タイトル: SCP-3986-JP
クラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXXXは、最小12メートルx12メートルの鉄で囲まれた特殊収容室に保管されます。収容室の扉は、常に二重ロックされ、入室のためには少なくとも2名のレベル4職員の承認が必要です。SCP-XXXXに接触するすべての職員は、事前に心理評価を受け、虚偽の発言が検出された場合は即座に任務を離れなければなりません。SCP-XXXXの影響下で発言された虚偽は、文書に記録することが厳禁です。
説明: SCP-XXXXは、見た目が古いペルシャ絨毯に似た異次元の物体です。SCP-XXXXの上に立つと、個体は自身の知る嘘、もしくは虚偽を言わずにはいられなくなります。この影響は、SCP-XXXXから約3メートル離れると消失しますが、SCP-XXXXの影響を受けた者は、その後も長期間にわたり真実を語ることが困難になります。
更に、SCP-XXXXはその周囲にいるすべての人々に対しても強力な影響を及ぼし、彼らが交わす対話の中で、事実に反する発言が増加することが観察されています。この効果はSCP-XXXXからの距離に比例して弱まり、約10メートル離れると完全に消失します。
付随するリスク: SCP-XXXXの最も危険な側面は、それが原因で生じる混乱と不信です。SCP-XXXXに暴露された職員間のコミュニケーションは、顕著に低下し、場合によっては重大なセキュリティ違反に繋がる事態も発生しています。このため、SCP-XXXXの研究は極めて慎重に行う必要があり、虚偽の発言を検出し、検証するための厳格なプロトコルが定められています。
発見の経緯: SCP-XXXXは、中東の古い市場で一枚の絨毯として発見されました。市場の店主は、絨毯が「人を惑わす力を持つ」と主張しており、実際に数件の顧客が絨毯の奇妙な効果を訴えていため、SCP財団の注目を集めました。回収後の初期のテストで、その異常性が確認されました。
研究結果: SCP-XXXXに関するさらなる研究は、その異次元的な起源を解明するために現在も続けられています。初期の調査では、SCP-XXXXが別の実在するかもしれない異世界との接点である可能性が示唆されていますが、この理論を裏付ける決定的な証拠はまだ見つかっていません。
報告書末尾に注意書き: SCP-XXXXに接触した職員は、回収後至急心理カウンセリングを受けることが推奨されます。SCP-XXXXによる影響は、時に人間関係の根底を揺るがす可能性があるため、その後の人間関係においても注意を払う必要があります。
コメント
1件
生きてたのか、失踪はしてないね。 てかマニアックSCPまだですかー