次の日───
「今日一時間目から社会かよぉ!」
何で社会ごときでわめき声出してるかって?理由は簡単。先生が嫌いだから!別に社会自体が嫌いな訳じゃないんだけど、先生が嫌いなせいで社会が嫌いになりそう…
「わー、社会だー」
「小テストあるってよ」
「おー、じゃあ、ノー勉でいこ」
「マジか!?」
このにこにこしててノー勉って言ってる男の子がゆきなり、すっごく喜怒哀楽がはっきりしてて、今驚いてるのがゆきみだよ。
「ってか、今日テストなの!?」
「あー、そう言えばアオイは一週間前休んでたもんねー、その時に今日テストって言ってたよ」
「ま、マジかぁ…」
「まあまあ、教科書見てたら?」
「そうするよ…」
俺は半分諦めて教科書を見た
「えっと、確か古今和歌集を作ったのが紫式部で」
「紀貫之ね!?」
「藤原頼通が作ったのが東大寺」
「平等院鳳凰堂!ゆきなり!わざと間違えてるのは分かるけど本当のテストでそう書かないでね!?」
「分かってるって!」
ゆきなりはこんな風にたまぁにふざける。でも、ちゃんとした優等生だ。
「えっと、摂関政治で最も栄えた頃の人は中臣鎌足」
「ホントに大丈夫かなぁ」
それは俺も同意する。
「あー、そういえば、アオイ、この前休んでたじゃん?」
ゆきなりが言ってきた。
「あ、そうだよ」
「その時、屋上にいた?」
「っ!」
まずい、バレたか?いや、そんなわけない。だって屋上は誰も入れないし……まあ俺はこっそり入ったんだけど、屋上って誰にも見えないし…
「…図星?」
「いや、そう思われてるのが心外だなぁって思って」
「……」
意外にゆきなりは俺のことを心配してくれている。鈍感だけど、気付くとその事しか集中するんだ。
「そっか、俺の勘違いか」
「うんうん、俺がそんなことするわけないじゃん」
「それもそっか!」
信じてもらえた……
キーンコーンカーンコーン
「………/(^o^)\詰んだ!」
「はーい、それじゃあ、テストやりますよー」
「テスト楽しみだなぁ!」
「本当にノー勉で大丈夫そ?」
ゆきなり………本当にノー勉でいく気だ……
「あ、テスト配られた」
よし、頑張るか
うん、うん、うん
途中字が汚すぎて読めねぇよ!
もう3番から10番なんて何てかいてあるか分かんないって!?
テスト終了
「うわぁ、難しかったぁ」
「だねえ」
「あー、早く家に帰ってゲームしたい」
あの後何とか解読できた。良かった良かった。
「テスト楽しかった~」
「「マジか」」
ゆきなり、ちょっと皆と感受性違う…
「次の時間、理科の小テストだって」
「計算?」
「うん」
「っしゃ!」
マジか…
「ってかさ、途中字読めなかったよね!?」
「何か字が…ねw」
ゆきなりが笑った。まあ、いつものことだ。
「あー、早くテストしたい」
「……」
もうつっこむのをやめた。
休み時間──
「ゆっきなりー!」
「黙れ」
授業終わってから2秒も経ってないのにゆきなりの側に来たのはなぎさ。学校ではメイク禁止なのにメイクを実はしているんだ。先生にはバレていないみたいだけど…
「ねぇ、テストどうだったー?」
「楽しかった~!」
「え」
そりゃそうなるわな。
「あ、アオイはどうだったー?」
「俺?あー、すこぉし大変な訓練だったが、なんとか突破できたぞ?」
「マジでぇ!?俺読めなかったんだけど」
「「マジかぁ」」←二つの意味で
なぎさみたいに俺の言ってることが分かる人もいる。すっごいよね。
「ってか、まずなぎさは勉強しろ、全教科あわせて100点がさらに下がるぞ」
「べ、別に3年生の時に高得点取って、受験の時にまた高得点取れればゆきなりと同じ高校入れるでしょ!?」
「俺と一緒の高校に入る前提でいるな」
なぎさはよくゆきなりと一緒にいることが多い。ゆきなりは嫌々だけど……
「ってか暑くない?」
「だなぁ、いや、真夏に学ラン着させる学校ってどうかと思う」
「どんだけここブラック何だよ…」
今日の今の気温は36度。いや、死ぬて。
「今日の最高気温45度だってさー」
「先生たちは俺たち生徒を殺す気なのかな?」
「絶対に殺す気だ。まともな学校はこういう日は休校にするはずだ」
「だよね!」
俺たちがどんどん話していると
キーンコーンカーンコーン
「「「……戻るか」」」
鐘が鳴ったので自分の席に戻ることにした。
放課後───
すんごく時が進んだのは気のせいね?
俺はバスケ部に入ってる。あと、陸上部にも入ってるんだ。因みに、あつひろもだ。
「うわぁ、部活嫌だけどやんねぇと!」
「頑張ろうぜ!」
「うん!」
なぎさとゆきなりは野球部だ。すごいよね。
……以上!
自宅───
家に帰ったらまずお風呂に入って、ごはん食べて、歯磨きして、寝る!これが俺の一日だ。
まあ、寝る前に薬を飲んでないとダメだけど。精神安定剤!これを飲まないと明日俺が大変な事になるからだ。
でも、副作用があるから嫌なんだよね……その副作用は何かって?
ふっふっふー、闇の中で目を閉じてしまうと俺が変に曲がってしまったり、現実がわかんなくなってしまったりしてしまうんだ!
………ワケわかんないね。
まあ、飲まないと大変な事になるってこと。危ないやつじゃないから安心してね。
「よし、飲めた!寝よ!」
ようやく寝れる。寝たくはないけど寝ないとね。
第3話おわり!
途中の物語、本当にあった話だったけど、まあ前の事だから☆(おい)
次は少し鬱展開にさせよっかな?(おい?)
いや、しないかもしれないから!ネタバレじゃないね!うん!(そんなわけないだろ)
ってか、僕、有言実行しないんだわ(えぇ…)
コメント
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登場人物以下略~ 九鬼りんと…12歳。アオイと一番仲がいい。あんまり物語にはでないと思う(おい) これしかねぇ…(えぇ…)