私の瞳にうつったのは、
あの日ぶつかった彼の姿だった。
私は恥ずかしくなって突っぱねてしまった。
「あ。ぅ。ご、ごめんなさい!」
私は口を手でおさえて涙目になっていた。
恥ずかしさと嬉しさで心がいっぱいだった。
彼はそんな私を微笑んで包み込んでくれた。
その温もりが私は…好きになってしまったんだ。
その時、
「おい!何してる!」
と、部屋中に聞き覚えのある声が響き渡った。
ドアの外を見てみると、予想通り。。。
彼がいた。
「い、井戸田君。」
と私が言う暇もないぐらいすぐに
井戸田くんは彼の方へどんどん近づいていき
「おい!お前。誰だよ!」
と叫んだ。
顔をみた瞬間井戸田くんは
ハッとして
「お、まえ。なんでここに。」
と、小さく呟いた。
井戸田くんに驚かれて彼は
目の色を変えて井戸田くんをまっすぐ見つめた。
私は気まづくなり口を噤んだ。
「来なくてよかったのに。キリア。」
彼がそう言った。
私は何が何だか分からなくなった。
「は?ふざけんな!おれは。…おれは。」
何か言いたそうだったが私を見て
「やっぱなんでもない。」
と、顔を赤くして下を向いたまま言った。
私の頭の上にはハテナがたくさん浮かんでいた。
すると私は彼に引き寄せられ彼の膝に座った。
「ちゃんと言わないと、いのり、俺のにするね。じゃあね。キリア」
と言われた
井戸田くんはと言うと、
「おい!!!ちょっと待て!ダメだ!そうはさせるか!そいつは。。い、いのりは…」
少しだけ顔が赤い。
(ゆでダコみたい〜)
彼と私はおなじことをかんがえていたようだ。
井戸田くんは下を向いたまたこういった。
「い、いのりは、、、い、のりは」
と私を自分の方に寄せて
「」
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