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ノベルもうまいのはさすがに天才 … 😇 逆にできないのあるの ???
今日は、十五夜
だから、ベランダのバルコニーのススキとsyuと作った月見団子を並べて、二人で月を見る
秋の夜長は、昼間と違って少し肌寒い
秋風が吹いて涼しいからかな
syu「いやー、晴れて良かったね」
月を見ながら、syuがそう呟く
fu「台風が接近とか、冷や冷やしたよ…」
直近のニュースでは、台風の予報だったけど、奇跡的に外れてくれたみたい
syu「綺麗な満月だし」
fu「中秋の名月だね〜」
夜空には、少しの星と蜂蜜色の満月が浮かんでいた
syu「確か、十五夜の月では兎が餅つきしてるんだっけ」
fu「そう、まぁ元ネタは月の形だけどね」
syu「あ、でも月をよく見たらそう見えてきたような…?」
fu「でも、これには色んな見え方があるみたい」
fu「日本では、主に餅をつく兎だけど、他国ではカニ、本を読む女性、ライオン…色々あるんだって」
ささっとスマホで調べた情報を伝える
fu「って、Goo○le先生が言ってた」
syu「流石Goo○le先生」
syu「でも、そう言われると全部そう見えてきた…」
syu「うわ!頭の中がこんがらがってきた」
syuは必死に全ての見え方を、処理しようとしている
あはっ、真面目だなぁ…
俺は何だか微笑ましくなり、自然と笑みが零れた
fu「人間の思い込みって凄いからね」
fu「ちなみに、餅つき兎はかぐや姫伝説も由来してるとか」
syu「かぐや姫伝説、か」
俺がそう呟いた途端、突如として沈黙が訪れた
何の前触れも無く
それと同時に、月も夜色の雲に覆われて見えなくなってしまった
まるで、タイミングを狙ったかのように
syu「…fuさ」
syu「もしも俺が、“かぐや姫で、十五夜の晩に月へ帰らなきゃいけない”ってなったら、どうする?」
沈黙をsyuが破った
fu「え?」
そして、そう問うてきた
fu「おい〜、それっ…」
syuの目がいつになく、真剣だった
だから、冗談でほのめかそうとしたけど、そう出来なかった
fu「止めるよ」
fu「止めれなくても、奪い返すし、どんな手を使ってでもsyuを独りにはさせない 」
fu「例え、“天の羽衣”で記憶を消されてね」
syu「そっか…っ」
そう答えると、syuは一瞬泣きそうな表情になった
だけど、すぐにそれは隠れて、いつもの穏やかな表情になった
そして、またもやタイミングを狙ったかのように、蜂蜜色の月が顔を出した
syu「いやー、そんな風に思ってくれていたんだな」
そう笑いながら、言ってくる
fu「うっ、だってsyuがめちゃくちゃ真面目に聞いてくるから…」
syu「ごめんごめん」
syu「少し…気になっただけ」
そして、また暗い影を見せながら、自嘲気味に笑う
fu「まぁ、そもそも月へなんて、連れていかせるわけないからな」
fu「だって…」
syu「っ!?」
fu「こんなにも可愛いsyuを、月に渡すなんて勿体ないからさ」
少し、悪戯っぽく笑いながら口付けを落とす
急にキスしたからか、syuは顔を紅くさせていた
syu「ずる…っ」
fu「あは、顔真っ赤じゃん」
ススキが秋風に揺れている、月の下
俺はもう一度、syuに誓いにも似た様なキスをした
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ノベルって、書きやすいですね!?
自分、ノベルを書くと直ぐにバグるし、ルビみたいな機能も上手く反応しなくて「あ、これ無理だ」ってなっていたんですけど、コツを掴むと意外とスラスラ書けますね…
一応、これは某夢小説アプリで今年の十五夜に書いたものの再喝です
試験的に書いてみました!
上手くいけば、次の話から連載に移れそうです