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今日は、皆のライブの衣装を作る日。
「…んー、照くんはこんな感じでー…」
皆のイメージに合わせながら、
生地とか装飾を選んでいく。
「…さて、後は俺だけか…!」
後は自分だけになって、
自分の身長等を採寸する。
スタッフ「ラウくんおっきくなった?笑」
「えー、うん…笑 成長期だから…笑」
スタッフ「すごいねぇ笑 まだ伸びるんじゃない?笑」
「あははっ…笑 これ以上伸びるかなぁ?笑」
なんて、たわい無い話をする。
股下を測る為、メジャーを手に取る。
「…あれ?…ねぇ、このメジャー…」
「…羽ついてたっけ?」
スタッフ「羽?…いやぁ、ついてなかったと思う…」
「…んーだよね、まぁいいか。」
スタッフ「あ、そういやさ〜?
この前、転んで膝怪我したんだよね笑」
「んぇ、どんくさ笑」
そんな話をしながら、股下を測る。
スタッフ「え、あれ…?」
「んぁ、どした?」
スタッフ「…なんか傷治ってんだけど…」
「…….はい??」
スタッフ「え、ラウちゃんやっぱ天使だった?」
「いやいやいや笑 何言ってんのマジで笑」
スタッフさんが嘘をついてると思い、
その傷を見てみると、まるで最初から
傷がなかったみたいになっていた。
「…..えぇ…」
スタッフ「ラウちゃんって特殊能力持ってんの!?」
「…い、いやぁ…」
不思議に思いながら、ふと手首を見た。
「…え、何このハート…」
スタッフ「ん?なにそれ…」
「…え、なにこれ…」
俺の手首に、ハートの紋が浮かんでいた。
こんなタトゥー入れた覚えはないし、
このハートに見覚えもない。
「…..もしかして、このメジャー…?」
メジャーをよく見ると、
一枚の紙が貼ってあった。
『魔法少年サイト ステッキの使い方
使用するだけ』
「…魔法少年サイト…?」
「…なにそれ…?」
スタッフ「魔法少年サイト?
…そんなサイト、聞いた事ないよ?」
「…うん、俺も…」
不気味に思いながら、
そのメジャーをポッケにしまった。