モブが主点となっております。
モブ視点だとバッドエンドだけどヴォルタから見たらHappyなので
なんでも行ける方のみ見ていただけると幸いです。
とんでもなく語彙がなく、文章を書く才能もありませんが、それでも見て頂けたらと思っております。
俺たち、まぁ、なんて言うんだ、見ているお前達からしたら「害役」か…そんな役を引き継いでるのは俺達だ、
逆に俺達からすると、なんでお前らがそんなに「あの奴」をそんなに好きーだとか、尊敬してる〜って言ってるのか分かんねぇな……
お前らがどんだけアイツらのことが好きでも、俺達はぶっ倒さなきゃなんねぇんだ。これは、俺がこの役に決まってからと言うもの毎日毎日言われ続けてきた言葉でもある。運命……いいや、使命だな、まぁこの役に選ばれた奴らは数人いるみたいだけど、
まぁここは現実じゃない、お前らからすれば、ゲームとやら見たいなとこだ、安心しろ、お前ら予想は着いてるかもしれんが……お前らの好きな「VOLTACTION」とやらだ、俺達がぶっ倒す相手は、俺は何も知らない、ただ言われた通りにそいつらをぶっ倒すだけなのだ、王様曰く四天王になってからという物経済の傾きが凄いことになったらしい、俺達は王様の言葉に疑問を持つ事も、抗議することも、否定する事も許されない。いわばおもちゃのような存在だ。なんで俺らがこんな忠順かだって?それはそうプログラムされてるからなんだよ……。まぁ仕方ない事さ、これは運命だ。
俺達は言われた通りに倒せばいい
最初のダンジョンについた、ここは最弱が眠っているらしい。果たして誰なのか、俺達はここに来るまでも色んな事があったがまぁ行けるだろという、自信さえ持っている。最初の俺達が生まれた村のシスター(ひばりさん?)がくれたお守りを持って、色んな場所へ迷子になりながら着いた。行く途中には、学校?の生徒会長奏斗さんに会ったり、その町の何でも屋をしている四季凪さんにも会った、印象深かったのは隣にいた猫と、その店を出た後にであった背の高いピンク色の髪をした男の人だ。
まぁ、俺達は死んでもリセットとかされるらしい、ならばこの戦場に今から乗り込んでやろう。
初めに入って思った感想は殺風景……。これ以上の感想が持てなかった。変にサッパリとして、動きやすそうに広い空間だった、カラクリもなんも無い。いや、何もなさそう。逆に怖くなるような空間だ。初めて見た景色に俺達は驚きを隠せなかった。
奥から、コツコツっと足音が聞こえてくる。この足音に、俺は覚えがあった。まさか、信じたくはなかった。違う人物であれと、そう思うしか自分の感情を抑えられる気がしなかったから。
この人は、俺が信じたくない人で合っていた、自分の吐く息がどんどん冷たくなっていくことが分かる。心拍数上がって、緊張感だけが増していった。
この人が、まさか、最初に、優しくしてくれた、あのお守りをくれた
ひばりさんだったなんで
「ひばりさん……だよな。何でここに…ここは危ないよ!!逃げよう。ひばりさん!!」
俺達の声に気付いたのか、それともわざとらしく反応をしたのか、遠かったので分からない。けど、ひばりさんが呟いた言葉だけはハッキリと聞こえた
「俺は…俺だよ?ここが俺の家。なんで逃げなきゃなんないの?」
そう言った。確実に……、まさか、ひばりさんが四天王の1人だったなんで思いたくもなかった。けど、最弱だ…………いいや、最弱と言っても油断はできない……できないんだけど、俺はこの人を倒せるのか?
そう思った瞬間隣に風を感じた。
風の正体は、ひばりさんが持っていたであろう、ナイフ
凄い速さで俺の隣を通った。これは油断できない。どうしようとしても、負けるかもしれない……。
以外にも俺らはすぐ勝ってしまった…まるで裏があるみたいに、これからの進みが少しづつ心配になって言った。周りの奴らは気にしてないようだが、俺だけハッキリと聞こえた言葉がある、それは「嘘の俺はどっちなんだろうな」この言葉だ……背筋が凍った。ニコニコ接してくれたシスターのひばりさんではなく、無表情で冷徹なひばりさんが言った。俺はどっちが嘘でどっちかホントか分からない。もしかしたら、どっちの姿も嘘かもしれない。そんな事、死んでしまったひばりさんにはもう聞けない話だ…
次のダンジョンはココだ、
さっきのひばりさんのダンジョンより物は置いてあるしオシャレだ、とてつもなく綺麗でもあり、人が住んでいた、と思うような所ではなかった。もしかして、掃除だけして住んでいないのか?
またしても音が聞こえた、というか今回は声だ
「あぁ、やっとですか、貴方たちのHPあげといてあげますね」
そう声が聞こえた、この声ら四季凪さんだ、揃いも揃って、俺たちに優しくしてくれた人じゃないか、なんでだよ。なんだみんな、そんなに、そんな悪にいるんだよ、意味わかんねぇよ……そんな思いが心を蝕んでいく、だが、それにひれ伏せはいない、今はただ目の前の敵と戦うだけだ。
「この先に進んでも、貴方たちの苦労は水の泡ですよ」
「頑張りましたね、この水でも飲みなさいな」
「ほらほら、そんなのでは捕まえたいものも捕まえられませんよ」
煽りなのか、俺達を騙したいのか分からない。そんな声ばかり聞こえる。
俺達には姿は見えない。けど何故か、いる場所を教えてくれている気がする。
俺は勘を頼りに、四季凪さんを倒した……。HPを回復してくれたからなのか、ひばりさんの時よりも残っていた。
今回はみんなに聞こえたようだ「貴方の仲間に、裏切り者がいますよ」その言葉だ。
俺達の中に裏切り者がいる?嘘だろ。ならこの会話も行動も全部筒抜けじゃないか、今まで頑張ったのは水の泡だったのか?
そんなに落ち込んでも時間が進むばかり、俺達はいち早く倒さなければと思った。
次のダンジョンについた。
もう一刻も早く終わらせて、俺達の家に帰りたかった。こんなにも優しくしてくれた人たちを殺すのは俺にはキツかった。
入ったのは錯覚を起こすようなダンジョンだった。何だこれは、仕組みを理解していないとまともに戦えなさそうなダンジョン。
何故か俺は、内心(今から何が始まるのか)というものに期待を膨らませていた。
でてきてきたのは、黄土色の髪をした少年だった。眠たそうにしている。
「君たち何してんの?用ないなら帰ってよ」
そう言ってくる。俺だって帰りたい。けど帰れない。それを読み取ったのか
「……もうそんな時期か、まぁいいよ相手してあげる」
時期……?俺には分からない。だが、戦ってくれるらしい。ならば戦おう。この複雑なダンジョンも攻略して見せよう。俺の期待に応えてくれる、このダンジョンなら……
あっという間に倒してしまった。見た事がある顔だ……これは、生徒会長の奏斗さんだった。なぜ?分からない。やっぱり僕の知っている人達がどんどん現れて俺が自分の手で殺していく。今回、奏斗さんは何も発さなかった。俺は一瞬安堵してしまった。裏切り者の正体をいようもんならそこで仲間割れだ。そんな事を起こしたくない。なぜなら、俺達の目標は、四天王を倒すことだから。
あっという間に死んで行った四天王達、やっぱり裏がありそうで怖くなった。だが、進むしか、その正体も分からない。
次のダンジョンに来た。
またどうせ、すぐ倒すのだろう。
むかえたのは、
一本のナイフだった。
投げたのはどこか分からない。今回は長く長くなりそうで、期待で心拍数がどんどん上がっていくのがわかった。あぁ、この気持ち、なんて言うべきなんだろうか、俺はこの余韻に浸りたかったが、浸るすべもなく、また次へ、次へと急かされるように投げてくるナイフ。裏路地みたいな暗い場所からは分かりにくい。
だが俺は何故だか行ける自信があったのだ。
また今回も、俺が勝ってしまうと言う自信が……
近づいたらわかった。この人は、四季凪さんの所にきていた背の高い男性である事に、
一瞬戸惑った。が、この距離まで言ったら一思いに……と、
また倒せた。その背の高い男の人は微かに、死ぬ瞬間、笑っていた。まるで、死を望むかのように、その姿に何とも言えない感情を抱いたのは仲間には秘密だ。
これで終わりかと思っていた。
何故か、また、四季凪さんに似た人が出てきた。
「お前は誰だ」
そう問い詰めると、
「私はここで働いているセイラって言うわ。あなた達疲れてるでしょう。ほらコレ、HP回復するわよ」
そう言い渡されたのは、カクテルだった。
セイラさんは話し始めた
「私ね、貴方達がくる前に、ちょっと大変なことが起こっちゃってまだ疲れてるの、申し訳ないわ。こんなやつれた顔で」
そう言いながら、急かすようにカクテルに目線を落とす
「あら、このカクテル気になる?これはね、“コープス・リバイバー”って言うカクテルよ。フルーツをベースに作ってるから、喉越しはいいと思うの。」
そう言い、カクテルの説明をしてくれた、この…コープス・リバイバー?はとても綺麗な色をしていた。透き通った、黄土色。俺にはそう見えた。セイラさん曰く、このカクテルには四つ程度の意味があるらしい。意味までは教えてくれはしなかったものの、とても美味しかった。
最後のダンジョンに入った。
ここは何故か、懐かしい感じがした。
随分とボロく、暗く、陰気臭い場所だった。
まるで物置見たいな……そんな場所だ。
さっきまで戦っていたダンジョンとは違って異様な雰囲気が出ていた……。まるで今から、俺達が死ぬ番見たいに……。
最初にでてきたのは、奏斗さんだった。俺はあの時殺したはずだ。疲れている様子もなく、死んでいたと分からないような顔をしている。その瞬間奏斗さんは言った
「…セラんとこ突破しちゃったか〜。君達、相当鍛えられたね」
さっきの男の名前はセラ……?らしい。俺達はただ、コイツらを殺せば終わると思っていた。殺したのに復活している状況に、脳が追いつかない。続けて言った
「今回はね、僕だけじゃないよ。楽しみにしておいてね、特に君」
ドキッとした、俺が楽しみに期待を胸に抱いていたことがバレた。そして、奏斗さんの最後の言葉、指を刺されたのは俺だった。
何故バレた。そんな事考えたって意味は無い。すぐに攻撃は飛んでくるはずだから。
ヒュンッと鋭い音を立てあいながら戦う。俺は楽しくて楽しくて、胸が張り裂けそうだった。
奏斗さんがちょっと押されかけた時、どこからともなく、音がした。
その瞬間聞こえたのは
「カナ登場♪」
カナと言う奏斗さんによく似た女の人だった。カナさんは俺達の方にくる。奏斗さんを見ると、何も気にしていなかった。ただ顔の似ているだけの他人か、そう思って近づいてきたカナさんに俺も近づく。カナさんが目の前に来て俺の耳元で言った
「カナは君達の仲間だよ」
仲間だったらしい、追加メンバーか、押されているのを見た王様が送り込んだのだろう。裏切り者とは多分、四季凪さんから見た裏切り者だろう。それなら安心だ。
俺は、カナさんの言葉を繋ぐように
「よろしくお願いします」
とだけ放った。
戦っていく。どんどん押されていくのは俺達の方だった。カナさんは役に立つかと言えばそんなに、後ろの方で何か呟いている。魔法か何かだろうか、だがもしこの魔法が、俺達じゃなく、奏斗さんを援助する為の魔法だとしたら…?そんな、いや、な?そんなはずはない。だってカナさんは俺らの仲間だって言ってくれてんだ。けど、目に見てて俺達の方が押されてる。本当に、もしかしたらカナさんはあっち側なのかもしれない。だとしたら俺達の今までの成果は……
バリンッ
鈍い音がした。その方向を見ると、俺の仲間が死んでいた…と思ったら、黒い影が素早く通る。俺はその黒い影を捕まえた。少し小さい、?いやだいぶデカイな、赤い瞳を持っている、黒い髪の少年だった。
「アレス!!!!」
なるほど、こいつはアレスか……なぁアレス、お前は俺をどうやって楽しませてくれる?
「なぁ、お前は俺を殺してくれるのか?」
アレスの目を見ると、ほんの少しの同情と殺意に満ちた目をこちらに向けていた。コイツは、殺されたがってる俺を見てなのか、それとも殺したくないからなのか、分からない。
「アレス……お前の瞳に俺、」
言いかけた途端。カナさんから攻撃が入った。アレスにじゃない。俺にだ……。やっぱりあっち側だったか。
「油断したらダメだよ。私達のことも楽しませてよね♪」
そう言いカナさんは持っている槍を俺に刺そうとしてくる。続いてアレスのナイフの攻撃、そして奏斗さんのいつ取りだしたか分からない、随分使っているであろう銃をこちらに向けている。ハハッ、これじゃぁまるで、俺が殺されるみたいじゃないか、
二人の攻撃をかわしたとて、奏斗さんの銃弾はこちらにくる、
俺はこの、絶体絶命の危機に晒されているのに、一人でまた、興奮しているのだ。
俺はこの興奮の感情を上手く活用しながら、かわしてかわして、かわしていく、少し離れて、やっと自分から攻撃が出されるかと思ったその時、後ろから声がした
「なぁ、お前はまだ、俺の事嘘かホントかわかってないだろ?」
その瞬間俺の背中は熱くなった。何か冷たいものが俺の背後を突き刺して垂れている。だが、すぐ気付いた。これは、俺の血だ。
そうかよ、この俺が、負けたのかよ。
「なぁ、ひばりさん。俺はその姿もシスターの姿も、嘘だと思うぜ」
そう言い、死んだ仲間を見ながら、俺も深い永遠に覚めない眠りにつこうとした。
最後の最後に聞こえてきたのは、カナさんとアレスの声だった
「もっと私たちを楽しませて欲しかったよね、」
「君はどうしたかったの?」
俺はこの瞬間、魂だけが抜けていくような感覚になった。そして分かったのだ。王様は俺達を動かしているのではない。クローンで生み出された身体に取り憑いた魂を操作しているのだと、
俺達はここの住人ではなく……見ているお前たちの世界に生きていたものだと……
私的にオススメなのは、カクテルの意味を調べることとオートアサシノフィリアと言うもの(自分の死を想像して興奮する事)を出している事です。カクテルの意味結構好きです。
では、駄作ですがありがとうございました!
皆様、良い一日を〜
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コメント
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天才すぎる😭😭😭👏👏👏大感謝😭😭😭👏👏👏