【恋愛反則ダーリン】
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朝来「んー………ん?、、どこだ?ここ、」
気がつくと、知らない天井。
………知らない服。
そして、
泉「……ん、」
な、な、な、な、
なんで泉が!!!??
てかなんで同じベッド!!??
待てよ、?冷静になれ。落ち着こう。
まず昨日のことを思い出すところから始めよううん。そうしよう。
えーっと、昨日は………
飲み屋行って、
愚痴こぼしながら酒飲んで飯食って、
そんで、
そんで………?
やばい。思い出せない。
そんなに飲んでたか俺???
酔い潰れてコイツの家に、???
まてまてまて、そうだとしたら最悪………
そう思って頭を抱えた瞬間。
脳にバチッと痛みがが走る。
『んー……起きたか、朝来。おはよう。』
『昨日俺酔い潰れた後どうなった!!??』
『どうって……潰れすぎて起きねぇからしょーがなく俺の家に連れて来たけど????』
………あー、なるほど、そういうこと。
泉「んー……起きたか、朝来。おはよう。」
朝来「……おう。おはよう泉」
泉「………お前もしかして未来みた?」
朝来「ああ、そういうお前は心読んだな」
泉「ああ、そう。」
朝来「…ってか、なんで同じベッドなんだ?」
泉「ソファーそんなに高くないから寝れないし
かといって床に寝せんのもアレだろ?」
朝来「……そっか。」
それからしばらく沈黙が続いた。
そういや俺コイツ仕事以外で話さねーじゃん。
すっごい気まずいんだけど。
泉「……今俺と2人っきりは気まずいって思っ
て ただろ」
朝来「また読んだのか??」
泉「今のは感だよ。
お前結構顔に出るしわかりやすい」
朝来「なんだよ。なんかムカつくな………
てか、頭ちゃんと冴えて来た………
ふつかよいできもちわるい…………」
泉「はぁ………水でも飲むか?」
泉にため息をつかれたのが癪に触ったが、
実際めんどくさいのは俺の方だし、正直水をくれるのはありがたいので渋々頷く。
てか、コイツ……
いけ好かないけど気使えるし優しいよな。
泉「……!」
酔っ払ってたらその辺に放り投げていく極悪非道良心無しの腹黒だと思ってたわ。
泉「………ほらよ」
朝来「?お前なんか怒ってる?」
泉「うるせぇ」
朝来「はぁ!!?なんだよそれ!」
泉「だからうるせえ。早く飲めよ。ほら」
朝来「………ありがと。」
泉「………」
______________数十分後
なんだよ!!!俺が礼言っただけなのになんかめっちゃ態度変なんだけど!!???
てかなんか言え!!!
なんだ!!??
俺からの感謝はいらねぇってか!!?
くそ!!!!
………でも俺のスーツ洗濯しといてくれたり、
二日酔いだからって味噌汁作ってくれたり……
なんかいい奴じゃん。文句言えねぇじゃん。
なんなんだよ!!むしゃくしゃする、
洗濯してくれていたスーツに
着替えながらそんなことを考える。
そういや……………
なんで俺コイツのことこんな嫌いなんだっけ?
俺よりもモテるから?
身長高いから?
仕事できるから?
絡みがうざいから?
…………
考えてたらイラついてきた。やめよ。
泉「おーい、朝来ーもうそろそろでないと
電車間に合わねぇぞ」
朝来「うわっ!まじかよ!!」
泉「急げ急げ〜♪」
朝来「………やっぱお前のこと嫌いだわ俺」
泉「ひど。」
_______
朝来「……まぁ、世話になったな、
ありがとう」
泉「………なんかそれやめねぇ?恥ずかしく
なっ て来たっていうか……解釈違い??」
朝来「もう2度とお前に礼は言わねぇ。
あ、ヤベ本当にそろそろ出ないと」
泉「じゃあまた会社で」
朝来「あんま会いたくないけどまたな」
泉「……気をつけて行けよ。」
朝来「ん?あぁ______________
『好きだ………朝来。』
朝来「……………………………」
泉「………?どうした?変な顔して」
朝来「いや、なんでもない。じゃあな……」
泉「、?おう。」
_______
電車に揺られながら、
先ほどのみた未来を思い返す。
え、
まてまてまて、
泉が俺に告白?
好きってなんだ?
like?Love?
いや……明らかにさっきの未来は、
キス……される寸前………
ってことは………
朝来「……Loveの方、って、ことか、??」
あーーーーー、
未来なんて見えるもんじゃないな。
朝来「俺……これからどうすりゃいいの…?」
______________
[おまけ]
⚪︎公園その後。
泉「………とりあえず俺の家連れてくか。」
_______家
泉「コイツおっっも!!まぁ俺というほど
身長変わんねぇしな、」
ていうか、どこに寝せよ…………
泉「客用の布団とか無いし、 かと言ってソ
ファーは狭いから入らない」
とりあえずマットの上に転がしといた朝来を見
ると、少し居心地が悪いのか顔を顰めている。
泉「……贅沢なヤツだなぁ、
まあ、 俺も大概だけど。」
そう言いながら、でーきるだけ見ないようにし
て適当に選んだ自分の服をきさせる。
流石にスーツで寝られんのは嫌だし、コイツも
寝にくいだろ。
それからベッドに連れていき、朝来を寝かせた
後、自分は軽くシャワーを浴びてベッドに入
る。
横で寝ている朝来は、気持ちよさそうに寝息を
立てて寝ていた。
その顔をながめていると、やっぱ好きだなぁと
か可愛いとか。そういう思考が頭に巡る。
いいよな、別に。
何もしないし。ここまで運んできたんだから。
………俺はただ、コイツを床に寝せたくもない
し、俺が床に寝たくもないだけ。
そう。それだけだ。
______________朝
朝来「なんだよお前俺が礼言ってから変じゃ
ねえ?」
泉「……べつに?」
朝来「…………」
いやいや。
好きなやつが自分の家にいて自分の服着て
ちょっと照れた感じでありがとうとかいわれた
らそりゃあ変にもなるだろ!!!!
_______色々大変な泉くんでした。
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