。。。注意事項。。。
・この作品はwrwrd様の二次創作です。
・本人様とは関係ありません。
・検索避けに協力してください。
・人外パロ、腐要素(主にutci。𓏸𓏸ciを含みます。)
◇◇◇
「 あー…癒しが欲しいわあ!!!! 」
「 黙って手を動かせ。 」
書記長室に呼び出されたutは嘆きながら、ペンを走らせた。
utはサボり魔として名が高い。
今日も、書類の提出期限が切れたとして呼び出されていた。
tnは中央の机で書類を黙々を確認していた。
utはその机の前に置かれた机で監視されつつ、書類に手をつけていた。
「 tnも休憩が必要やろ?? あーあ、癒しが欲しいー… 」
「 お前は休憩取りすぎやねん。 クソが。 」
「 tnが書類俺に渡しすぎやねんてー 」
「 俺の体調気遣うなら、はよ手を動かすんだよォ。 」
ぴえええ、とutは泣きながらペンを走らせる。
tnの目を盗んで落書きをしようとした時は頭をぶん殴られた。
tnもメンタル的にキているらしい。
もう空気がピリピリしてるんだもん。
ああこわいこわい。
これには全国の豚さんもビックリ!!
「 …なんちゃって。 」
「 あ"?? 」
「 なんてもないです。。 」
utはため息を飲み込んだ。
あーあ。
可愛いわんこ、とか降ってこないかなーーーーー。
「 あーあッ!!!!!! 」
◇◇◇
「 しぬかとおもた…。 」
太陽が沈み、オレンジ色に染まった。
utはようやく地獄労働から解放された。
utは中庭に寝転び、雲を眺めていた。
雲はオレンジ色に染まっている。
色が着くと、より一層綿あめみたいだ。
utはお腹が空いていたことを思い出した。
それから、osが綿あめを買っていたことも思い出した。
食べに行こう。
osは優しいからくれるはずだ。
「 …?? なんやあれ、金平糖か?? 」
雲がフワッと割れて、そこから小さな何かが降ってきた。
それは夕日と重なり、まるで金平糖だ。
でもよく見ると、それは綺麗な水色をしていた。
「 あれ。 なんかこっちに降ってきてる!? 」
utは慌てて立ち上がり、空を再度確認する。
「 …よく見たらあれ!!! 」
ドスンッッッッ!!!!!!!!
腕の中で、きゅうう、と丸くなる金平糖もどき。
それはくるんとした目をこちらに上げて、ぴよこっと耳を立てた。
おまけに、ふわふわのしっぽをutの腕にぽすぽすと当てる。
「 …お前、わ、わわ…わんこ、?? 」
「 う? 」
「 う?? わんちゃうの?? 」
「 …へぷっ、 」
金平糖もどきから、わんこもどきになったソイツは、utの腕の中で意識を失った。
◇◇◇
utは慌てて自分のカーディガンをそいつに被せて、静かに走る。
腕の中で死なれたら困る。
というか、なんで空から降ってきたんだ。
ヘリコプターから落ちた?
それとも、天使!?
utは訳が分からず混乱していた。
とにかく走り、自室まで着いた。
utはベットにソッとソイツを寝かせた。
耳の形は、もふもふのしっぽを見るに、わんこみたいだ。
でも、それは確かに人の子供のような形をしている。
白い肌に、キラキラとした水色の毛。
「 …と、とりあえず!! 手当やな!! 」
ソイツはなぜか、身体中怪我をしていた。
落ちる時に受け止めたはずだが、どこかをぶつけているのかもしれない。
怪我は、落ちてくる時のスピードに肌が耐えられず切れたのだと思う。
分からないけど。
今度utは医務室に走り出した。
「 …きゅ?? 」
もぞ、とソイツが起き上がる。
「 …むきゅ 」
ソイツは、ナンバー616。
研究施設で、生み出された人ならざるもの。
生々しい話は省略するが、人間とあらゆる犬科の動物を組み合わせて生まれたのがソイツだ。
ソイツは、utの予測通りヘリコプターで、取引場に運ばれていたのを逃げ出してきたのだ。
「 わふっ 」
犬でもなく、人間でもない。
ソイツは、犬の言葉を分かるわけでもなく、人間の言葉を分かるわけでもない。
教育は受けていない。
つまりは、何も理解できない。
ソイツはutの部屋の匂いをくんくんと嗅いだ。
枕に鼻先を押し付けて、匂いを嗅ぐ。
「 きゅぅ… 」
ごろん、と寝転がり手足をぐぐと伸ばす。
自分が助かったのかも分からない。
ソイツは静かに鳴いた。
「 よいしょっ…と、ってあれ!! 起きてるやん!! 」
「 うっ!? 」
「 待ってな。 今手当してやるから。 」
「 …う"、うぅ、 」
小さく体を丸めて威嚇をする。
utは絆創膏やら包帯やらを取り出した。
「 キミ、喋れる?? 名前は?? どこから来たんや?? 」
「 …ぁぅ、、 」
「 ?? 分からないなぁ。 俺も分からない。 」
清潔なタオルで、ソイツを抱くと、わしゃわしゃと拭いた。
暖かいタオルは、ソイツにとって気持ちの良いものだった。
「 ぴい…ぷいっ 」
「 変わった鳴き方もできるんやね?? 」
「 ぷいいっ 」
子供くらいの大きさで軽く、抱きやすい。
ソイツは薄汚い布だけを身体に巻いていた。
服のようなものだろうか。
寒かっただろうに。
utは自身のスウェットをクローゼットから取り出し、ソイツに着させた。
「 うーん…名前が無いと愛着が湧かへんもんなあ。 」
「 ぷあ 」
「 うーん…。 なんかないかなあ。 」
utは部屋を漁り出した。
しっくりくる名前を探すのだ。
すると、1枚のチラシが床に落ちた。
ソイツはチラシをガジガジと噛みながら、utを見た。
「 なんや?? それは食べもんちゃうぞ…って、あッ!!!!! 」
「 ふんっふんっ 」
「 ペペロンチーノかあ…ええなあ、食べたいなあ 」
チラシにはデカデカとペペロンチーノが載っていた。
ゴクリ、と唾を飲むutの膝にスリスリとciは擦り寄った。
「 わかった!! じゃあお前ciや!! ペペロンは言いづらいからなあ 」
「 うー!! あうー!! 」
「 ci!! ほらおいで!! 」
「 うー!! 」
手を広げると、その中に飛び込んでくる。
嗚呼、これが癒しか。
utの願いが叶ったらしい。
それから、懐かれたので手早く手当を終わらせた。
◇◇◇
「 なあ、em。 このご飯部屋に持って行ってもええか?? 」
「 え、ええけどut先生今日部屋で食べるん!? 」
「 うん!! 皆にも伝えといて!! 」
「 え、あえええ!? 」
utはご飯を持ってそそくさと部屋に戻って行った。
部屋に戻ると、ciがキャッキャッと抱きついてくる。
「 はいはいはいはい、あげるからな〜。 」
「 ふんっふんっ 」
「 はいええ子、食べてええよ〜!! 」
「 うっ!! はふっ!! 」
皿に顔を突っ込むciを見て、utは爆笑をした。
utはスプーンで少しづつ食べさせた。
ciは腹一杯になると、ごろんと腹を上にして寝る。
それがあまりにも可愛くてまた笑った。
「 は〜かわいいっ 」
「 あう?? 」
愛でていると、廊下からutを呼ぶ声がした。
knだ。
「 なんや?? 」
utは扉から顔を出す。
「 おう!! 部屋で食べる聞いたからなァ。 体調不良かてtnが疑っとったわ。 」
「 いやぁ…まぁ。 」
「 お?? その感じ体調不良じゃなさそうやなァ?? 」
「 あー…アハハ。 」
「 なんや我ェ隠してることあんのかァ?? 」
「 ウーン?? 」
「 なんや見せてみい!! 」
「 あわかったわかった!! 見せるから見せるから乱暴やめて!! 」
knはutを押し退けると、ズカズカと部屋に入った。
毛布の上にいるciがポカン??とknを見る。
それから、倒れ込むutを見る。
「 ……!! う”う”う”ッ!!!!! 」
「 なんやコイツ?? 犬?? 子供?? 」
「 ぐぁぶっ!!!!! 」
「 あい"ってェ!!!!!!!!! 」
ciは思い切りknのスネを齧った。
knはutの上に倒れてのたうち回った。
「 ci、大丈夫やから。 おいで。 」
「 へう!! 」
「 んよしよし。kn、黙るって約束してくれるか?? 」
「 分かった分かった、でも、ソイツどうしたんや?? 」
「 ciや。 拾った。 」
utの腕の中で嬉しそうに笑うciを見て、knはポカンと口を開けた。
「 は、はあ!? 拾ったァ!? 」
「 くんっ!! 」
「 お、おま…はァ!? tnが許すかァ!? 」
「 動物愛護のtnなら許す。 」
「 じゃあ、今から言いに行こうや!! 」
「 それは遠慮しとくわ。 」
「 な、なんやね「 あううっ 」 」
knの足にスリスリと頭を擦り付けるci。
ふわふわの頭のおかげで足が毛布に包まれたようだ。
それと、微かに暖かい。
子供体温、とかいうやつだろうか。
knは勢いよくciを抱き上げると、連れ去るように扉を開けた。
「 おいまて誘拐ィ!!!!!!!!! 」
「 俺が産んだんやァ!!!!!!!!!! 」
「 夜やぞなにしてんねんッ!!!!!!!!!!!!!!!! 」
tnにバレたのは確実にknのせいだった。
◇◇◇
「 はぁ〜…?? なんかに巻き込まれるんちゃうか?? 」
会議室に呼び集められ、ciのこれからについて話すことになってしまった。
utは眠た方に目を擦るciを抱っこしている。
shpやzm、emが興味津々にこちらを見ていた。
「 そうなったら俺が対処するから。 ciはなんも悪くないやん…。 」
「 悪くないて…スパイの可能性も否めないし、なにより人外なんてどうすればええのか。 」
「 でも俺はciを育てるって心に誓ったんや。 」
「 うー?? 」
「 あっ、ci、!? 」
ciはutの腕から降りて、shpの側へ走って行った。
shpが手に持っていたゼリーをじーっと眺めている。
「 …きゅ?? 」
「 こ、これか…?? ど、どーぞ?? 」
「 はむっ…んむんむ、んにゃあ 」
ゼリーを1口食べると、shpの足元にごろんと寝転がった。
まるで警戒心を捨てている。
utはその様子に嫉妬していた。
「 な、撫でてもいいですか…?? 」
「 ciが許すならええで 」
utはふん、とそっぽを向いた。
shpは頭をもふ、と触ってみる。
ciは嬉しそうに笑ってshpの手に頭を押し付けた。
「 …お、おれも触りたいんやけど、 」
tnが心を打たれたらしい。
tnは楽しそうに撫でるshpをキラキラとした目で見ていた。
手がうずうずしている。
「 結局許してくれるんやな?? 」
「 ……分かった!! 許可する!! 」
「 tn氏の負けだな!! 」
grが面白そうにゲラゲラ笑い出すと、合わせてshoとknも笑いだした。
tnは恥ずかしそうに俯く。
「 ci、tnのとこ行ってやれるか?? 」
「 ぷいっ 」
ciはてけてけと走り、tnの膝に抱きついた。
tnは天を仰いだ。
「 あむあむ 」
「 あれ?? 」
「 はむっ…あむあむ 」
tnの足を食べようとするciを見て、皆が爆笑する。
確かに豚の仮面をしているが、まさか、食べるとは。
utは満足そうに、ciを抱えて、tnの誤解を解こうと試みた。
「 tnは人間やで。 これ仮面や。 」
「 あう…うっ!! 」
「 ん?? 分かった?? 」
「 う、うつっ!! うつ〜!! 」
「 ェッ…?? 」
ciは両手を大きく広げて言った。
それは確かに、utと言っていた。
名前を覚えた!?言えるようになった!?
utは硬直してtn同様天を仰ぐ。
俺も俺もとciに集る皆を押しのけて叫ぶ。
「 最初に名前を呼ばれたのは俺だぞォ!!!!!!! 」
ciの面倒はutが見ることになったらしい。
短すぎた😭ごめそ
次は5千文字越えさせますね
好評だったら続き用意したい
コメント
3件
めちゃくちゃ可愛い!鳴き声とかも可愛すぎる!
かわいい。 会いたいもふもふ触りたい。 描きたい 犬っぽいけどちょっとちがう獣人っぽい感じなのかなめちゃ描きたい はちゃめちゃに描きたい もうなんでもいいから癒されたい 欲を言えばここちゃんで癒されたい もう十分癒して貰ってるんだけどね いやしほしいほめてほしい
犬ciさん?!丸まって威嚇したり、ゼリーハムハム食べてたりもう、かわいいかよ!