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不思議の国
「劇の国、、、かな、、、」
「それがお望みで?」ニコッ
「はい、、、!」
「わかりました。それでは、いってらっしゃいませ」
「うわっ!」
そういった瞬間、私の体が宙に浮いた。そして、私は扉の中に入っていった。
「う、うーん、、、」
魘されて起きるとどこか分からないところに居た。
「えっと、、、ここが劇の国、、、?」
少し警戒するように言うと、後ろから声がした!
「ようこそ!劇の国へ!!」
なんというか少し幼い女の子のような声をしていた。振り向いてみたが、そこに居たのは、
「!?」
羊の頭?いや、被り物を付けている人が立っていた。黒スーツで少し怖い雰囲気がある。
「ん?もしかして、この顔にビビってる?」
「怖かったかな?大丈夫だよ!一応!これ、被り物だし!」
そう言って笑っていた。正直この状況に混乱している私は、彼の前で泣きそうになってしまった。
「ちょっ!泣かないで、アリス。 」
そう言って私の涙を拭う。
「この世界には涙はダメだよ!だってここは劇の国!楽しいことがいっぱいの国なんだから!」
「、、、でも、ここ怖い」
そう私が言うと、彼?彼女?は
「大丈夫だよ。ここにいるといつの間にか悲しいことは忘れるよ!」
「、、、ほんと?」
「本当だよ!あっ!自己紹介がまだだね!」
「俺の名前は、楽毅琴之(がっきことの)!よろしくね!アリス!」
そう名乗る彼女?。自分のことを俺と呼んでいるが、私は女の人だと思った。
「えっと、琴之お姉さん?」
「なっ!失礼な!俺は男だよ!」
勘は外れたみたい。彼は少し怒っている。
「あの、ごめんなさい、、、」
「むぅ、、、アリスだから許すけどぉ、、、」
そう言っているが許す気は無さそう。
「もー!そんなことより!ほら!行こっ!アリス!」
「うわぁっ!」
そう言って私の手を引っ張った。
「うわぁ!!✨」
劇の国には色々なところがあった。
ほぼ全体は遊園地のようなところで、コーヒーカップやジェットコースター、メリーゴーランドとか楽しいところがいっぱいだった!
今私が乗っているのは観覧車で、次は劇を見に行くらしい!
「すごいですね!ここ!国全体?が全て綺麗です!」
「あははw、でしょっ!✨️俺が頑張って手入れしてるからね!」
「えっ!?琴之さんが全て管理してるんですかっ!?」
「ううん!この国自体を俺の想像だからね!その想像を形にしてるのは、管理人の国、、、君も最初に出会ったあきくんだよ!」
「あきくん、、、?」
「そうそう!紅絹 暁斗(もみじ あきと)くんだよ!」
「あー、なるほど。」
少し難しいことを言われた私は、あまりよくわからなかったが、すごい人ということはわかった。
「ていうか君って見た目の割に大人しいよね〜!」
「そう、、、ですかね?」
「って!それってつまり子供っぽいってことですよね!?」
「うーん、、、まあまあ。そういうこと?」
「それで、君って何歳?」
「え?何歳かはわかんないですけど、中学2年生くらいです。」
「へぇー。君って何歳かはわかんないの?なんで?」
「えっと、、、親に誕生日を祝ってもらったことないから、、、」
「ふーん」((ニヤニヤ
とニヤニヤしながら笑う。そしてこう言った。
「それじゃあ、次のショーは君の誕生日を祝おう!」
ごめんなさい!普通にミスってまだ出来ていないやつ上げてました!なので上げ直しです!
次回、この子の物語は終わりになります!