会いたくなかった
だけど
ずっと会いたかった
〇〇 「よし…くん」
芳典 「〇〇…?」
芳典 「なんでここに」
「ヨシー!早く行くぞー!」
芳典 「あっはいヒョン!」
芳典 「財布ありがとな、これ」
そういって走って行った。
右手には電話番号が書かれた紙切れとカイロ
☆ 「〇〇お待たせ!わぁ結構冷えるねー」
☆ 「〇〇?」
〇〇 「あ、ごめんぼーっとしてた」
☆ 「早くホテル戻ろ!」
〇〇 「うん」
ホテルに帰ってからも頭が回らなくて
どうかしてるな、私
帰国
☆ 「荷物まとめるの手伝って〜」
〇〇 「えぇ?自分でやりなよ」
☆ 「いいじゃん〜ステーキ奢ります」
〇〇 「じゃあいいよ」
☆ 「やった!!」
〇〇 「その前に高校に連絡しないとね」
☆ 「友達と離れるの寂しいなぁ」
〇〇 「そう?友達☆しかいないからわかんないわ」
☆ 「〇〇は高嶺の花すぎてみんな近づけないって」
〇〇 「なんだそれ」
渡韓当日
☆ 「みんな空港までありがとㅠㅠ」
〇〇 「ありがとう」
「頑張ってね!デビュー楽しみにしてる!」
☆ 「じゃあねㅠㅠ」
〇〇 「相変わらず友達が多いこと」
☆ 「離れたくないよーㅠㅠ」
〇〇 「はいよしよし」
PD 「事務所から宿舎用意してるからそこに行ってね」
☆ 「はい!」
月日が経って、私たちのデビューが決まった。
4人グループで私と☆と♪と♡
最悪なのは私がリーダーを任されたっていうこと
今日は初めてデビュー曲を披露する。
またまたこれ最悪なのがtreasureもでるらしい
〇〇 「はぁ…」
♡ 「おんに緊張してます?ㅎㅎ」
〇〇 「してないよー」
♪ 「私めちゃくちゃ緊張してるんですけど…」
☆ 「大丈夫だって!がんばろ!ね!」
〇〇 「うんそうだね」
ステージの上
〇〇 「挨拶します~~~でーす」
☆ 「こんにちはー!!」
キャー!!
思っていた以上の声援で圧倒されてしまう
デビュー曲披露後
〇〇 「ありがとうございましたー」
♡ 「また会いましょう〜!!」
♪ 手を振る
〇〇 「やりきったねみんなお疲れ様」
☆ 「たのしかったぁー!!!」
♡ 「またやりたいですねー!」
♪ 「感動ですㅠㅠ」
マネ 「〇〇さんと☆さん後でダンスチャレンジ撮るのでメイクきてくださーい」
☆ 「はーい!」
☆ 「誰とだろうねー!」
嫌な予感がする
いや、まさかね…
〇〇 「ぬな、ダンスチャレンジって誰とですか」
マネ 「確かtreasure?」
〇〇 「の、だれですか…」
マネ 「はるとさんとあさひさんかな」
マネ 「多分イルメンって理由じゃないかな」
〇〇 「はると…ひーくん…」
マネ 「おもしかして知り合い?」
〇〇 「いいえ」
マネ 「ファンだった?」
〇〇 「いいえ」
マネ 「そっかㅎ」
☆ 「〇〇ーいくよ!」
〇〇 「うぅわかった」
移動中
☆ 「たのしみだね!」
温斗 「お、〇〇」
朝光 「久しぶりやな〇〇元気しとった?」
〇〇 「ひ、ひさしぶり」
温斗 「なんか堅くね?〇〇笑笑」
〇〇 「うるさいわ、はやく撮ろ」
☆ 「なに〇〇知り合いなの!?」
朝光 「あ、挨拶遅れてすみません。treasureの朝光と」
温斗 「温斗です」
☆ 「えー!早く言ってよ!!どういう関係?」
〇〇 「知らん人です」
温斗 「おい笑笑、芳典の」
〇〇 「それ以上言ったらどうなるかわかるよな」
朝光 「相変わらずこわいなー笑」
〇〇 「もうええからはやく撮ろって!」
撮影終了後
☆ 「ありがとうございましたー!」
温斗 「〇〇の面倒みてやってください笑」
〇〇 「余計なこと言わんといてやもう」
朝光 「あ、LINE消したやろ俺らの」
〇〇 「いやだって…」
温斗 「はい繋げよ」
〇〇 「はぁめんどくさ」
温斗 「ツンデレやなー」
〇〇 「はよ帰り」
〇〇 「あ!!」
朝光 「急にこわいわ」
〇〇 「絶対よしくんに言わんといてよ」
温斗 「tiktokみたらバレるわ笑」
〇〇 「がちかよー」
朝光 「またなー」
温斗 「連絡しろよー」
〇〇 「声でかいって」
☆ 「〇〇関西弁出てたね?ㅎㅎ」
〇〇 「あの人たちといるとでちゃう」
☆ 「随分仲良いんだね!!羨ましいㅠㅠ」
〇〇 「何が??」
☆ 「友達もアイドルって良くない?」
〇〇 「そうかな?私はそう思わんけど」
☆ 「あ、この後アイドル全員ステージ立つらしいよ」
〇〇 「えっそうなの」
☆ 「誰かと仲良くなれるかなー?」
〇〇 「すぐ人脈広げたがるんだから」
☆ 「ㅋㅋㅋ」
ステージ
〇〇 「本当に有名な方達いっぱいいるね」
♡ 「おんに誰か知り合いいますかー?」
〇〇 「え、あいないない」
☆ 「この人treasureのイルメンとなかいいよ」
〇〇 「ちょ、☆!」
♪ 「えー羨ましいです」
〇〇 「全然だよ」
周りを見ていたら私のファンがいた
〇〇 「고마워〜」
右から視線を感じた
〇〇 「っ」
よしくんと目が合ってしまったかもしれない
私の自意識過剰かな
すぐに逸らしたけれど
なんで私を見るの
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