ガチャ
バタンッ
4つの黒い人影が車から降りる
「目的地に到着!!」
司がトランシーバーに向かって言う
「今日はカジノでこいつを探すのね……」
寧々が手元に持っている紙を見る
「見つけたら直々に連れ出そう」
「でも仲間連れてたらめんどくさいね〜!!」
「あぁ……簡単に済まそう
あと、類とえむは留守番な
見守りに回ってくれ」
「ええぇ!!なんで!!?」
「よよよ……置いていくのかい??」
「最初に連れて行ってミスしたのは誰だ」
「ハイスミマセン」
「オトナシクルスバンシマス」
黒いドレスをまとった寧々と、同じく黒いスーツを羽織った司がカジノに入っていく
「じゃ、ドローンで裏探そうか」
「おっけー!!」
類とえむはそう言って動き出した
「……ステラ」
「……あぁ…分かっている」
「六番卓……あいつだ」
「早々に終わらすぞ」
「了解」
寧々と司が六番卓に向かう
「……あの、良ければオレたちと対戦しませんか?」
「……あぁ、すぐに終わるならな」
「はい、」
(予想通り……性格悪そ。取り巻きは数人いるみたいだし、類たちに連絡してアジトBANしてもらお)
「私、一瞬席を外しますね。すぐ戻ってきます」
「あぁ」
寧々が司にアイコンタクトをし、外に出て類たちに連絡する
トランシーバーで連絡をとる
「見たでしょ?あいつ」
『あぁ。既にアジトは発見済みだからすぐに向かうよ』
「えむひとりで近距離は危険だから、今日はルーナも近距離ね」
『ええぇ!!あたしひとりでもいけるよー!!』
トランシーバー越しに元気な声が響く
『アーヴィスくんもこういっている事だし、万が一はすぐに駆けつけるからね。心配しないでおくれ』
「…わかった。約束ね。じゃ、司の所に私は早く戻るね」
『了解。ステラくんは今対戦開始しようとして…え!!?』
コメント
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なんだなんだ何が起きたんだ…?