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君が好きです

6 - 君が好きです #5

♥

6

2024年02月29日

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体育祭本番。


今日は体育祭、開会式が終わり。

各自種目事に準備をしたりしている。




瑠璃「…もうすぐで徒競走か」

流石に今日は上着の許可はおろしてくれなかったな。


「え?ぬ?ん?さ、流石に倒れちゃうよ?」

あの時の先生の顔まじおもろかったな。

仕方なく、今回は長袖に半ズボンで過ごす事にした。そして顔を隠すためにだて眼鏡に黒マスク

うちのクラスは赤組で赤色のハチマキを貰った。

髪型は動きやすいようにポニーテルにしている。


赤葦「…あ、居た。天宮」

瑠璃「…?どうしたの?」

赤葦「…あ、いや、そろそろ天宮の出番が来るから会いに来た」

瑠璃「…?あ、ありがとう?」

赤葦「…頑張ってね天宮」ニコ

瑠璃「…!//ま、まぁ、言われたからには…全力でやるけど…//」

赤葦「…」((じー

瑠璃「…な、なに?」

赤葦「いや、天宮って何時もフード被ってるから、髪の毛長かったんだね。それに綺麗」

瑠璃「そ、そうかな?」

赤葦「いつもと違う感じで俺は好きだよ」ニコ

それに、眼鏡かけてる

可愛すぎなんだけど、でもやっぱり

本当の天宮がみたいな…なんて、そんな事言ったら嫌がるよね……いつかみたいな


男先生「これから、徒競走が始まります。準備をお願いします」


瑠璃「あ、行かなきゃ」

赤葦「応援してるね」ニコ

瑠璃「あ、ありがとう//じ、じゃあまた」((スタスタ



そして、徒競走が始まる。

スタートラインからゴールまで全力で走り

周りのクラスの声は…

「え?あの子速すぎない?」

「あんな子居たっけ?!」

「めっちゃすげぇなあの子!」

まぁ、そんな声が色々聞こえてきてたけど、私は気にせず走るのに集中し、1位を獲ることが出来た。



瑠璃「…ハァハァ…」

流石に走るの早すぎた…肺が……

「本当に天宮ちゃんなの!?」

「めっちゃ足速いんだな!!✨」

「良かったら陸上部に来ない?!」

瑠璃「…?!?!?!…あ、あの…その…💦」

出番が終わり、クラスの元に戻ろうとした

時だった。

クラスの人達に沢山話しかけられた。


赤葦「ちょっといい?天宮、こっち来て。先生が呼んでたよ」

私が困っていた時、赤葦が来てくれた。

何やら先生が呼んでいるということらしい、そして私は赤葦に手を引かれ、先生の元へ


と思ったが


赤葦「…大丈夫?色んな人に声掛けられてたけど」

瑠璃「ハァハァ…正直…助かった……もしかして助けてくれたの?」

赤葦「うん、困ってたから。だから先生に呼ばれたのは嘘、ごめんね」

なんだか、天宮呼吸が苦しそう…

瑠璃「…!な、何で謝るの?…本当に助かった、ありがとう」ニコ

赤葦「…!///…天宮、凄く足速いんだね」ニコ

瑠璃「そ、そう?」

赤葦「中学の時部活とか入ってたの?」

瑠璃「部活と──ッごめん、やっぱ何でもない」

赤葦「…?」

部活、と?なにか習い事もしてたって事か?

なにか、隠してるのかな…

赤葦「…天宮──」

木兎「あかーしーー!!!」ニコ

木葉「木兎声でけぇよ…」

白福「相変わらず元気すぎ~」

雀田「皆びっくりしちゃうって言ってんのに…」

奥からなにやら大声を出しながら赤葦を呼んでいる人が来た。

赤葦「……はぁ…木兎さん声デカいです」

瑠璃「…???知り合い?」

赤葦「うん、この人達は部活の先輩」

木兎「あ!赤葦が女の子と居る!!」

木葉「可愛い子じゃーん笑」

白福「珍しいね〜」

雀田「同級生?」ニコ

瑠璃「あ、えっと……こんにちは」

赤葦「この人は木兎さんで、隣に居るのが木葉さん、それで白福さんに雀田さんだよ」

木兎「俺は木兎光太郎(ぼくとこうたろう)!」ニコ

木葉「俺は木葉秋紀(このはあきのり)だ」ニコ

白福「私は白福雪絵(しらふくゆきえ)だよ〜」ニコ

雀田「私は雀田(すずめだ)かおり!」ニコ

瑠璃「あ、天宮瑠璃です」

白福「よろしくね瑠璃ちゃん」ニコ

雀田「よろしくね!」ニコ

瑠璃「は、はい」

赤葦「どうして木兎さん達がここに?」

木兎「あかーしこれからリレーにでるだろ!」ニコ

木葉「先輩である俺達が応援しに来たってことだ」ニコ

赤葦「なるほど、ありがとうございます。」

白福「頑張ってね〜」

雀田「頑張ってね!」

「あ!居たいた!赤葦ー!そろそろ行くぞー!」

赤葦「あ、今行く!…それじゃ、俺行きますね。天宮、また後で」

瑠璃「…!赤葦ッ──」((ボソ

そう言って、赤葦は走り出した。

赤葦に言いたいことがあった、私からも「頑張ってね」って言いたかったのに。

白福「一緒に応援しに行く?瑠璃ちゃん」ニコ

雀田「一緒に応援しよ!」ニコ

瑠璃「…!はい!」



女先生「次の種目はリレーです!!準備をお願いします!!」


「ねぇねぇ!次赤葦くん出るらしいよ!」

「嘘!?全力で応援しなきゃ!!」


瑠璃「…」

私も…応援したいな…

『準備はいいですかぁー!?それでは!!!よーーーい?』


『スターート!!!』

放送と同時にスタートの合図がなる。

そして、リレーが始まった。

『さぁ!現在1位は3組!!それに続いて2位は1組です!!』

色んなクラスからには

「がんばれー!」

「いっけーー!!!」

「抜かせ抜かせ!!」

など、歓声が上がっている。

そして、次の人にバトンが渡る。

3週目の最後は赤葦が走るらしい。

『おっと!1位が変わりました!!2組が、1位です!!2位はなんと6組!!!』

そして、最後。

3週目に入り、赤葦にバトンが渡る。

木兎「あかーし行けー!!!」

木葉「赤葦頑張れー!」

白福「頑張れ〜!」

雀田「ファイト!赤葦ー!」

瑠璃「…赤葦」

『1位3組!2位6組!おっと!?6組が1位に追い付いたみたいです!!さぁ!抜けることは出来るのでしょうか!!』


3組の子と赤葦は同時に並んでる、赤葦…苦戦しる感じだ。

頑張って…赤葦ッ

マスクを下に下ろして、私は大声で

瑠璃「ッ…頑張れー!!!赤葦ー!!」

赤葦「…!!」


私は、ハッとなり、咄嗟にマスクを付け直した。


そして、逆転勝利となり。

1位は6組となった。

木兎「瑠璃ちゃんすげー声出てたな!」ニコ

木葉「びっくりしちゃったよ笑」

白福「やっぱ、応援したいよね、好きな男の子には」ニマ

雀田「恋の乙女は可愛いわね〜!」ニヤニヤ

瑠璃「え?!い、いや!違いますよ?!/////」

先輩達と話していると──

赤葦「ッ天宮!」

後ろを振り返ると息を切らしながら赤葦が居た。

瑠璃「あ、赤葦…えっと、その…/////お、お疲れ様ッ//」

思わず私は赤葦から視線を逸らしてしまった。

赤葦「…天宮、さっきはありがとう」

瑠璃「…え?わ、私何もしてないけど…?」

赤葦「ううん…天宮の応援がなかったら1位になれなかった、だから、応援してくれてありがとう笑」ニコ

瑠璃「…!!///べ、別に…///」

木葉「ちょっと、先輩達の事忘れてない?」

木兎「なんか、いい雰囲気!!」

白福「ちょっと~、いい感じだったのにぃ」

雀田「なに邪魔してんのよ木葉!」

木葉「えぇ…」

赤葦「木兎さん達も頑張って下さい」

瑠璃「お、応援してます!」

白福・雀田「ッ~!!!✨」

雀田「瑠璃ちゃん可愛すぎー!!」((ぎゅ

白福「お持ち帰りしたい~!」((ぎゅ

瑠璃「…?!?!?!え、あ、あの?」

赤葦「…(モヤ)…あの、そろそろお昼になるので、俺達は失礼しますね」

そう言って、赤葦は私の手を引っ張った。

白福「えぇ…瑠璃ちゃんお持ち帰りしたかったのに…」

雀田「ヤキモチされちゃったかぁ〜笑」


『これから30分間お昼休憩となります。』


赤葦「……あ、ごめん…急に…痛くなかった?」

瑠璃「ううん、大丈夫…」

赤葦「そっか…良かった………ねぇ天宮、俺の事呼んでくれたよね」

瑠璃「ぇ?」

赤葦「さっきの掛け声の時」ニコ

瑠璃「ッ~/////あ、あれは…/////」

赤葦「めっちゃ嬉しかった笑」ニコ

瑠璃「…!!そ、そっ、か///……ほ、ほら!お昼休憩だからお弁当取りに行こ!!///」


そして、一緒にお弁当を食べ、残りの時間は他愛のない話をして時間を潰し、休憩をした。

そして、二人三脚をして、最後。

借り物競走。

瑠璃「借り物競争か…頑張ってね」

赤葦「……」

瑠璃「ど、どうしたの?」

赤葦「名前で呼んでくれないの?」

瑠璃「は?!/////な、何でよ!/////」

赤葦「名前で呼んでくれたら、頑張れる」

瑠璃「そ、そんな事言われても……/////あーもう分かった!!///が、頑張ってね……赤葦!/////」

赤葦「…笑ありがとう、これで頑張れる笑」ニコ

瑠璃「そ、そう!なら良かった!//ほら!早く行かないと遅れちゃうよ!」

赤葦「うん、そうだね笑じゃあまた後でね”瑠璃”」

瑠璃「なッ!?!?/////」

それはズルすぎるでしょ……


そして、赤葦と別れ。

私はクラスごとの場所に戻る。


『さぁ!これが最後の勝負です!最後は〜!!!借り物競争!!それでは皆さん!頑張って下さいねー!位置についてー?よーい!スタート!!』

赤葦「…」

何が書いてあるかな…


………よし。


瑠璃「…」

何か悩んでる…そんなに難しい借り物なのかな?

あれ?なんかキョロキョロしてる…

あ、目合った。え?こっち来てる?

ちょっと待って…?ん?

赤葦「天宮、一緒に来て」

そう言われて、赤葦は私の手をとり、引っ張られ、私は立ち上がった。

瑠璃「ちょッ!?わ、私?!」

赤葦「天宮じゃなきゃダメなんだ、少しの間我慢してて、あと大人しくしてて」

最後にそう言われ、私は頭がハテナだらけで居ると、赤葦にお姫様抱っこされた。

瑠璃「ぇ……ッ!!ちょ、ちょっと!!皆に見られてる!!/////」

赤葦「いいでしょ?笑皆に見せつけって事で笑」ニコ

瑠璃「は…?//そ、それってどう言う……」

そして、ゴールに着き赤葦はお題の紙を審判の人に見せ、何やら聞かれていたけど、赤葦は紙に指をさして、OKを貰えた。

瑠璃「それで、お題はなんだったの?」

赤葦「…知りたい?」

瑠璃「いや、だって気になるし…」

私じゃなきゃダメって…余計に気なるでしょ

赤葦「…これだよ」

赤葦はお題が書かれた紙を見せてくれた、

そこに書いてあったのは──


【大切な人(友達・好きな人など!)】

瑠璃「大切な……人…?」

赤葦に視線を向けると、

こちらを見て微笑んだ。

私はまた、頬が赤く染って、胸が高鳴る。

瑠璃「ッ…こ、これってど言う…」

赤葦「…好きな人って意味」

瑠璃「…!!」

赤葦「天宮は俺の事好き?」

瑠璃「ッそ、それは……わ、分からない…」

視線を逸らし、顔を下に向けると──

赤葦「じゃあ、俺の事好きにさせる、絶対」

顎クイと言うやつをされました。

瑠璃「!!//す、好きにしたら?!//」

赤葦「…笑うん、好きにさせてもらうよ?笑俺、本気だから」((微笑み

彼の顔を見て、本当に本気なんだとわかった。

そして、私達の体育祭はこれで幕を閉じ。

次の日から赤葦からのアピールに毎日ドキドキする事はまだ、知らないまま。





𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝

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