シェリー

先にお話します

内容ヤバいです

変態な主が書きました

ほとんど🚫シーンです

苦手な方、地雷の方はUターンをお願いします

ほんっっっっっとにヤバいです

内容、キモい程エグいです

それでも大丈夫という方は、下へお進みください

(1.🍸から何話か”は”特にそういうシーンなしです)

良いんですか？　良いんですね？

勇気のある方　⬇︎

チリン…

〈いらっしゃいませ〉

ドアを開けると

フワッと香るお酒の匂い

暗めの雰囲気に包まれた店内

カウンターにbartenderがいるぐらいで

他にお店の人はいないようだ

お客さんも数人ぐらいで

丁度、カウンター席が空いていた

『あそこに座ろうか』

親友に言われ

カウンター席に座る

親友はバーによく行くらしく

カクテルの名前や意味にすごく詳しい

僕も、時々誘われて行くようになり

少し詳しくなった

今日も誘われて、来る事にした

席に座るなり

彼は

『ブルドッグで』

カクテルを頼んだ

僕は少し考えた後

「カサブランカを…」

と言った

〈かしこまりました〉

『やっぱり、ショックか？…』

こちらを見ながら聞いてくる

「ナムジュナなら、知ってるでしょ？僕がどれだけ…」

先日…

僕は、長年付き合っていた彼氏と別れた

その人とは、高校の時に知り合った

2個上の先輩で

僕に初めて”好き”と言ってくれた人だった

僕なんかを”好き”って言ってくれた事が嬉しくて

それで付き合った

なのに…

“ごめん、好きな人ができた”

と突然、連絡された

僕は驚きを隠せなかった

確かにあの時、”好き”って言ってくれたのに

僕とあの人の時間は、一瞬にして崩れ落ちた

あれから、心にポッカリ穴が空いているようだ

でも、問題は他にあった

数年間付き合っていた人と別れても

少しのショックはあっても追おうと思わなかった

それだけが謎だった

この話をナムジュナに電話で泣きながら話すと

“もし気が向いたら、良いバー知ってるから”

と言われた

家に居ても、暗い感情が出てくるだけだから

折角だし行こうと思い

今日、ナムジュナと来た

〈お待たせ致しました

ブルドッグとカサブランカです〉

“カサブランカ”…

意味は、”甘く切ない思い出”

僕とナムジュナはグラスを持って

静かに乾杯をした後

僕はカサブランカを飲み干した

＿＿next.🍸⇨＿＿

ブルドッグ…あなたを守りたい

カサブランカ…甘く切ない思い出