短編集

とある日に、おかめさんから連絡がきた。“話がある。”そう一言告げられて、「もしや別れ話では」なんてドキドキしながらおかめさん宅へ向かった。

ピーンポーンとチャイムがなる。

おかめ「きっつん……いらっしゃい。」

狐「お邪魔します。」

おかめさんの家へお邪魔して、リビングへと通される。

そこで、お茶とお菓子を数点出され、おかめさんが雑談を話し始める。

自分は本題が気になってしまって、数分話を聞いてから、本題に切り出す。

狐「あ、あの、連絡の“話”っていうのは…？」

おかめ「あー…」

おかめさんは少し気まずそうにしてから、口を開いた。

おかめ「…その、きっつんの自慰の動画とらせてほしいんだよね…。」

狐「は……？」

いきなり何を言うのかと思えば、自分の自慰動画が撮りたいとのことだった。そのセリフを聴き固まってしまう自分に追い打ちをかけるようにおかめさんは続ける。

おかめ「その、きっつんとつきあい始めてから、自慰がなかなかできなくて…。勃たないというか…。で、きっつんとセックスし終わった時の写真みると勃つんだよね…。だから多分、きっつんとの行為でしか興奮できないみたいで…。かといってきっつんをいちいち呼び出すのはおかしいじゃん…。だから、きっつんの自慰の動画があれば、きっつんの負担にもならないんじゃないかな…って思って…。」

狐「……えっと……。」

なんだか理由になってない気がしたけど、好きな人にこんなこと言われて断れるわけがなくって。それどころか下腹部がきゅんっとしてしまうのがわかる。もうすでに火がついてしまって、期待に後孔はひくついていた。

狐「…わ、わかりました…！」

おかめ「えっ！いいの？」

狐「その……か、構いませんけど……。」

おかめ「……ありがとう。ごめんね……？恥ずかしいのに……」

そういって抱きしめられて、キスされる。その唇の熱さにくらくらしてしまう自分がいた。

ーーーーーーーーー

おかめ「じゃあ撮ってくね、きっつん」

狐「はい……」

おかめさんのスマホのカメラがこちらを向いている。これから自分は自慰をするのだと思うと、恥ずかしくて顔から火が出そうだった。

おかめ「じゃあまずズボン脱いで」

狐「……っ……はい……。」

ゆっくりとズボンとパンツを脱いでいくと、すでに半勃ちになっている自身が目に入る。

おかめ「もう勃ってる……えっちだね」

狐「んぅ……」

おかめ「じゃ、片手で輪っか作って、もう片手は竿を握って上下に扱いてみようか」

狐「わかりました……んんっ……♡」

まず右手を輪っかを作って自身を握り込む。そのままゆっくりと上下させると自身がどくんどくんと脈打っていくのがわかる。

先端から溢れる先走りをローション代わりにして、ぐちゅぐちゅっと卑猥な音を立てながら扱き続ける。

狐「は、ぁ♡ん……ッ♡」

おかめ「きっつんのオナニー可愛いね……」

そういわれてきゅんっと中が疼いてしまうのを感じる。もっと見て欲しい、気持ちよくなりたいという欲求がふつふつと湧いてきて、そのまま手を動かし続ける。

狐「あ”っ♡んッ……ふ、ぁ……♡♡」

おかめ「きっつん、先っぽ好きなの？」

狐「……ぅう、はい……♡」

先端に指を当ててぐりっと押しつぶすようにすると腰が跳ねてしまうのが自分でもわかってしまう。そしてそのまま指を動かすと腰からぞわぞわとした快楽が込み上げてくるのだ。

狐「あ”～っ♡♡♡♡ん、ッふぅ♡♡う～～♡♡♡」

びゅるっ♡♡ぴゅるるる！♡♡♡♡

おかめ「イッちゃったね」

狐「ふぁい……♡♡♡」

もう頭の中は快楽でいっぱいになってしまいそうだ。そんな自分に、さらに要求が投げかけられる。

おかめ「……じゃあ次は後ろも弄ろうか。」

そういってローションを渡される。それを手に出して自分の後孔に手を伸ばす。指をゆっくりと挿入して動かしていくと徐々に解れて柔らかくなるのを感じる。

狐「ふ、んぅう……♡♡♡♡は、ぁ～ッ♡♡♡♡♡」

くぱぁっとお尻を割り開くようにすると外気に晒されてひくつくそこに恥ずかしさを感じながらも指を2本、3本と増やそうとしていく。

狐「ん”っ♡♡♡あ”ッ！♡♡♡♡♡はーッ♡♡♡♡」

ぐちゅぐちゅっ♡♡ぬぷ♡くぱぁ……♡♡♡

おかめ「……きっつんのお尻の穴ひくひくしてるね……」

狐「い、言わないでくださｯ…ぁん”ｯ」

おかめさんの持つカメラの方に自身の穴を突き出すように腰を高く上げて、必死に指を動かす。

狐「は、はぁ♡ぁんッ”♡♡♡ぁふ♡♡♡」

くちゅくちゅ♡♡♡♡♡ぬぷぷっ♡♡♡♡ 2本の指で中をかき回したりばらばらに動かして快楽を得る。時折指を曲げて前立腺を掠めるとさらに強い刺激が身体に走って、自分じゃないような甘い声を上げてしまう。

狐「～～ッ♡♡♡♡♡♡あ”、ほォっ！！！！！♡♡♡ぉああんっ♡♡♡♡」

おかめ「は……きっつんえろすぎ……」

狐「あ”～ッ！♡♡もぅイく、イッちゃいましゅぅううっ！！！♡♡♡」

びくんっ！！♡♡びくびくっ♡びくんっ！！♡♡♡ また吐精してしまう。脱力していると、おかめさんが覆い被さってきた。

おかめ「…ごめん、我慢できなくなってきた。」

狐「えっ……？」

そう言うとおかめさんは自身のモノを取り出すと、先端を後穴にあてがいゆっくりと挿入してくる。

ぐぷぷっ……♡♡♡ぬちっ♡♡♡♡

狐「あ”～～～ッ♡♡♡♡♡♡」

一気に奥まで突き入れられて一瞬目の前がチカッと点滅する。しかしおかめさんはそんなことお構いなしに抽挿を始める。ぱんっぱんっ！という肉と肉のぶつかり合う音が生々しく部屋に響く。

狐「ぅお”♡♡♡まっへ、まってぇ”ッ♡♡も、むり、～～～っ！！♡♡♡おかひくなるぅ”！♡♡♡」

おかめ「ごめん……もう止まれない……！」

パンッパンッ！！！♡♡♡♡どちゅっ♡ごりごりぃいっ♡♡♡♡♡

狐「お”ぉお～ッ♡♡♡♡♡」

お腹の中が熱くて溶けてしまいそうだ。おかめさんに与えられる快楽を受け入れることしかできない。

狐「あ”～～ッ♡♡♡♡♡♡きもちぃ♡♡♡なか、しゅごっ♡♡♡♡」

おかめ「……きっつんのなか締まるね……っ」

ぱんっぱんっ♡と突かれるたびに身体が跳ね上がってしまう。そのせいでより一層深く入ってしまって気持ち良すぎてどうにかなりそうだ。

狐「あ”～～ッ♡♡おかめさっ♡♡♡も、イくぅ♡イッちゃいますぅう！！♡♡♡♡」

おかめ「いいよ、イって……」

耳元で囁かれながらぐりぃい♡♡♡♡♡と亀頭をねじ込まれて呆気なく果ててしまった。しかし彼はまだ満足していないようで、さらに激しいピストンが再開される。

狐「お”っ！？♡♡♡あ”～ッ！！♡♡♡♡もぉむりでしゅぅうう！♡♡♡♡♡」

おかめ「きっつんのナカすごいね……搾り取られそう……」

ぱんっぱんっ♡ごりゅっ♡♡

狐「ぅ～～～っ♡♡♡ぉ”～～ッ♡♡♡♡イ、イッてますからぁ！！♡♡♡♡♡」

おかめ「は……俺も出そう……！」

びゅるるるるる！♡♡どくっ♡どくん！♡ お腹の中が熱いもので満たされていく。それと同時に自分もまた達してしまった。

狐「あ、ッ～ッ♡♡♡♡♡♡」

ずるり……と引き抜かれたあとも余韻でびくびくと身体が跳ねてしまう。おかめさんはそんな自分を労わるような手つきで頭を撫でてくれた。

おかめ「…あ、ごめん。カメラ止めるの忘れてた。」

狐「あ、はい……」

おかめさんはカメラを止めると、こちらに向き直る。そして優しく抱きしめてくれた。その体温に安心してしまってうとうとしてしまう。

おかめ「……きっつん」

狐「んぅ……？」

おかめ「ありがとう……大好きだよ……。」

そんな優しい言葉をかけられ、また胸の奥がきゅっと締まる。

狐「はい……わたくしも大好きです……」

そう言ってどちらともなくキスをした。

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翌日、いつの間にかきれいになったベッドから起き上がる。

おかめさんは隣にいなかったが、リビングの方からいい匂いがしていたので、おそらく朝ごはんを作っているんだろう。

自分も着替えてリビングへと向かうとそこにはエプロン姿のおかめさんが立っていた。

おかめ「あ、おはよう。」

狐「おはよ……ございます……。」

そんな光景にドキドキしてしまう自分を抑えながらそう返す。おかめさんはこちらに気づいたようで嬉しそうに微笑みかけた。

おかめ「うん、きっつんおはよう。身体は平気？」

狐「……はい……あの、すみません昨夜は」

恥ずかしくて上手く喋れない自分に対しておかめさんは優しく頭を撫でてくれる。それが心地よくて思わず擦り寄ると彼がくすりと笑う声が聞こえた気がした。

おかめ「……きっつん可愛いね。」

狐「え、っあ、ありがとうございます…？」

少し戸惑った自分にさらに頭を撫でてきてから、共に朝食をとる。おかめさんが作った朝食はすごくおいしかった。

朝食後、ソファーでゆったりしていると、おかめさんがスマホとイヤホンでなにか見ている。

狐「…なにみてるんです？」

そっと後ろから近づくと、おかめさんは片方のイヤホンを外して、自分の左耳に差してくれる。

おかめ「昨日のハメ撮りの確認だよ。」

イヤホンから聞こえるのは自身のだらしない喘ぎ声。更に熱い吐息と肉がぶつかる卑猥な音。おかめさんのスマホには、快楽に乱れる自分が写ってる。その画面を後ろから覗き込みながらおかめさんが耳元で囁く。

おかめ「すごいエロかったよ。」

狐「っ……！えっと、…。」

そのままおかめさんから軽いキスをされる。その唇の温度をただ感じていた。

おかめ「……可愛かったよ、きっつん。」

狐「～～ッ！！！あぅ……」

恥ずかしくて顔から火が出そうだったが、そんな自分を見ておかめさんは嬉しそうに笑っていた。

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作者から。

ちょっと短かったですね。申し訳ないです。

おかめさんは、少し変態じみててほしいなぁ、という妄想。数日後に、ちゃんと撮った動画おかずにした末に足りなくて、狐さんを襲うんだ。狐さんもなぁなぁで流されて一晩中運動会するんだ。そうに違いない。