※いきなり始まります
ラグーザの友達[ ]
書斎での夜
パンッ パンッ パンッ パンッ
『あっ// あぁん// おっ//
ほぉっ// ッッッ~~~』
パンッ パンッ ゴリッ ゴリュッ
『あぁ〜〜〜〜ッッッッッ///』
ドリュリュュュュュ
『ハァ〜// ハァ〜// ハァ〜//』
〈クソッ!〉
パァンッ パァンッ パァンッ
〈あいつらッ ◯◯企業の奴ら目
商売がこの俺の企業を上回ったぐらいで
調子に乗りやがってッッ
この私をっこけにしやがってッッ〉
パンパンパンパンパン
〈あ〜クソっ!
どうしてどうしてどうしてどうしてどうして‼︎
あんな奴らにッッッ〉
パァンッ ゴリュッ
『あぁ〜〜〜〜〜ッッッ///』
ドリュュュュュュ
〈はっw 本当にお前はいい顔をするな
やはりお前を“飼って”正解だったよ
かなりの値段だったから飼うか迷ったが
大金を叩いた甲斐があったなww
こんなにも美しいお前を俺の手で
ぐちゃぐちゃにできるなんてこんな楽しいこと
ないだろ?ww〉
そういうとご主人様は俺の髪を掴んで
引っ張り上げてきた
『イッッッッッ』
〈なぁ〜?お前もそう思うだろ?ww
なぁ?なぁ?なぁ?なぁ?なぁ‼︎〉
『お願ッいだからッッもうっやめてッッ』
〈は?〉
バシッッッッ
『がはッッッ⁈』
〈ご主人様に向かってその態度はなんだッ!
やめてじゃなくて、やめて下さいだろ⁈〉
〈そもそもペット風情がッッ口答えするな‼︎〉
バシッ バシッ バシッ バシッ
そう言いながら俺をご主人様は何度も何度も
打ちはじめた
『ごめんッなさい ごめんなさいッッ
ごめんなさい‼︎
次からは気をつけますからッッもう
やめてっ下さい、、、』
ピタッ
〈あははははは!
そうだよっお前らペットはな〜
ただご主人様に従順でいればいいんだよッッッ〉
パンッ パンッ パンッ パンッ
『あっ// もうイクッッ イギますぅ〜〜〜///』
〈そっか、、、 ならさっさとイケ〉
パァンッッ ゴリュリュュ
『あぁ〜〜〜〜〜〜ッッッッ///』
ドビュルルルルルルルルッッ
『あっ、、、 //(チカチカ』
〈まさかとんだのか?
ハァー、、、おまえは本当に
最高だよww
お前は一生私のペットだ
どこにも逃さない私の私だけの“ペット”〉
そういうとご主人様は八つ当たりに飽きたのか
自室に戻っていった
『ハァ〜』
(いつまでこの生活が続くんだろう
てかなんだよ、ご主人様ってw)
ジャラ
(こんなものがなければ、こんなところ
今すぐにでも出て行ってやるのにな、、、)
そう俺の首には鍵穴があるほかなんの変哲もない
鉄で作られた“首枷”がはめられている
だが、これこそが人外の力を抑え生け取りにし
人外のペットなどという概念をこの世界に
生み出してしまった恐るべき物なのだ
これがあるからこそ人外はいつまでたっても
人間のペットのままなのだ
だがこの首枷を外すこともできる
手順は簡単だ
ただご主人様が持っている鍵をこの首枷に
ある鍵穴に差し込めばいいだけの話だ
だがその可能性は極めて低いだろう
なぜなら人間たちはこの関係に酷く執着している
からだ人間たちは俺ら人外よりも上の存在である
という事実にどうしようもない
“優越感”を覚えており
絶対にこの関係を脅かしてはなるものかと
いうその感情が俺ら人外たちをペットとして
扱うことによって躾などという行為を行い
いかに人間が人外たちよりも上の存在かと
いうことを体に教え込ませるのだ
実際に俺たち人外は人間に抵抗しようだなんて
考えることすらとっくのとうに諦めていた
それは俺もおんなじだ
それに俺は人間に逆らったらどんなしまつに
あうのかをこの目で見た事がある
あの時、俺がもっとちゃんとしていれば、、、
(いやっこんなこと考えても意味なんか
ないか、、、どうせここから抜け出すことなんて
できるわけないんだからな笑 でも、、、)
【〈お前は一生俺のペットだ
どこにも逃さない俺の俺だけの“ペット”〉】
(ペットか、、、)
俺は考えるのも面倒になり眠りについた
【[ねぇねぇ知ってる?ラグーザ〜]
『あぁん?なんだよ、、、』
[ちょwあぁん?って柄悪いな〜
本当に貴族?ww]
『うっせ!いいから早く本題を話せよ』
[あっそうだった‼︎ で話しの続きなんだ
けどね知ってる?]
『知らねえから聞いてんだろ⁈』
[あはははwそうだった
で本当に話しの続きに入るんだけどね
ある昔の絵本のお話なんだけど
お姫様がね、ある悪い王様に囚われて
しまったの でもねお姫様はね必ず王子様が
迎えにきてくれることを信じていたの
だから怖いものなんて一つもなかったの]
『そんなことで?』
[そんなことで!]
[でねある日お姫様がねその悪い王様とね
無理やり結婚させられそうになったの
でもお姫様の好きな人は王子様だから
必死に逃げたんだけどとうとう追い詰められ
ちゃってねお姫様が無我夢中で
助けを求めたの
精一杯の声で“助けて”てね
そしたら王子様が助けにきてくれて
その悪い王様を倒してお姫様と王子様は
幸せになりました
というお話があるの!どうどう?
どうだった?]
『いや、どうだったと聞かれても、、、』
[今の僕たちと似てない?
このお姫様]
『ツッ!』
[この悪い王様に囚われているとことか
“助けを求めている”とことかさ笑]
『でも王子様はお姫様のところに
やってくるんだろ?
俺らは男だぜ』
[え〜、でもラグーザはお姫様みたいに
美人さんだから王子様、迎えにきてくれると
思うけどな〜]
『なっ⁈ッッッ///』
[?あれ?もしかして照れちゃった?w
あれあれ〜wラグーザくん恥ずかしく
なっちゃったのかな〜?w]
『ツッッ〜〜〜//うっせえ‼︎』
[でも本当に君は美しいよ
綺麗な白銀色の髪にまるで宝石のような
全ての光を反射する美しい紅の瞳
羨ましいない〜]
『、、、別にお前もっ美人さんだと、思う//
お前の金色の髪も深い森のような翠色の瞳
も、、、おっ俺は好きだけどな!ッッッ///』
[えっ⁈ いっ今なんて‼︎]
『うっうるせぇ//もう二度と言わねぇ!//』
[え〜‼︎なんでよッ!別に減るもんじゃないん
だからいいでしょ!]
『うるせぇ!俺の寿命が縮むんだよ‼︎』
[ちょっと縮んだぐらい吸血鬼にとったら
どうってことないでしょ⁈]
『ーー〜〜-ー⁈』
[〜ーー〜ーー〜!]
『ーー〜ー〜〜〜ww』
[〜ーww]
バシッ バシッ バシッ バシッ
『おっお願いします!
もう逃げようだなんてしません‼︎
いうこともちゃんと聞くから
だからっだからもうッ辞めて下さい‼︎ッッッ』
[ハァー ハァー ハァー]
〈何をいっている?これはお仕置きだぞ?
私に逆らったらどうなるのかきちんと
体に教え込ませないといけないだろ?笑〉
『でっでもこれ以上やったら
死んじゃいます‼︎』
〈確かに希少なエルフを失うのは
勿体無いか、、、〉
『じゃッじゃあもう‼︎』
〈なんて言うと思ったか‼︎w〉
『えっ?』
〈別にお前らペットが1匹死のうが
どうでもいいww
変わりはいくらでもいるんだしな!
それにこいつがいなくなったならまた新しい
ペットを飼えばいいだけの話しだしなw〉
『なっなにを言って⁈』
〈そういえば私ペットを殺したこと
なかったな〜これを気に殺ってみるのもいいかもしれないなww〉
『やっやめて‼︎ッッッ』
ザシュ
ゴトッ、、、
『はっ?うっ嘘だろ?笑
そんなわけッそんなはずない‼︎
だってこんな、こんなことって、、、』
〈あはははははは!
最高に愉快な気分だよ今w
もっとお前の絶望に歪んだ顔を私に
見せてくれ‼︎w〉
『あ“っああッッああああああ”あ”あ”あ“あ”‼︎』】
『はっ‼︎』
『ハァー ハァー ハァー』
(なんだ夢か、、、)
【[助けを求めたの
精一杯の声で“助けて”てね
そしたら王子様が助けにきてくれて
その悪い王様を倒してお姫様と王子様は
幸せになりました]】
(そんなのただの迷信だッ
だけど、もし本当にそんなことが有り得るの
だとしたら、、、
本当に王子様が助けに来てくれるのならッッ)
『助けて』
コメント
0件