皆さん、こんにちわんこそば/ᐠ。ꞈ。ᐟ\
今回は、ネタ置き場のネタ使います。
露日が!みた〜い!!!
てことで露日書きます。
露日信者なので。飽きません。絶対。(一応他にも好きなカプはいるけど、多分一番推してるのがこのカプ)ギャップが好きなのかな…
好き
まじ好きあいらぶゆー
一生いちゃいちゃしとけ!
誰か露日をください………
…私の四話、どこやった?
ここ一ヶ月の成果を見よ!
…と言いたい所ですが、最後雑なのでお気をつけを。(最後というか文字変換とか流れが変)
……因みにまだデート編途中です。
強いていうなら、日本受け注意⚠️
まぁここ見に来てくれてる時点でそんなの了承済みみたいなもんですが…。
また、政治的意図はないので、⚠️ご注意を。
(全部ないけど)
了承した方は、どぞ↓
秘密の特等席
「…ふぅ」
私は、目の前の景色を一息ついて見つめた。
ここは、私がロシアさんと見つけた、特別な場所。街から少し離れた丘の中腹にある、小さな廃墟の屋上。
人に見つかる心配もなく、眼下に広がる街並みと遠くの山々を一望できる、私たちだけの秘密の特等席。
ロシアさんとは、数ヶ月前から一緒に、よくここに来ていた。
日当たりの良い午後の時間帯を選んで、二つの古びた木箱を椅子代わりに並べ、持ってきた温かい紅茶と、少し冷めてしまった手作りのカステラを並べる。
この時間は、私たち二人の、誰にも邪魔されない友人としての日常だった。
「ロシアさん、できましたよ。温かいうちにどうぞ」
そう声をかけると、隣に座り、手に持っていた本をそっと閉じ、下に置いた彼が、私の手元に視線を向けた。
「おう、ありがとな、日本」
彼は静かにそう言うと、紅茶のカップを大きな手で包み込むように持ち上げ、一口飲んだ。
その表情は無口で多くを語らないけど、その瞳の奥には、いつも私への穏やかな愛おしさが宿っているのが分かる。
「日本の淹れる紅茶は、いつ飲んでも本当に美味い」
「ありがとうございます。そう言っていただけると、嬉しいです」
私は自分のカップを取り、一口飲む。
この時間が、私にとって何よりも大切だった。私たちがお互いに特別な感情を持っていることは、この特等席で過ごすうちに、言葉にしなくても伝わってきていた。
でも、私はこの平穏な関係が壊れるのが怖くて、一歩を踏み出せずにいたんだ。
「…あ」
カステラを口に運んだ時、少しだけ粉砂糖が私の頬についてしまった。私がそれに気づき、気に留めようとした瞬間、ロシアさんの手が、私の頬にそっと触れた。
「…何やってんだ」
ロシアさんはそう言って少し笑いながら、粉砂糖を優しく拭い取ってくれた。その手が私の頬を離れる瞬間、彼の少しだけ冷たい指先が、私の肌に触れたことに、胸がキュンと鳴った。
彼の言葉遣いは飾らないけど、その優しい思いやりが、私の心にはストレートに届く。
「…すみません、お恥ずかしい」
私は少し照れながら笑った。ロシアさんは、ふいと顔をそむけ、再び目の前の景色に目を向けるけど、その耳が少し赤くなっているのを、私は見逃さなかった。
そして、しばらくの沈黙の後。
彼は、静かに、しかし決意の響きを伴って口を開いた。
「…なぁ、日本」
「はい、何でしょう?」
「…俺と恋人になってくれ。お前を、俺の隣で、誰よりも大切にしたい」
その瞬間、世界から音が消えた。
頬に残る彼の指先の温かい感触と、心臓の激しい鼓動だけが、やけに鮮明に残る。私の頭は真っ白になったが、その言葉が、ずっと待っていた最高の言葉だとすぐに理解した。
彼は私の返事を待つ間、不安そうに、でも真剣な眼差しで私を見つめている。彼の大きな手が、私と彼の間の木箱の端をそっと握っている。
「…はい、喜んでお受けします」
私の返事に、彼の表情が安堵と喜びで一気に緩んだのが見えた。そして、彼は大きく息を吐き、私の手をそっと、しかししっかりと握りしめた。
ロシアさんの体温が、私の手のひらに直接伝わってくる。
「…ありがとう」
彼は、その一言だけを深く、愛情を込めて口にした。
私たちは、言葉を交わさず、しばらく並んで座っていた。肌寒い午後の風が吹き抜けていくけど、隣にいる彼の温もりと、二人が恋人同士になったという秘密が、私の心をじんわりと満たしていくのを感じた。
私たちが手に入れたこの特等席。
景色が一番よく見えるこの場所だけでなく、「恋人同士」という、他の誰も座ることのできない、私たちだけの最高の地位。この新しい地位は、二人だけの秘密として守っていく。
この、誰にも真似できない、私たちだけの、秘密の特等席で。
おまけ【普段の日常】
(何か書きたくなった。ネタ置き場にも秘密のって書いてあるし)
はぁ、今日の会議資料、修正点が多すぎ…
いつもに増して多い修正点に、心でため息をつく。
キーボードを叩く指が少し重い…。
締切が迫る中、神経をすり減らしていると、ふと、視界の隅に大きな影を感じた。
「…日本」
静かで、周囲に溶け込むような低い声。ロシアさんが、いつの間にか私の席の横に立っていた。
彼は、デスクの上に、何も言わずに温かいココアの入ったマグカップをそっと置いた。
「え…あ、ロシアさん。これは?」
驚いて見上げると、ロシアさんは私にはっきりと聞こえる程度の小声で、周りに聞かれないように短く答えた。
「疲れた顔してる。あったかいもん飲んで、休め」
その言葉は飾らないけど、視線には、昨日の丘の上と同じ優しい光が宿っていた。私が何か言う前に、彼は資料の束を指差す。
「その締切、手伝う。…早く終わらせて、帰るぞ」
「でも、ロシアさんの仕事は…」
「自分の分はもう終わらせた。お前の集中力が切れて疲れてるのを見てるほうが、俺には辛い」
「…!」
彼は、私の許可を待つことなく、自分のデスクから持ってきた資料を広げ、私の資料の残りのタスクを静かに引き受けてくれた。
彼は同僚に見えるように、真面目な顔で資料を読み込んでいる。その優しすぎる配慮と、一見するとただの気の利く同僚に見えるその行動に、私の心臓は早鐘を打った。
俺には辛いって…、なんて優しくて、ずるい人なんだろ……
温かいココアを両手で包み込みながら、私は彼を見た。彼は私の目線に気づくと、一瞬だけ顔を上げ、周りに見えないように、優しく微笑みかけてくれた。
その表情は、私たちが恋人になった昨日の夕焼け空の下で見せてくれた、愛情に満ちた笑顔だった。
「…ありがとうございます、ロシアさん」
「…ああ」
彼は視線だけでそう答えると、すぐに仕事に戻った。
私もココアを一口飲み、温かさに癒されながら、再びキーボードに向かう。
彼の隣で一緒に仕事をしているという、この秘密の共犯関係が、疲れていた私の心に、新しい活力を与えてくれた。
そして、定時を少し過ぎた頃、仕事が片付いた。
「助かりました。本当にありがとう御座いました」
私が感謝を伝えると、彼は静かに頷き、自分の荷物をまとめ始めた。
その動きは、まるで私たち二人が一緒に帰ることが、当然の「日常」であるかのように自然だった。
エレベーターに向かう通路で、他の同僚の目がない場所で、ロシアさん は私に一言だけ囁いた。
「…今日の特等席は、俺の車の中だ」
「…ふふ。それは、秘密の特等席ですね」
私たちが交わす、たったそれだけの言葉。周囲の喧騒の中で、誰も気づかない、私たち二人だけの恋人同士の秘密。
エレベーターが開き、私たちは無言で乗り込んだ。
彼は、誰も見ていないのを確認して、私の手の甲に一瞬だけ、自分の指先をそっと重ねた。
その一瞬の温もりが、この冷たいオフィスの中で、私たちが特別であることを、再び教えてくれた。
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