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この感情は愛っていうんやな
宮治 ミヤオサム
✖️
角館 和音 カクダテカズネ
フランネルフワラー 𝐬𝐭𝐚𝐫𝐭
俺には可愛い彼女がいる
クラスは同じで席は隣
神様は俺を見捨てなかったんだと思った
和音「治くんって今日の帰りどないする??」
治「一緒に帰るか??手でも繋いで」
冗談交じりにからかってみた
思いのほか和音の反応はシンプルで
和音「うん、そうしよ」
最初は耳を疑った
でも和音はそのつもりらしく、
なんか照れてた俺がバカみたいだ
治「何処に行くか??」
和音「そろそろ桜が散りそうやから、お花見でも行くか」
治「そやな」
俺は小学生ぶりぐらいにお花見に行くことになった
なんか楽しみ
────────────
桜の木の下
和音「治くんのこういう興味無いのにも付き合ってくれるところ好きだよ」
和音はこういう世間で言う照れることをまっすぐ言ってくれる
かという俺は
治「おおきに」
こんな味気のない返事しか返せない
こんな自分に嫌気がさすのもそうだけど
和音への感情は好き?とは違う気がする
いまいちその辺が腑に落ちない
そんな事を考えていると
和音「ごめんね、やっぱり楽しくないよね」
「行きたくなさそうなのに連れてきちゃってごめんね」
いや、全然そんな事はない
むしろ浮かれてしまって
何も話しかけられない緊張してる
こんな自分もみっともないが
和音に謝らせる自分が1番みっともない
恋人失格や
治「いいや、綺麗だと思って」
和音「だよね、桜綺れ__」
なんて事を呟いた和音に合わせていった
治「いいや、和音がや」
いまはそんな事しか言えないけど、
いつかはもっと完璧な言葉を送ってあげたい
和音「へ,,,,,」
「そ、そういえば赤いチューリップが咲いてるね」
確か赤いチューリップの花言葉って
治「愛,,」
和音「そうそう、そんな花言葉だったね」
俺は愛と呟いてはっ、とした
なんか全てが腑に落ちた
この感情の正体
それに気づいたみたいだ
治「この感情は愛っていうんやな」
和音「,,,ん??」
可愛らしい顔で尋ねてくる和音に
俺はこう言った
治「和音の事愛してるって話や!!!」
時は夕方
和音の頬と耳が赤くなっているのは気のせいなのだろうか