テラーノベル
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※第1話の [必読] を必ずお読みください
※エセ関西弁
※誤字/脱字 あり
「(いたい…)」
朝起きてから、下腹部を指でぐっと押されている感覚がずっと続いている。鬱お嬢様たちにバレないよう、冷静を装っているが最悪なことに月経二日目ということもあって痛みが増して酷い。血がドロっと流れる感覚が気持ち悪くて、今すぐにトイレに駆け込みたいくらいだ。
鬱お嬢様とチーノお嬢様が何か話しているようだが、会話の内容が入ってこない。会話に混ざりたいが、如何せん立っているだけで辛いのに冷静を装いながら喋るなんてもっと無理だ。
するとチーノお嬢様と話し込んでいた鬱お嬢様が、わたくしの異変に気づいたのかこちらと目線を合わせるようにしゃがみ込んだ。目尻を下げて、どこかこちらを心配するような眼差しを向ける鬱お嬢様と目が合う。
u「ゾムお嬢様、顔色悪いですわよ?」
「い、いえ…大丈夫ですわ」
わたくしがそう言うと、鬱お嬢様は納得していないような返事をした。それでも二人から変に気を遣われるのが嫌で、適当な嘘をついて誤魔化す。鬱お嬢様から疑いの目を向けられるが、わたくしは敢えて目を逸らした。
すると、隣にいたチーノお嬢様に耳打ちをされる。チーノお嬢様はわたくしが顔色の悪い理由を何となく察したのか、周りの生徒に聞こえないよう耳打ちにしたのだろう。
c「もしかして、きました?」
小さく頷くと、チーノお嬢様はわたくしの手を握った。さっきまで不安でいっぱいだったが、チーノお嬢様の温かい手に包まれた瞬間、安心感がきた。
c「申し訳ありません。ゾムお嬢様と保健室に行ってきますわ」
そのまま、手を握った状態で保健室まで連れられる。チーノお嬢様は手を離そうとはせず、わたくしに寄り添ってくれた。こんな優しいお姉様がいてたらいいな、なんて考え事をした。保健室に着くと、休み時間のため先生が座って何か作業をしていた。チーノお嬢様は保健室の先生に事情を話し、ベッドを借りることにした。
「チーノお嬢様…ごめんなさい」
c「大丈夫ですわよ。お気にならず」
ここまで真摯に付き合ってくれたチーノお嬢様に、申し訳なさがきてしまった。それでもチーノお嬢様は優しく、大丈夫と言ってくれた。ここはチーノお嬢様の優しさに甘えて、ゆっくりすることにした。
ふかふかなベッドで横になると、さっきまでの不快な痛みが和らいでいく。ベッドのシーツにはお日様の匂いがして、眠気が誘われる。月経の時は、無理して動かないことを身をもって理解した。
このままチャイムが鳴ったら、チーノお嬢様は教室に戻ってしまう。そう考えると寂しくなってきて、時間の進みが遅くなればいいのにと非現実的な考えが出てしまう。
「チーノお嬢様、もう少しだけ隣にいてくれませんか…?」
c「もちろん、いいですわよ」
チーノお嬢様はベッドの横にある丸椅子に腰掛け、わたくしが眠りにつくまで手を握ってくれた。相変わらず、チーノお嬢様の手は温かくて落ち着く。
ゆっくり目を閉じようとすると、眼鏡を外したチーノお嬢様の顔が近づく。レンズ越しではない橙色の瞳と目が合い、不意なことにドキッとしてしまった。そのまま触れるだけの口付けをされ、急な出来事に脳の処理が追いつかない。耳まで真っ赤になってしまい、そんなわたくしの様子を見てチーノお嬢様は口に弧を描く。
c「早く良くなるおまじないですわ。おやすみなさい、ゾムお嬢様」
「は、えっ…// お、おやすみなさい、ですわ…//」
最後まで閲覧して頂き、誠にありがとうございます。
こちらでの投稿はお久しぶりですね。
㌃作品を進めていたため、こちらの投稿はあまりできていませんでした。
久しぶりの作品がこんな内容で申し訳ないです💦
ςお嬢様のキャラデザ、ᶻお嬢様に次いで好きです
公式立ち絵で、ᶻお嬢様の露出少なめの本当にナイスすぎる。あと、個人的にᶻお嬢様は私服で白ニーハイ履いててほしい
[2025/6/1投稿]
コメント
7件
お じ ょ ~ さ ま 最 高 す ぎ る ッ ッ .ᐟ 私 服 白 ニ ー ハ イ 解 釈 一 致 す ぎ ま す … 、 黒 の カ チ ュ ー シ ャ と か つ け て て 欲 し い ッ て い う 願 望 … ( 供 給 有 難 う 御 座 い ま す .ᐟ.ᐟ
c i z m っ て 供給 少ない から 嬉し 過ぎ る 、、。
...エ??(丁度私月経2日目だったからビビりました)