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怖い、怖い……。心臓が早鐘を打つ。身体を震わせながら、目いっぱいに瞼を閉じ、強く願った。
「ごめんなさい……」
数年前の、幼い頃の記憶。
公園で鬼ごっこを二人でしていたとき、ふと、血がポタポタと垂れている〇〇君の姿が視界に入った。
「〇〇君ちょっと待って!」ボクは呼び止めながら急ぎ足で駆け寄る。
〇〇君はポカンと口を開けていたが、僕の慌てた様子を見て自分が膝を擦りむいていることに気がついた。
けれど、〇〇君はボクを見つめ再び微笑んだ。
〇〇君はボクより年下なのに、一度だって怖がるそぶりを見せなかった。そんなけなげな子が、なぜか少しばかり、気になった。
でも見ているだけで治りそう、そう心の底から思えてきたんだ。
〇〇君といると、たまに不思議な気持ちになった。初めての感覚だったけど、これが深い友情ってやつなのかなって、少し嬉しかった。
一応、痛まないよう〇〇君の足を支えながら すぐ近くにあった水道で膝を洗ってあげた。
〇〇君は「ありがとう」とボクに笑顔を向けた。
「痛くない?」とボクは心配した声で言うと
「うん平気!」と返されホッとした。
だが、その穏やかな日々は、長くは続かなかった。
ある日のことだった、
ボクは〇〇君を見かけることがなくなった…
風邪でも引いたのかな、と最初は軽く考えていた。
だが、何日も〇〇君が公園に来ないのは、やはりどこかおかしかった 。
あれほど元気な〇〇君が、こんなに長く休むなんて、聞いたこともない。
その違和感が、ざわざわと胸の奥を揺らし、
ボクは〇〇君の家へと足を向けた。
〇〇君っていますかー。
ボクは少し玄関前で躊躇しながらもチャイムを鳴らした。
すると、細身の女性が出てきた。あまりにも美人で、ボクは思わず見惚れてしまった。
「”〇〇に会いに来たの?”」と聞かれ、思わず
「 は、はいっ! 」と大きな声で応えてしまった。
結構恥ずかしくて…帰りたいすら思えたんだ。
けど〇〇君のお母さんは、ボクの様子を察してくれたのか。
「大丈夫よ 」 と微笑み頭を 軽く撫でてくれた。
〇〇君と顔が似ているな、とぼんやり考えていると。
「家に上がっていく? 」 と言われ、
ボクは迷わず頷いた。
周りを見ると「凄い…」と口から言葉を零してしまった。
これまで〇〇君の家に遊びに行ったことがあるが家の中も広く、近所では1番目立っている。
慣れないなぁと思いつつ〇〇君の部屋の前に行きノックをした。
コンコン「〇〇君、いる?」
ドアの前で立ち尽くすと、小さな声で
「いるよ…」と細い声が聞こえた。
ボクは〇〇君の部屋に入るなり、息をのんだ。
まるで人形のように表情をなくした、不気味な〇〇君がそこにいた。
足元を見ると、物が散乱している。その中でもひときわ目を引いたのは、 〇〇君が大切にしているはずの本が無残に落ちていることだった。
初めてこんな姿を見たとも言えるほどだった。
「大丈夫?」 とボクは恐る恐る言葉をかける。
〇〇君は振り絞った声で「うン…」とだけ応えた。
絶対嘘だ…ボクは感じた。
「何があったの?」
無視ができるわけもなく弱った〇〇君を見つめて言うと。
「なにも…」 顔を逸らす〇〇君は少しだけ前みたいな人間らしさを見せたが、ボクは「そう」としか言葉が出てこなかったのだ。
ここにいたくない想いが強かった。
〇〇君は素っ気ない声で言ったボクを見つめ、少し何か言いたそうな反応をして「うん…」と結局は何も言われず返されてしまった。
振り返ることもせずボクは「じゃあね」とだけ言った
その言葉は〇〇君にはどう聞こえたかわからないけれど、今すぐにも〇〇君の家から逃げたかった。
大雨がふりだして
〇〇君のお母さんが傘借りてく?と聞いてきたが「いらない」とだけ言葉を残し玄関を出た…。
自分の家に着いて、 ようやく少しだけ気持ちが落ち着いた。
びしょ濡れになったスボンや服を洗濯機に入れる
部屋で着替えを済ませ ベットに潜ると
布団の温もりで寒さが消えて暖かかった。
目をつぶり 楽な体制をとると 徐々に睡魔が押し寄せてきて、 いつの間にか眠ってしまった。
目が覚めると、真夜中の3時。酷く喉が渇いていた。
電気もつけず、
取り憑かれたように台所へ向かう。
コップいっぱいに水を注ぎ、喉を満たすように
一気に飲み干した。
ギシギシ
音に反応してコップを落としてしまった。
音がこっちから聞こえる。
きっとお母さんなんだろう、と思い込んだ。
こんな時間まで起きていたらさすがに怒られるだろうなと思い、すぐ素手で割れた破片を拾ってゴミ箱に捨てる。
少し血もでたがあんまり気にすることはしなかった。
お母さんに見つからないといいけど…
部屋に戻り布団を頭から被る。
まだ3時か…
ボクはいつから血が怖くなくなったんだっけ。
(あれ……?そうだ、蛹悶¢迚ゥとはどうやって知り合ったんだっけ……)
疑問が次々と頭の中に浮かんでくる。
蛹悶¢迚ゥが怪我した時…血を見るだけでも怖かったのに。
今では血が平気になっていた。
(…あれ?なんでボクお母さんとすれ違わなかったんだろう。)
じゃあさっきの音はなんだったんだ?
音は近かったし、コップを落としたんだから音で気づかれるはずなんだけどなぁ
ふとボクは布団から顔を出し、なんとなく時計を見つめる。
(時間が進んでいない…)
ずっと変わらないとこを針で刺してる…
ボクは目を丸めた、時計の音がしない。
むしろ何も聞こえない。
鼓膜が破れた?そう思ったが、ちゃんと音を立てると聞こえる。
視線を足に落とすと、勝手に足が外へ向かっていた。
戻るべきか迷ったけど、どうにも行かなきゃいけないような気がしたんだ。
やっぱり外は静まり返っていた。聞こえてくるのは、 自分の足音だけ。
足が止まった。周囲を見渡すと、見覚えのある公園がそこにあった。
毎日蛹悶¢迚ゥと遊んだ日々が蘇る…
また罪悪感が来た。
視界が蠢いて、ひどく気持ちが悪い。
吐き気がする…。
それと同時に、今まで感じたことのない感情が押し寄せてきた。
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(なに、これ……?)
自分でも何を言ってるのか分からない。
分からないから気持ち悪い…。
う”ぇ”
我慢ができなかった。
今にも倒れそう。
(怖い怖い。)
(嫌だ嫌だ嫌だ………)
突然すぎて頭がおかしくなりそう、。
「やば……」
そこで意識が途切れた。
目覚めると公園はなく。
汚れひとつない、一面の真っ白い空間にいた。