(hb side)
例の玩具がバレてから数日が経った。
とくに奏斗の態度は変わらんし、なんとかいつも通りに過ごせている。
いやぁ、、軽蔑されたり、拒絶されたりしなくて、本当によかった..。
今回ばかりは寛大な奏斗に感謝だわ。
こんまま、この事には触れないでいてくれると、助かるんやけど、、、。
今日は、奏斗と俺ん家で歌ってみたをとる予定だ。
あれから2人きりになる事が無かったから、緊張するわぁ、、。
普通にしなきゃ、、。
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kn「あれぇ? なんか今日部屋綺麗だね」
hb「へ? あぁ、少し掃除したー」
久しぶりの2人きりに緊張して、落ち着かなかったので、奏斗が来るまで黙々と掃除をしていた。
kn「え あの雲雀が?嘘でしょ、雪でも降る?」
hb「俺だって、掃除ぐらいしますー」
2週間に1回ぐらい、なら!
kn「えー!そんなヒバやだぁ、、汚部屋のままでいてよぉ〜、僕をひとりにしないでー」
hb「安心しろ、まだ汚いやろ。家」
kn「あは、たしかにww」
掃除したと言っても、まだ部屋にゴミは落ちているし、掃除機も中途半端にしか、かけていない。
気を紛らわす為にやっていただけなので、仕方ないだろう。
hb「早速とるかぁ〜」
kn「やろやろ!」
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hb「なぁ〜、ここの発音分からん」
kn「ふふ、ここね。えっとー、、」
発音がきれいな英語が耳に入ってくる。
本当、奏斗の英語はすごいな、分からんけど、上手いんやろうなぁ、、発音。
いつも教えてくれるの、助かるわ。
声、、きれいだな….。
kn「なぁに、ぼーっとしてんの。ほら、貸してみ英語にルビ(カタカナ)ふったげるから」
歌詞が書いてある紙を渡すと、すらすらとカタカナを書き始めた。
その横顔がすごく綺麗で、、また魅入ってしまう。
睫毛、ながっ、、。
目、きれいだなぁ、、。
ぽーっと見ていたら、チラッとこちらを見た奏斗と目が合った。
kn「もぉ、なに? 僕の顔に何かついてる?」
hb「あぇ、いや、なんでもない」
見てるのバレてた、、?//
kn「集中出来ないならちょっと休憩する〜?」
hb「お、おぅ、、」
やべぇ、、集中しないと、、。奏斗の顔なんて、見てる場合じゃないって、、。
顔でも洗って目覚まして来ようかな..。
切り替えないと。
立ち上がろうとしたが、奏斗の腕に遮られた。
え、なに。
目の前が機材(PCとか)、右側が壁。左側に奏斗が並んで座っていたところ、左側から立ち上がろうとして、奏斗に椅子の背もたれを掴まれた。
唯一出れる左側を奏斗にふさがれた為、立ち上がる事が出来ない。
kn「なんで、僕の顔みてたの?」
hb「え、いや、」
kn「まじで顔になんかついてる?それか、他になんかある?言って」
えぇ、見てただけなんて、言えんッ//
こいつ、圧やばいんやけど、、!
hb「おい、顔洗ってくるから、手退かせって」
kn「だめ、質問に答えてよ」
っ、、// なんなんだよッ、、!
hb「べ、べつにッ、見てただけ。特に何もないわッ」
kn「、、、ふーん」
あ”ぁー、言ったやん、もういいだろってッ!
これ以上詰められたら、ボロが出るからッ!///
奏斗の腕は未だに背もたれを掴んでいる。
kn「雲雀って、、男が好きなの、、?」
は、、。
コメント
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いや、お前が好きなんだけど!?って心の底から叫びました。笑
続きがッ…気になるッ…