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「それでは海春お嬢さま、なにもご心配なさらず、ゆっくりとお休みくださいませね」

「う、うん……。おやすみなさい、シャルロット」

おやすみなさいませ、とシャルロットはドレスをつまんでお辞儀をして、静かに扉をしめて去っていく。

レインとの食事を終えて自室に戻ってきたわたしは、白大理石で造られたこれまたあっけにとられるほど広く豪華な浴室で湯浴ゆあみをさせてもらい、用意してもらった丈の長い寝間着に着替え、もう寝るだけという状態になって寝台のふちに腰かけていた。

寝台には、レインがそろえてくれたと思われる小花模様の羽毛ふとんに羽根枕、寒くないようにとの気遣いからかやわらかい羊毛の毛布がいくつか置かれていて、寝台の脇には淡い水色のガラス玉の乗った丈のある照明が用意されていた。

ガラス玉の中は蝋燭ろうそくを灯せるようになっていて、部屋の明かりをすべて消してこれだけをつけたら、青く美**************************

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