？」

…..どういうことだ

モブ「さっき持ってたカッター」

モブ「その紙を切り刻むのに使ったんじゃないの？w」

か「そんなわけ…..！」

焦ってる…..？

モブ「じゃあなにに使ったんだよ」

か「だからポスター作りだって、、、！」

モブ「へぇ….そういうことにしといてやるよ」

か「なんだよその態度」

モブ「だってやってもないのに、冤罪かけるなんて最低だよ？」

か「明らかに怪しかっただろ」

モブ「それを言ったらお前もじゃん」

か「は、はぁ？」

モブ「正義ぶって、一番最初に見つけたような感じ出して、明らかに怪しいじゃん」

…..確かにそれはそうかもしれない

…..って俺はなにを考えてるんだ！？

かなめは味方だ….きっと味方だ…..

か「そもそも人の不幸を嘲笑うお前らの方が怪しいんですけど！！」

モブ「いやいやw俺らが笑ったのはかなめに対してだからw」

か「……..」

か「……無駄か」

そう言ってかなめは教室を出て行ってしまった

訳がわからずおどおどしている俺にあいつが話しかけてくる

ボス「….wwwな？今のでわかったでしょ？w」

ボス「ああ、あれ全部口合わせてやってるからwww」

A「…….は？」

昨日のあれは夢じゃない……..？

ボス「仲間に裏切られた気分はどうですか〜www」

A「……….」

俺はただ呆然と立ち尽くすしかなかった