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瑠璃「…はぁ…」
朝から運動部に見つかって、入部してくれなど…声かけが多かった…断るの大変すぎる…
部活かぁ…
私のしたいこと…無いんだよね…
赤葦「おはよう天宮」
瑠璃「ヒャッ!?お、おはよう…」
い、いつの間に…
赤葦「ふッ笑驚いた声可愛い笑」
瑠璃「う、うっさい!/////」
最悪だよ!朝から!
赤葦にはからかわられるしッ!それに…
体育祭での事が…
本当なのかな…
赤葦「…?どうしたの?天宮」
瑠璃「なんでもない…!…朝練あったの?」
赤葦「まぁね」
瑠璃「…お疲れ様、そういえば部活何入ってたんだっけ?」
赤葦「俺?バレー部だよ」
瑠璃「…バレー…部!?」
赤葦「…?今日ほんとに大丈夫?」
瑠璃「え?あ、ごめん…バレーか…」
赤葦「…放課後さ、部活あるから見に来る?天宮部活入ってないんでしょ?」
瑠璃「ぇ…いや…まぁ部活入ってないけど…用事が…あるから」
見たら…見てしまったら…やりたい気持が溢れちゃうから…見たくない…体育の授業で十分…そうしなきゃ
赤葦「…そっか、俺のかっこいい姿見て欲しかったな」
瑠璃「君は何時でもかっこいいでしょ…」
赤葦「…!!」
あれ?今私…何言った?
かっこいいって言った?…く、口が滑った…!!!やばい!弁解しなくては!!!
瑠璃「い、いや…!!今のはね?!違うよ!?/////」
赤葦「…ホントに違うの?」
瑠璃「へ…??」
赤葦「俺の事、かっこいいって思ってくれてたの?笑」
そう言って、赤葦は微笑んで私の頬に手を添えた。
優しくて、暖かかい手で男の子だなって思う手だった。
瑠璃「なッ!?!?/////べ、別にそんなんじゃないし!!/////は、早く教室行くよ!!/////」
私は彼の手をはらって教室に向かう
赤葦「…笑はいはい笑」
天宮、顔真っ赤だったな(笑)
ほんと、可愛すぎ
そして、教室に着き。自分の席に座る。
赤葦は教室に入ってそうそう、男友達が絡みに来ていた、おはようの挨拶をして、他愛のない話をしているのだろう。私は席で1人だけ、ただ空を眺めてるだけだった。でも、前より話しかけてくれる子は居る。まぁ、話すのは短いけど…(笑)
でも、なんだか嬉しいな。
3時限目の体育、今日はバレー、楽しみだけど、無理はしない程度でやらなきゃ、おばあちゃんに迷惑かけちゃうからなぁ。何とか我慢しないと
先生「今日はバレーだ、15分たったら女子は女子、男子は男子で試合をしてもらう。では各自、軽く練習してくれ」
瑠璃「…」
ジャンプとかするし、フード被れないからマスクするか、上着は畳んでおいとこ。
ボールには軽く振れとけばいいか。
一応元JAPANまで選ばれた事でもあったし、なんとか頑張るか…今もだいたいのポジションはいけるな。
「バレー部有利だろこれ~!」
「赤葦手加減しろよ〜?」
赤葦「どうだろうね笑」
瑠璃「…」
ま、私は一人でやるか、
ボールを上に飛ばしての繰り返し。
懐かしいな…
赤葦「天宮」
あ、上着着てない、またポニーテール姿見れるの嬉しいな、可愛い
瑠璃「…ん?どうしたの?」
赤葦「天宮ってバレーした事あるでしょ」
瑠璃「…!!…なんでそう思ったの?」
赤葦「いや、なんだか、手先が慣れてる感じがしてたから…間違ってたらごめん」
瑠璃「…いや、間違ってないよ…」ニコ
赤葦「…え?」
先生「女子は女子で男子は男子に別れてくれ~!チーム分けするぞ〜」
瑠璃「…行こっか」
赤葦「あ、うん」
先生「それじゃあ、各自初め!」
「おーらいおーらい!」
「チャンスボール!!」
「セッター!」
瑠璃「セッター!」
「瑠璃ちゃんお願い!」
セッターにトスを呼び、ボールが来る。
そして、私は飛ぶ。
飛んで、久しぶりのストレート打ち。
飛んだ時の景色が懐かしさを感じる。
「凄いよ瑠璃ちゃん!」
「ナイス!!」
「なんだか本当に羽が見えた感じ!!」
赤葦「…」
天宮が飛んだ時、羽が見えた気がした。
まるで白くて綺麗な天使の羽
どこかで見た事がある。
それにしても天宮、ストレート打ちをあんな綺麗に出来るなんて、しかも音が凄かった。
本当に、慣れてる感じだ。
やっぱどこかで天宮を見た事がある。あの感じを覚えてる。
「赤葦!!トス!」
赤葦「ッはい!」
瑠璃「ハァハァ…」
男子の方も凄いな、それに、流石赤葦
ちゃんとしてる。
赤葦のトスは打ちやすいだろうな。
バレー…やっぱ楽しいや
まだ、この時間が続けばいいのに
「おつかれ〜!」
「いやぁ疲れたぁ!」
「楽しかったァ〜!」
先生「はい、今日の授業はここまで、ちゃんと水分取るように」
そして、授業が終わり、昼休みになり
赤葦はご飯を食べてすぐ部活の集まりで体育館に行ってしまった。
そして、昼休みが終わり。
残りの授業を受け、放課後に。
先生「天宮~頼みたい事があるんだが良いか?」
瑠璃「あ、はい」
赤葦「じゃあ俺部活行くね、見に来てもいいからね」ニコ
瑠璃「いや、拒否権…部活頑張ってね」
職員室
先生「いやぁ、助かったよ荷物運び」
瑠璃「いえ、では…」
先生「あ、天宮」
瑠璃「はい?」
先生「部活は入らないのか?お前の身体能力なら何処でも部活に入れるぞ?まぁ運動部じゃなくても良いが」
瑠璃「…いえ、まだ検討中です」
なんて、嘘だけど。
やっぱ中学の成績知ってるよね流石に。
てか1年の時断ったんだけど…
先生「…そうか、後悔がないようにな」
瑠璃「…はい、では失礼しました。」
後悔ならもうしてるよ。
やり直ししたとしても運命は変わらないよねきっと、これが私の運命だろうし。
早く帰って、おばあちゃんと買い物行かなきゃ
「あかーし!もう一本!!!」
瑠璃「…?」
体育館からだ…この声って…木兎先輩だっけ?
体育館
木兎「へいへいへーい!!!」
木葉「木兎ナイスー!」
体育館の扉が開いていて、その扉から何故か無意識にバレー部の様子を見ていた。
瑠璃「…」
見てわかる、木兎さんエースだきっと。
地面に叩きつけられたボールの音が凄かった、それに、赤葦のトスも完璧…正確に渡すトスか…?
木兎「よーし!10分きゅうけーい!!」
雪絵「はい、タオルどうぞ〜」
雀田「スポドリどうぞ!」
赤葦「…ん?」
瑠璃「…!!」
やば、目合った…逃げよ
扉から離れようと後ろを向いたら、赤葦に腕を捕まれ、逃げれなくなった。
赤葦「どうして逃げるの?」
瑠璃「…いや…別に……」
赤葦「ほんとに?」
瑠璃「……なんか、逃げたくなった」
赤葦「…何それ笑…それで?バレー部覗きに来てたの?」
赤葦は私の腕を掴んでた手を離しながら語った。
瑠璃「ついさっきね、帰ろうとしたら声が聞こえたから。体育館から木兎先輩の」
赤葦「あー……トス上げてる所見た?」
瑠璃「…み、見たよ」
赤葦「良かった笑天宮にかっこいい姿見せられて笑」ニコ
瑠璃「…かっこよかったよ、凄く」
赤葦「…!!」
瑠璃「こ、今度はちゃんと言おうと思っただけ…/////ほ、他の人たちもかっこよかったけどね!」
赤葦「…ふ笑その気持ち分かる笑…でも、天宮には俺だけを見てて欲しいかな」
赤葦の手が私の頬に添えられ、優しく撫でた。
瑠璃「ッ!!?!/////」
雀田「おやおや〜?」
雪絵「前よりいい感じじゃーん笑」
木兎「あ!この間の!!」
瑠璃「ッ!!//こ、こんにちわ…//」
赤葦「…はぁ…覗き見しないで下さい……あ、そうだ天宮」
瑠璃「ん?」
赤葦「よかったら見てく?バレー部の様子」ニコ
瑠璃「ぇ、で、でも迷惑になるんじゃ…」
雪絵「大歓迎だよ〜!」
雀田「そうそう!おいでよ!瑠璃ちゃん!」ニコ
瑠璃「…ッじゃあ…お、お願いします」
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝