テラーノベル
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夕方。
ななもりの家のリビングは、相変わらず少し騒がしい。
【ジェル】「あっきぃ、そこ座るんやったらクッション使い」
【さとみ】「飲み物、甘いやつでいい?」
【るぅと】「あの、宿題、ここ教えてください」
【ころん】「あとでゲームしよ!」
【莉犬】「ご飯できたよー!」
【あっきぃ】「……ありがとう」
ここは、今の居場所。
帰る場所じゃなくて、居ていい場所。
夜。
自分の部屋で、スマホを見る。
兄弟のグループ通知が一件。
【あっと】
『来週、用事で駅前行く。会えたら挨拶だけ』
【あっきぃ】
『時間合えば』
すぐ、スタンプが一つ。
【ちぐさ】
『(小さく手を振るやつ)』
【まぜ太】
『無理なら、全然大丈夫』
【けちゃ】
『返事ありがとう』
【ぷりっつ】
『……元気そうで、よかった』
画面を閉じる。
(……ちょうどいい)
週末。
ころんくんと莉犬くんと一緒に出かけていた。
駅前ですれ違う。
【あっと】「あっきぃ」
【あっきぃ】「……うん」
【ぷりっつ】「寒くなったな」
【あっきぃ】「……そうだね」
それだけ。
立ち止まらない。
でも、逃げない。
【ちぐさ】「じゃあね!」
【あっきぃ】「……また」
“また”は、約束じゃない。
でも、拒否でもない。
帰り道。
【ころん】「今の、自然だったね」
【莉犬】「距離感プロ!」
【あっきぃ】「……うん」
胸は、静か。
(嫌われてた時間は、消えない)
(でも、今は違う)
夜、布団に入って考える。
兄弟の家には、戻らない。
戻らなくていい。でも。
(……兄弟でいるのは、やめてない)
連絡は、ほどほど。
会うのは、挨拶だけ。
決めるのは、いつも自分。
【あっきぃ】「……これで、いい」
ころんくん達の家の明かりは、まだついている。
遠くで、笑い声。
【ななもり】「うわぁぁ!るぅちゃーん!」
【るぅと】「ななにぃ!?今、助けます!」
【ジェル】「ねね、莉犬。ちょっとこれ見て」
【莉犬】「え??…あっはははははは!!!ww
ちょ、っとwまっ、てwwお腹、痛いww」
【ころん】「さとにぃ!これでも喰らえ!!
うわあぁぁぁぁぁぁ!!!」
【さとみ】「カッカッカッwwwwwwwww」
ここが今の居場所。
向こうは、切らなかった場所。
その二つを持てるようになったことが、
俺にとっての答えだった。
主
無事にこのお話も完結〜〜!!
初めてすとぷりのみんなを絡めてみたんだけど、
どうだった??
もしかしたら、ファミリーも出てくるお話も!?
チャットタイプは、今書いてる「俺はわざと嫌われている」が
最終話を迎えそうな雰囲気になったら新しいの書くから!!
もーう少しだけ待っててほしい!把握よろです!
それでは、次の作品出会いましょう!ばいなら〜!
コメント
4件
時差コメすみません💦今日まじで一気読みしちゃって、嫌われ系好きで、その中でもトップで好きです!他の作品も神なんで、繰り返してみます!

最高でした😭👏✨ 読み終わった頃にはもう、泣きすぎて顔グチャグチャでした笑