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イタリー?イタリーが闇堕ちというか闇感出してるの珍しいな、というか全員飛び降りないでほしい
「まだ、こっちには来ない方がいいと思うよ」
ずっと着いてきてくれるこの国
多分もう、、、
「もう限界なんだよ」
小さく、ため息のようにやっと出した言葉
彼は受け入れてくれるだろうか
「、、、そっか。」
彼から返ってきた返事は
それだけだった
その、とても小さく大きな言葉は
橙に染まった空に
ふっと消えてしまった
「君のお友達、お得意の会話術で君を探してるよ。」
会話術、か、、、古臭い言い方だ
ほんとにいつの時代の国なのやら
この国は今の制服とは違う制服を着ている
かと言って一昔ではない。
本当に昔の国なのだろう
「それでも、もう限界だよ。完璧を求められるのは」
少し間が空いて屋上の扉が勢いよく開いた
バンっ!!、
「っ!いたんね!」
「あっ、、、」
言葉が詰まる
ついこの前まで普通に話していたのに
「なんで柵の向こう側にいるんね?」
愚問だな
お前なら分かるだろうに
「分かるだろ?お前だって笑顔でも取り繕っているのは知ってるぞ。」
さっきまでニコニコだった顔から
急に悲しそうな顔になった。
「そうだよ。ioだってっ!」
俺とアイツを交互に見る昔の国
アイツにも見えたようだ
「そこの国?見たことない制服なんね」
おっ!見えるのか?
みたいな顔をした後に
「そりゃ君たちが産まれる前の制服だからね」
思った以上に昔だった
「どうして止めないんね?」
ゆっくり口を開いたアイツは聞いた
「、、、分かるからだよ、実際僕もそうだったからね。」
今いる誰よりも悲しそうな顔をしていた
「ほら、飛び降りるなら早くしないと」
その言葉はまるで飛び降りるのを急かすようだった
まぁ言われなくともそうする予定だがな
「そうだな。ごめんな俺は先に逝く」
「ioも行く!!」
少し食い気味で