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好きなもの

7 - 第6話

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2023年12月05日

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ジミンくん視点です。


ガチャッ……


「ジミナ〜……わぁー、何してるの?」

「ヒョン…!救世主!片付けをしようとしていたらあれこれ懐かしいものが出てきて…気付いたらこうなってたんです!僕じゃありません!」

「お前しかいないじゃん」


何だか暇になって床に目をやれば、思っていた以上に色んなものが散乱していた為、久しぶりに掃除をしてホビヒョンに褒めてもらおう!と意気込んで始めたはずの掃除。それがいつの間にか出ていなかったものまで出てきてしまい、そろそろ諦めようとしていたところに、ホビヒョン登場。これは頼むしかない!と頭を下げ、少しあざとく見上げれば、ため息をつきながら大量に散らばってしまった写真を集め始めてくれた。やったー!!


「全く……片付けって、こうなる前にするものなんだからね?」

「存じ上げております!」

「なら早くやれよ。はぁー…折角ちょっと癒されてきたのに…」

「癒されてきた?何かしたんですか?」

「うん、ちょっとね」


ヒョンが写真を集めてくれているなら、僕はアルバムの整理をしようと手をつけ始めたところで、ホビヒョンから気になる発言が聞こえた為、手を止めてホビヒョンを見る。癒されてきたって…何をしたんだ?気になる…駄目、手が付かない。


「ねぇ〜、気になります〜」

「口じゃなくて手を動かせ」

「分かってますよぉ!でもその前に癒されてきたのが何なのか知りたいです!」

「………そんな大した事じゃないよ。ユンギヒョンに膝枕してもらっただけ」

「え!ユンギヒョンが!?良いな〜、僕もこの間「口じゃなくて?」手です」


大した事じゃないって…結構大した事じゃない?だって、あのユンギヒョンに膝枕してもらったんでしょ?激レアも激レアだよ!…でも、ホビヒョンだからな…ユンギヒョン、ホビヒョンに激甘だもんな。ヒョンからしたら大した事じゃないのかも。でも良いな〜……


「ヒョン、この片付け終わったら僕に膝を貸して下さい」

「嫌だ」

「ユンギヒョンは貸してくれたんでしょ?その優しさは弟に分けないと!」

「今手伝ってるのも十分すぎるくらい優しさなんだけどね」

「ぅ……おっしゃる通りです」


僕も膝枕してもらいたくなってヒョンに言ってみたが、今片付けを手伝ってもらっているわけだし、とっくに写真は揃えてくれて、今は散らばった洋服を畳んでくれているし…これだけやってくれているのに更に膝枕だなんて、確かに十分すぎるな。ホビヒョンのおかげであれだけ散らかっていた床や机は何処へやら。綺麗さっぱりとした部屋になり、拍手をする。流石ホビヒョンだ!


「さて、部屋掃除終わったばかりだけど、この勢いでお風呂掃除もしなくちゃな〜」

「あ、大丈夫だよ」

「?、何でです?お風呂入りましょうよ。寒いですもん」

「もう終わったから大丈夫」

「……へ?」


立て続けの掃除は正直キツイが、当番は守らなくては。重い腰をあげれば、ホビヒョンからまさかの言葉が出てきて目を丸くする。もう終わってるって…風呂掃除が?


「…掃除の神様ですね」

「そんなわけじゃないけど……ジンヒョンが、早く入りたいって言ってたから。たまたまリビングにいたし、すぐ終わるから良いやと思って。だから、次の僕の当番の時替わってね?」

「なるほど……そのまま一緒に入るくらいの大胆な事しても良かったのに…」

「!、疲れてたから!そんな邪魔になるような事しないよ!」


どうやらジンヒョンが早くに入りたいと言っていたようだ。僕なら自分で洗って下さい〜って言うだろうけど…恋の力は偉大だ。でも、ホビヒョンだもんな。掃除が嫌な人じゃないから、そのくらいは全然なのだろう。疲れてたからって…僕だったら、好きならそんなのお構いなしに入っちゃうけどな…ヒョンは気遣いすぎなんだよ。弟という立場を利用してとことん甘えないと!


コンコン……


「?、はーい」


ガチャッ……


「おー、やぁジミナ。随分綺麗になったね?」

「あ、噂をすれば」

「噂?何か話してたの……あ、ホバ。ありがとね、次どうぞ」

「ぁ……ありがとうございます……」

「はいはーい」


パタン……


「…ヒョン、やるじゃないですか」

「ち、違うよ!出たら呼んでって言ったの!」


何はともあれ掃除が終わったという開放感を噛み締めながらベッドに寝転がろうとした途端、ノックの音が聞こえた為、返事をすれば、さっきまでの話の中心人物、ジンヒョンがパジャマ姿で部屋に入ってきた。どうやらホビヒョンを呼びにきたようだ。わざわざ呼びにきてくれるって…案外、ジンヒョンも脈ありなんじゃない?と思ったら、ホビヒョンがジンヒョンがお風呂に入る前に呼んでほしいと伝えていたようだ。…何だ。


「もうー、さっさと告白しちゃえば良いのにー」

「良いの!一緒にいれるだけで嬉しいの!」

「絶対成功しますって!」

「何も隣にいなくても良いんだよ。メンバーとして、一緒にいれれば…それだけで良いの」

「ヒョン……」


何をそんなに遠慮しているのか…僕には分からない。好きなのに、いつまでも他の人と絡んでるの見るのって辛くない?メンバーだとしたって嫌なもんじゃないの…見ている側からすれば思うところは多々あるが、当の本人はさっさと着替えを準備すると、


「ジミナも早めに入るんだよ?」


と言って、部屋を出てしまった。……僕の目が正しければ、結構良い線いってると思うんだけどな〜……怖がってないで、もっとぐいぐいいけば良いのに。







皆様、いいね、100を超えました。ありがとうございます。拙い文章ではありますが、これからも温かい目で見ていただければと思います。

勿論、いいねだけではなく、コメントも受け付けておりますので、もし宜しければ……

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