〇〇は授業は聞くけど、休憩時間の度に机に突っ伏して、寝てしまう。隣の侑は、はなから起きる気もない様子で眠り込んでいる。
そんな様子で、昼休み時間になると侑はむくっと起き上がりどこかに行ってしまう。
◯◯はいつも友達の恵とお弁当を食べていて…
最近は、ドタバタと廊下を走る音と共に…
「なっ!おまっ!ちょっ…返せや!それはおれのカレーパンや!!このっ!くそサム!!」
「なに言うとんねん!これは…おれがおばちゃんから直(ちょく)でもらったカレーパンやで。ツムに渡してたまるか!」
と、勢いよく教室に駆け込んでくる。双子が教室に飛び込んだ瞬間はみんなの目が一瞬2人に注目するが慣れたものでみんな普通に過ごしている。
その後に続くのは銀島と角名で…2人はゆっくりと教室に入ってくる。
そして、◯◯と恵の近くでお昼を食べ始める。
治は〇〇のお弁当が好きで、よく〇〇におかずを分けてもらう
「なぁ〇〇、今日のハンバーグめっちゃ美味しそう…。めっちゃええ匂いする。なぁ、なんでハンバーグが3つも入ってるん?これ…おれのためなんちゃうの?」
治は目を輝かせて〇〇に話しかける。
「あ!治くん…ハンバーグ欲しいの…?じゃ、はい!食べていいよ」
〇〇は、フォークでお弁当の蓋にハンバーグを乗せて治に渡す。
「ん?今日は、あ~ん♪してくれへんの?」
治は少し残念そうに〇〇に話す。
「うん!治くんのファンの娘からしたらいややろ?」
と治に伝えると…
「まぁ、そうかもしれんけど…。〇〇なんかあったんか?」
と治は〇〇を心配する。角名はイライラしながら〇〇の横で
「ねぇ…いつまで治と話すの…?」
と治と〇〇の会話に角名が割ってはいる。〇〇は急に何かを思い出してカバンからもう1つお弁当箱を出して…
「角名くん…あの…迷惑やなかったらお弁当食べて欲しいなぁって…」
〇〇は少し恥ずかしそうに角名に渡す。角名は嬉しそうに、
「〇〇、ありがとう…」
と、受け取るとお弁当を開ける。
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