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猫とろ
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ねらち
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コメント
1件
あおいです、読ませていただきました🌷 れむの予知夢、最初は詩織さんとの甘くて優しい時間でほっこりしたのに、後半の不穏な空気への切り替わりが本当に巧みで…一気に引き込まれました。光の翼の美少女が「仲間だから」と手を差し伸べるシーン、美しさと得体の知れなさが両立していて、背筋がゾクッとしました。それでいて「私には彼女がいるんだから」と自分を律するれむのクールな強さも素敵。朝食の丁寧な支度や風に揺れる制服の描写に、日常への愛おしさが滲んでいて、だからこそ余計に不穏な予感が胸に残ります。続きが気になって仕方ないです…!
大野れむの予知夢。不穏な予感!
大野れむは、銀髪を腰まで真っ直ぐに伸ばした、172センチの長身の美少女だった。
スタイルは抜群で、Gカップの豊かな胸を抱き、クールで近寄りがたい雰囲気を纏っている。
稀に未来を見る「予知夢」の能力を持つ彼女は、これまで特に意味を持たない夢ばかりを見ていた。
通学路で小さな犬と出会う夢。
雨が降る前に傘を持っていくべきだと知る夢。
好みのタイプの女の子と出会い、恋に落ちる夢。
その相手は、緑髪のボブヘアをした高橋詩織だった。おっとりとして優しく、一緒にいると自然と肩の力が抜ける子。
れむは、詩織と恋人になった。
放課後の教室に二人きり残った夢では、詩織が「れむさん、今日も綺麗だね」と微笑み、銀髪に指を絡めてきた。
れむは普段のクールな表情を崩し、そっと詩織の頰に触れる。
唇が触れ合うと、詩織はくすぐったそうに目を細めた。れむの大きな胸が詩織の身体に柔らかく押し当てられ、二人はしばらくそのまま抱き合っていた。
詩織の小さな手がれむの背中を撫で、れむは詩織の緑の髪に顔を埋めて、その温もりを確かめる。静かなキスを何度も交わし、額を寄せ合い、「好きだよ」と小さな声で伝え合う——そんな、穏やかで甘い時間だった。
そんな平和な予知夢ばかりだったのに、最近は様子が違う。
夢の中で、超能力を持つ者たちが、能力を持たない者を追い詰める光景が繰り返されるようになった。
最初は小さな諍いだったものが、次第に大きな争いに発展していく。街が分かれ、人々が敵と味方に分かれ、衝突する。
その中心に立っていたのが、一人の美少女だった。
背中から六枚の光の翼を広げ、空から降りてくる。
薄い金髪を足元近くまで伸ばし、白い薄衣のようなワンピースを纏っている。
生地が透け、Cカップほどの控えめな胸や、細い腰のラインがほのかに見える。
天使のように清らかで、しかしどこか絶対的な存在感を放っていた。
彼女は超能力者を束ね、増やしていた。適合性のある者にのみ能力を授け、授かれなかった者や無能力者は徐々に居場所を失っていく世界。
美少女しかいないこの世界なのに、どうして争わなければならないのか。れむは夢の中で強く思う。
『みんな、仲良くなってほしい』
すると、光の翼を持った美少女が、れむの方を見て微笑んだ。
「大丈夫。貴方は仲間だから」
そう言って、白い手を差し伸べてくる。
その瞬間、れむは不思議と安心してしまう。この人の元にいれば、自分は守られるのだと。
だが同時に、強い不安もよぎる。
本当に、それでいいのだろうか?
——そこで、目が覚めた。
れむはぐっしょりと汗をかいていた。
ネグリジェが肌に張り付いている。額の汗を拭い、ネグリジェを脱いで浴室へ向かう。
シャワーの温かい湯を浴びながら、彼女は考えた。
「ただの夢だったらいいのに……」
光の翼の美少女の顔が、脳裏に残っている。素敵だと思ってしまった自分が、少しだけ情けなかった。
「ダメダメ。私には彼女がいるんだから」
首を横に振り、シャワーを止める。身体を拭き、白いブレザーの制服に袖を通す。銀髪を軽く整え、鏡の前でいつも通りのクールな表情を作った。
朝食は手軽だけれど気を遣ったものにする。
フライパンで卵を焼き、スモークサーモンとアボカドを添えたオープンサンドを二枚。
珈琲は豆から挽いて、香りの良いものを淹れる。
プレートに綺麗に盛り付け、一人分のテーブルを整える。オシャレで、でも作りすぎない。
れむらしい朝食だった。
食べ終え、荷物を持って家を出る。
今日も良い天気だ。
青空の下、制服の裾が風に揺れる。
学院が好きだ。詩織が待っている。
あの穏やかな日常が、崩されないことを願う。
銀髪を風になびかせながら、静かに歩を進めた。
予知夢が、ただの夢であることを祈りながら。