テラーノベル
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泣きすぎてダメになった方、どうぞセンシティブへ!
これは最終話というよりエピローグです
ふたりはそれから、
一緒に図書館を卒業した。
本が語る静かな世界のなかで、
“誰よりも美しい声”を手に入れたふたり。
何も劇的なことは起きない日々。
でも、毎晩こうして、澪が優しい声で言ってくれる。
「今日は、どの話を読もうか。」
僕はもう、失わない。
この声も、
この名前も、
この想いも、
輪廻を越えて、やっとふたりのものになったんだから。
終わりに。
もしもまた生まれ変わっても、
君の声を、また探してしまうだろう。
でも今は、もう探さなくていい。
もう、ここにいるから。
以上でこのシリーズはお終いです
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