自分だけが知ってればいい
**
**
**
**
---------
ご本人様とは全くの関係がないnmmnといったジャンルに分類されるものとなっております。拡散等は絶対にやめてください。
今回もまたまた桃×赤の作品となっております。
---------
アラームと共に眠気は徐々に覚めてきた朝、まずは隣に眠る彼に声をかけなければならない。
「..ないくん、ないくんってば」
1丁前に朝のポストはやろうとするからなかなかに困ったものである。こんなにねぼすけさんなのにね。
「起きないと今日の夜ご褒美あげないよ?」
明日はせっかく2人ともがゆっくりできる日なのにね。まぁご褒美いらないならりうらしらないよ。
「ん゛ー、..おきるからそんなこといわないで」
頬をぺち、と軽く叩いていれば引き剥がせないほどの強い力で抱き締められて思わず体がこわばる。
「んん、ないくん力強いってば、..」
「りうらが意地悪いうからでしょ」
自業自得だといわんばかりの顔にまたまたやっぱりご褒美なしだよ?なんてくつくつと笑いながらいえば
「あーあ、りうらったらずるい人」
ないくんもくつくつ笑ったと思えばそのまま耳元で
「ほしいくせに」
思わず声にもならない声がでてしまって顔が熱くなるのを感じた。
「ご褒美あげないよじゃなくてほんとはそっちの方がほしいんでしょ。素直になれないところもかわいいよ?」
ふふ、なんてあまりにも嬉しそうに笑うから
「..朝ごはんもう作ってあげないから」
「まってごめんってばりうら..!!!」
足早にないくんの傍から離れていけば 焦ったような、でも愛おしそうな顔で見つめてくるので不本意ながらこちらも笑みがこぼれてしまうのであった。
騒がしくも愛おしい毎日が今日も始まる。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!