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コメント
2件
わああ続きが楽しみすぎます!!!🥲︎ 特にいむくんの〇し屋としての腕前と、🐶くんのおたくしてるところのギャップが好きすぎます!! 神作品ありがとうございました!!楽しみにまってます!!
⚠︎ATTENTION⚠︎𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
ふぁ ~ すとのべる
マフィアパロ
🎲めんば ~ 彡口悪め
殺人表現あり
通報/ぱくり ✖️
ご理解ある方のみお進み下さい🙇🏻♀️
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
START 🧸
暖かい春の陽気にさあさあと降り注ぐ天気雨。
廃墟となった工場跡地に複数人の怒鳴り声が響く。
その喧騒が耳に障ったのか,1人の男に抱えられた小さな少年が,長いまつげを瞬かせた。
ダイヤモンドのように煌めく美しい瞳から,
1粒の涙が零れる。
「おにい…………ちゃ…(ポロッ」
モブ「…っち、違うッ!!!俺は何もやってない!!濡れ衣だこんなの…っ!!!」
??「…。」
モブ「なぁ信じてくれ、!!見逃してくれよ…っ!!!!」
??「……信じてくれ?」
??「あはは、面白いこと言うねおにーさん」
かしゃんっかしゃんっと無機質な音を立てながら、鋼色の鉛が手元で踊る。
残りの弾はあと1発。少々遊びがすぎたみたい。
??「…生憎だけどこれは任務なの。」
「殺せって言われたら殺すしかない。それが僕の仕事だから。」
「……ごめんね、?笑」
銃口を向けると分かりやすく肩を跳ねさせるソイツ。
青ざめた顔で震えながらも僕を睨む視線だけは逸らそうとしない。
悪いのは自分なのにね。
モブ「…~ッこの、っ” 常闇組 “の犬が!!」
「ボスに媚び売るしか能がねぇ下っ端のくせにいつまでも調子に乗ってんじゃ_____ッ」
モブ「”…ッッ?!?!」
??「……いいからさっさと○ねよ」
「僕だって暇じゃないんだから。」
ぐぐぐ……っ(押し込む
モブ「ぁ “ ぐ ッ “……ま “、ッ…やめ “ッ____
モブ「…………」
カッと目を見開かせたまま,冷たいコンクリートにおびただしく赤を垂れ流す醜い屍。
40数年の長ったらしい人生の締めくくりがコレって…
……ふふっw惨めでしかないじゃん?w
急速に血の気を失う元上司にコツコツと歩み寄り,そっと耳打ちをした。
??「…来世は賢く生きよーね」
「せ〜んぱい…っ笑♡♡」
───??side───
夜の12時半を少し過ぎた頃。
今にも降り出しそうな曇天の中,いつものように仕事を終えた僕は,ネオンから外れた少々風変わりな裏道を通って拠点へと帰りついた。
見張りの上司に軽く頭を下げ、休憩室へと足を向ける。
??( ” ボス “ いるかなぁ……)
(まる3日会ってないからそろそろ精神的に死にそう…)
心身共にすり減らした今の身体にはそれ相応の癒しが必要なのだ。
内なる欲を曝け出すにはまず ” あの人 “ に会わなければ。
そこまで思考が回ったところで,数m先の角から小さな影がふらりと現れた。
『……んあ、おかえり ~ … 』
『ふわぁ……(あくび』
長い前髪を鬱陶しげに掻き分けて気だるい欠伸を零す目の前の同期,
“りうちゃん” こと “大神りうら” 。
格好から察するに恐らく今から仕事なんだろう。
??「ただいま。今日夜勤だっけ?」
赫『……ううん、非常任務』
整った顔を分かりやすく曇らせる赤髪の彼。
??「…ヒジョウニンム、?」
赫『……まぁ残業だよ残業。』
『上司に押し付けられちゃってさ』
??「うわー,かわいそ…」
赫『でしょ,まじだるい…』
『代わりに行ってくんなーい?』
??「連勤明けだわ馬鹿」
赫『む……』
こんな軽口を叩きつつも,与えられた任務だけはきちんとこなすバカ真面目さが彼の長所。
だからこそいい的にされちゃうんだろうなぁ。
赫『………はー…まあいいや』
『早く寝たいからさっさと終わらしてくるね。』
??「はいよ〜」
「くれぐれも死なないよ〜に」
赫『わかってるわw』
『じゃーね』
??「んー」
遠ざかる同僚の背中を見送って目の前の銀色の扉に手をかける。
ぎぃ…っ
水「ただいま戻りました〜…」
部屋に足を踏み入れるのと同時に,無意識にあの人の姿を探す。
見慣れた部屋の片隅には白くて立派なソファーが置いてあって。
いつもなら素通りしてシャワーを浴びに行くけれど、今日はそうはいかないみたい。
『…お疲れ様。遅かったね。』
黒スーツには見合わないコンビニ飲料を片手に、ソファーに深く腰かけた人物。
桃色の髪の毛に銀色のピアスがよく生えている。
僕がこの3日会いたくて会いたくて堪らなかった……ここ、『常闇組』の生みの親だ。
??「…………ボス…、?」
桃『…久しぶり、笑』
『3日ぶりだね、 “いむ” 。』
すぅっと細まった薄紅色の瞳と視線が絡まった瞬間。
僕の中の何かが,音をたてて弾けた。
水「…~ッはい…っ♡♡」
「ずっと会いたかったですっ,ボス…っ♡」
桃『んふ…笑こっちおいで?』
水「…ッ♡」
僕の名前はいむ。
…ってゆうらしい。
───💎side───
桃『ごめんね〜、立て続けに駆り出しちゃって…。』
『疲れたでしょ?』
水「……まぁ、疲れました…けど、僕もっとボスの役に立ちたいので」
「これくらいなんてことないですっ」
胸の前で握りこぶしをつくって鼻を鳴らす。
ボスはそんな僕を見てふわりと笑った。
花が咲く様な笑顔ってこうゆうことなんだってつくづく思うよ。
それくらいボスの笑顔は綺麗なんだ。
桃『……ありがとう、笑』
『いむは偉いね。』
少し骨ばった柔らかい手が、乱れた僕の頭を優しく撫でてくれる。
任務終わりのこの時間が僕はたまらなく大好きで。
水「えへへ…笑/」
「ね、ボス、ぎゅってして、?//」
桃『…ん、笑』
仕方ないなぁって顔をしながら僕を胸元まで引き寄せて、包むように抱きしめてくれる。
すぐ側で聞こえる大好きな呼吸音。心音。天国にも程がある。
………
……ん?
水「……?」
「ボス…香水変えました、?」
ボスの胸に顎をうずめたまま上目遣いをする。
僕が知ってる匂いじゃない。
桃『…んー?…あぁ、笑』
『前使ってたの切らしちゃってさ〜』
『外回り用の安いやつ使ってんの。』
水「…あー、…ぁ、?」
「………ぇ、普段使いと外出用分けてるんですか?」
桃『そりゃね?笑 』
『公私混同させたくないし(?)』
水「……な…るほど…(?)」
桃『…絶対分かってないじゃんw』
水「そんなことないですよ!?笑」←図星
「…ぁてかてか、!僕明日休みなんでいつものやつ買ってきます!!」
桃『…え、』
『いやいや、休みの日くらいいむの好きなことしなよ笑』
水「いいですよどーせ暇なんで笑」
「丁度お買い物行きたいな〜って思ってましたし!」
桃『えぇー?……んー、、笑』
『…じゃあ……お願いしよっかな、?』
水「お任せあれですっ!!✨️」
「□□モールの1階で売ってるやつですよね?薄ピンクのパッケージの!!」
桃『なんで知ってんの…w』
水「ボスのことならなんでも分かりますよ〜w」
「会議の後にササッと行って買ってきますね!!」
桃『ありがと、w』
『せめてお昼は食べてから行ってね?笑』
水「はーい♪笑」
桃『ではこれより、常闇組近況報告会議を執り行う。』
『りうら。』
赫『…ぁ、はい。』
『……ええっと、今年に入って急増した‘’ ユダ ”の件について…』
『なにか分かったことがあれば報告してください。』
水「…はい」(挙手
赫『216番、どうぞ。』
水「…」(ガタッ立
水「…216番、いむ、報告です。」
「昨日始末した───に吐かせたんですが…」
△△『…』
水「………」
水「…そこで澄ました顔して座ってる△△とかいう人も共犯だったらしーので、今すぐ処分すべきかと。」
一同『『『……!?!?!?』』』
△△『!?』
赫『…え…っ?』
モ『…は、おいどうゆうことだ!?!?』
△△『…いやいやいや…っ!』ガタンッ
『なんかの間違いに決まって…っ』
桃『……いむー、その情報ってがちのやつ?』
水「がちのやつでーす」
「…………多分」
桃『おけ。始末で。』
△△『は!?!?』
桃『誰でもいーからソイツつまみ出して殺っといて。』
モ『は…っ!』
『おいごら!!大人しくしろ!!!』
△△『や…っ、ぇ!?うわぁぁああ”ぁッ!?』
水「…」
僕の仕事は,内部にいる反逆者,『ユダ』を見つけ出してこの手でぶっ殺すこと。
出来ることならアイツも一緒に殺してやりたかった。
ボスに逆らう奴なんて,
みんなみーんな死んじゃえばいい。
赫『………ねぇ、あれってりうらに仕事押し付けてた上司…』
水「…。」
「……ん?(ニコッ」
赫『…』
赫(…………こわ……)
【会議終わり】
水「んぃ~~~~~~…っ(伸」
「つっかれたぁ〜〜…」
赫『だね〜』
『もう昼だしどっか食べ行かん?』
水「さんせ〜い…」
「……んあ、」(止
赫『ん?』
水「僕ボスの香水買いに行かなきゃ。」
赫『…ぁ、そなの?』
『相変わらずだね笑』
水「当たり前。ボスしか勝たんし」
赫『w』
『暇だからりうらも着いてっていーい?』
水「いいよ〜」
赫『やーばいめっちゃ楽しかった』
水「んねー笑」
「結局何着買ったの?」
赫『15〜』
『先月の給料全飛び。』
水「やばw」
赫『いむだってクソ高い香水買ってたじゃん笑』
水「あれはボスのだもーん」
「今日多めにお金もらってきてるし」
赫『なにそれ笑______』
赫『わ…っ!?』
??『うお…っ』
水「!!」
ぐらりとよろけたりうちゃんの身体を間一髪で受け止める。
水「…っ,大丈夫、?」
赫『…う,うん……大丈夫…』
びっくりしたように声を上ずらせるりうちゃんを横目に,目の前の男を静かに見据えた。
水「………すみません,大丈夫ですか?」
??『…………』
水「…?」
押し黙ったその様子に首を傾げた瞬間。
…突然りうちゃんが動いた。
水「…ッうえ…っ!?」
??「…!」
赫『…っ(走』
水「……っちょ,りうちゃん!?」
「なんで走って…っ」
赫『いいから!!!』
水「……っ?、」
憔悴しきった横顔にどうしていいか分からず,引かれるがままに一緒に駆け出した。
一心不乱に足を動かして約20分。
右も左も分からないままアジトへと帰りついた。
水「はあっ…はーっ…」
「っねぇ…ほんとにどうし___」
赫『これからしばらく。』
『あの街には近づかないで』
水「…え?」
「なんで?」
赫『なんでも…っ!!』
水「…っ」(ビクッ
赫『……今日は先に部屋戻ってて』
『ちょっと寄るとこあるから』
水「…ぅ,うん」
「おやすみなさい」
赫『…。』
眉間に深く皺を寄せたままくるりと踵を返す。
唯ならない勢いに気圧されて廊下へと歩みを進めた。
───??side───
??『…っはぁ……っ、はーーっ…』
??『………?』
『おかえり…どした___』
??『死んでへんかった…!!!!』
??『…………は、?笑』
??『やっと……やっと見つけた…っ!』
『ちゃんと生きてた…っ(ポロッ』
??『……ぇ、』
小さくそう漏らした黒ずくめの男の手から手入れしたばかりの拳銃が滑り落ちる。
男はそれにも気づかない…気づけないまま、泣いて息を切らす目の前の相棒を凝視した。
??『…おったんよ…っ…隣町の商店街に!!』
『いむくんが!!!!!!!』
────── ᴛᴏ ʙᴇ ᴄᴏɴᴛɪɴᴜᴇᴅ ──────