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稲荷崎高校バレー部は全国大会に…

みんなの話題だ。

やっぱりすごい人気なんやなぁ改めて思うと。

そんな人達と私…

普通にお話できてるの奇跡では??


陽菜「美紀、角名くんの団扇作るで!」


バンッ


私の机を叩く陽菜。


『いやや…恥ずかしいもん』

陽菜「なんで?告られたから?」

『…ッッ』



そうです。間違いありません。

だって作って応援したら好きです言うとるようなもんやん?

ちょっとまだ…好きとかは…



陽菜「治くんのは持っとってもなんも思わんのやなぁ美紀」


あ、そういえば。

無理やり持たされた感が強かったし

初めて持って見た時はなんとも思ってへんかったしなぁ。


あ、そやし

治くんに「俺の団扇持っとるから」なんやかんや

言われた気いする

あ…ということは今まで治くん好きですって

みんなに公開しながら持っとったってこと!?


あああ恥ずかしいすぎる…!!


陽菜「美紀、何1人でブツブツ言うとん?」

『あっ、さーせん笑』


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


結局説得されて角名くん団扇を作ることに

なりました。


放課後残って陽菜と作ってる。


陽菜「あっ、美紀これ貼ったらかわええんちゃう?」

『ほんまアイドルの団扇やん、、』

陽菜「こんなもんこんなもん!」

『こんなもんなのか、、?』


できたのは、

角名くん♡

と裏面には、こっち向いて♡ と

書かれた団扇。


大恥ずかしやんこんなん。


うわぁ……と思いながら団扇を眺めていると

陽菜が話しかけてきた。


陽菜「美紀…、前にも言ったけど

前に進むためには新しい恋愛しかないと私は思ってる」


『うん…』

なんとなく、それは陽菜を見ててもわかる


陽菜「時間もそうやけど、、

やっぱり今まで辛かった分愛情で埋めてくれる人を探しなよ」


うん、それも、、わかってるつもりではいる。

だけど怖い、な…


陽菜「角名くん、モテモテやし返事先延ばしにしてたらすぐ彼女できてまうかもな!」


確かにそうかもしれん。


陽菜「まあ角名くんやなくても、、、

美紀が好きや思う人やったら

誰でも応援するからな!」


『陽菜…ほんとにありがと』


ちょっとずつ、、頑張って克服していこう。


稲荷崎高校恋愛日誌②

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