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『助けて』
「?今誰かに呼ばれたような、、、」
「まぁ僕には関係のないことか」
「はぁ〜あ」
「人生」
「つまんないな〜」
僕の名前は叶
僕の家は父さんがなんかいい会社の社長
らしくて世間的には金持ち?
とか言うらしい、、、
それに金持ちだから身分?みたいなのが結構
高いらしく、周りの人達が僕らを見ると
すぐさま頭を下げて媚びへつらってくる
僕はそれがどうもあまり好きではないのだが
決してこの生活に不満があるわけではない
だって月にお小遣いはいっぱいもらえるし
買いたいものはなんでも買えるし
家だってものすごく広い
こんな生活は誰しもが手に入れられるものでは
ないのだろう、、、
特に“人外”とかは
だからこそ僕は物凄く恵まれていると思うし
人間に生まれてきたことに感謝もしている
でも、いやっだからこそ
こんな順風満帆な人生がつまらないのだ
「はぁ〜あ」
「僕なんの為に生きてるんだろう?」
(誰も本当の僕なんか見てはくれないのに)
そう、周りの人達がよく僕に親切に接したり
してくれるのは僕だからではなく
父さんの息子だからだ、、、
さっきも言ったが父さんは人間の中でもかなり
身分が高い方だ
だからこそ父さんに気に入られようと
まずは父さんの息子である僕に近寄ってくる
奴が多い
(あ〜ぁなんか楽しいこととかないかな〜、、、)
(もっとこう僕の人生に彩りを与えてくれる
何かがあればな〜)
ガチャ
〈おいっ〉
「うわっ、もういつも言ってるでしょ?
部屋に入る時はノックぐらいしてよね」
「父さん」
〈明日の夕方に人外オークションに行く
準備をしておけ〉
「えっ?明日?てかもうこの家には
3体もいるでしょ?」
あっ、、、ここで一応説明するけど
人外を飼っている人が誰しも乱暴に扱うわけ
でらないからね!
ただそういう風に扱う人が多いってだけで
だから僕の家は人外をペットではなく
家政婦?召使い?みたいな感じのまぁ簡単に
言うと家の雑用をしてくれる人的な感じで
扱っている
でもそこは人外というのもあって
人間と同じような生活を送れるわけではない
この世界は“人外は所詮人外”という感じだから
仕方がないのかもしれないが
まるでペットのように扱われている人外達を
見ているとあまりいい気分はしない、、、
〈お前、もう忘れたのか?
つい先日にその3体のうちの
1体が死んだだろう〉
「あ〜、確かにそんこともあったような
なかったような〜、、、」
〈まぁいい、、、明日の夕方に間に合うように
支度をしておけよ〉
「はーい」
「あっ、そうだ!
父さんって僕のこと
好き?」
〈ハァー、
お前にいつも言ってるようにお前は
ただの俺の息子だ
それ以上でも以下でもない〉
「あははw そう言うと思ったよ」
〈用がないなら俺はもう行く
ここにいても時間の無駄だからな〉
父さんはそう言い残すと僕の部屋から
出て行った
「はぁ〜あ」
(【〈それ以外でも以下でもない〉】か、、、〉
(それに結局今日も名前呼ばれなかったな)
(てかそれって僕には興味がないってこと
でしょ!)
「いつからだっけな〜」
(父さんが僕を
名前でよばなくなったのは、、、)
僕がそんなことを考えていると
睡魔が襲ってきて意識がだんだんと
遠のいていった
『はあ〜、、、』
(今日もご主人様の所に行かないと
いけないのか〉
『逃げよっかな』
(………………………………
…………………………………)
『はッ⁈』
(おっ俺、今…なんて?)
(なんで俺、こんなことッッ!)
(【〈何をいっている?これはお仕置きだぞ?
私に逆らったらどうなるのかきちんと
体に教え込ませないといけないだろ?笑〉
〈別にお前らペットが1匹死のうが
どうでもいいww
変わりはいくらでもいるんだしな!
それにこいつがいなくなったならまた新しい
ペットを飼えばいいだけの話しだしなw〉】)
(そうだよな笑)
(俺たちは所詮人外、、、
この生活から抜け出すことなんて
できやしないんだ〉
そんな無駄なことばかり考えていると
気づけば俺の前にはご主人様の書斎の扉が
目に入った
俺の格好は今、白いカーディガンを
羽織っている
だがこのカーディガンは裸が透けて見えるほど
透け透けでほぼ全裸と何も変わらないが
ご主人様はこの格好が一番そそられるらしい
俺にはわからないが、、、
『スゥ〜ハァー スゥ〜ハァー、、、』
俺は深呼吸をして扉を叩いた
コンコンコン
〈入れ〉
『しっ失礼ッします//』
この格好で人前に立つのはいつまで経っても
慣れやしない
俺は緊張して震えている声を落ち着かせ
書斎に入るとベッドに腰を掛けたご主人様と
目があった
〈いつ見てもその姿にはそそられるなw〉
〈それにお前、昔と比べると
随分とエロい体つきになってきたな笑〉
〈まぁそれは私が毎晩毎晩お前を
犯してやっているからかww〉
『〜ッッ//』
〈だが今日は特に疲れているのでな
いつも私が一方的にお前をイカせているから
今日はお前にイカせてもらおうかなw〉
『そッそれは、どういう?』
〈なに、簡単なことだ
お前が私のを咥えれはいいだけのことだ〉
『えっ⁈それッて、、、』
〈何をぐだぐだしている!
はやくこっちに来い‼︎
それともこの私にお仕置きして
もらいたいか?〉
『いっいえッ!そんなことは決してッッ‼︎』
〈なんだ、つまらんな
久しぶりにお仕置きでもしてみたいと
思っていたのだが、、、 ブツブツ… ッッ…〉
ご主人様が独り言を呟いている間に
俺は急いでご主人様のもとへ近づいた
それに気がついたご主人様が
ズボンのファスナーを開け
自分のを俺に突きつけてきた
〈咥えろ〉
俺はそれを咥えられるようしゃがみこんで
ご主人様のそれを
咥えた
『はむッ//〜〜ッッ//チュっ//んっはふ//』
(いつも後ろに入れられてるだけだったから
気づかなかったけどめっちゃ大きい!)
(やばい顎が疲れてきた、、、)
俺がそんなことを考えていると
〈お前、フェ◯下手だな笑〉
〈仕方がないからこの私が手伝ってやるよ〉
そういうとご主人様は俺の頭を掴んで
思い切り自分のものに押し付けてきた
『ん”ッッッ!』
(やばい喉にご主人様のが当たって息が
苦しい!〉
俺はこの状況から逃れようと一生懸命
踠くが頭を押さえつけている力が強すぎて
ビクともしない
そして、そうこうしているうちにご主人様の
がさっきよりも大きくなって俺の口の中は
ご主人様ので埋め尽くされていた
(やばいッマジで意識が、、、)
ビュルルルル
『んぐッ!』
俺は口の中でネバネバとした液体が
飛び出てきた勢いで意識が戻りその液体が
なんなのかも理解した
(やばいッこれって、、、)
俺は急いで口の中のものを吐き出そうと
手を口の前に持ってきたその時
〈吐くなよ〉
〈全部飲め〉
〈これは命令だ〉
ご主人様のその一言で俺はその液体を
吐き出そうなどと考えるのをやめて
必ず飲み込むということだけに意識を
集中させた
『んっ』
(やばい、吐きそうッッ)
俺はこれを飲み込むなんて経験は初めてで
こんなにも気持ちが悪いものだとは
思わなかった
だけどもし仮にここでこの液体を吐いたら
必ずお仕置きされることはわかりきっていた
だから俺は涙目になりながらもそれを
必死に飲み込もうとしていた
そしてそんな俺を愉快そうに見下ろす
ご主人様が怖くて怖くて仕方がなかった、、、
『ごくッッ』
『うッッ ハァー ハァー ハァー』
(危なかった、、、)
(もうちょっと飲み込むのが遅かったら
吐いてたな)
〈お〜よく飲み込めたな〉
〈初めてにしては上出来だ笑〉
〈さて私はもう疲れたから休むとするよ〉
〈お前はもう帰えれ〉
〈そうだ明日はもっと楽しいことをする予定
だから楽しみにしてろよ
私のペットww〉
そういうとご主人様は寝てしまった
『明日はもっとって、、、』
(まさか、、、)
『お仕置きッ!』
(そういえば
【〈なんだ、つまらんな
久しぶりにお仕置きもしてみたいと
思ったのだが、、、 ブツブツ… ッッ…〉】なんて
ことを言っていたような)
『やばいッ』
(このままじゃ俺もあいつみたいに、、、)
(ダメだ!あいつに救ってもらった命を
こんなところで無駄にできるかッ!)
(だが逃げようたってどうやって
逃げればいいのか、、、)
俺はご主人様を起こさないように
逃げれるような場所はないか探していると
ガチャ
『あっ!』
(窓の鍵が空いてる‼︎)
いつもなら用心深いご主人様は窓の鍵を
しっかりと閉めるはず
だがこうして開いているということは
本当に相当疲れていたのだろう
(だがこっちにしたら好都合だ!)
(ここからなら逃げられる!)
俺は窓から下を覗き込み高さを測った
せいぜい低く見積もって3階分くらいある
(結構高いな、、、)
(こりゃあ飛び降りたら軽傷では
済まないだろうな)
(だけど俺は吸血鬼だ!
しかも元祖の血を引く)
『大丈夫、俺ならいける、、、』
(大丈夫、大丈夫だ、、、)
俺は震える足に力を込めて勇気を振り絞り
後ろを振り返って今どんな状況になっている
かも知らないで眠りこけている男の顔を見た
(こいつがいなければ今頃あいつも、、、)
(それに人外がたったの1匹で逃げたとして
この先、人間達から逃げ切れるだろうか、、、)
(どうせすぐに捕まって今よりも
もっと酷い目に遭うかもしれない、、、)
(こんな時にあいつがいれば、、、)
(俺の隣でいつもみたいに脳天気な笑顔で
立ってくれていたら)
(いやっ今そんなこと考えても
意味なんかない)
(今はここを飛び越えることだけに
集中しろ‼︎)
『行くぞッ、、、俺ッッ!』
バッッッ
そう言って俺は勇気を振り絞り街の光と
月の光しかない暗闇へと身を投げた