テラーノベル
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🦍(独身)↔🍆
御本人とは関係ありません。
あくまでもフィクションです。
ご了承下さい。
俺は今、ドズルさんの故郷…大分県に来ている。
なぜ?大分?
それは『いまおみ』の企画で俺が負けたからさ…。
ただ…ライブ配信ってこともあり、 夜遅かったので、翌日の昼前の便で大分に向かったのに…
なぜか大分空港の到着ロビーでドズルさんが手を振って立っていた。
は?なんで貴方いるの?
「へ?ドズさん、なんで居るの?」
「ぼんさんの便よりも前の便で先乗りしました」
「…は?なんで?」
「ぼんさんのことだから、空港でお土産買って、すぐ帰るつもりでしょ?」
「…まぁ…ね」
「せっかく僕の故郷に来てくれたんだし、ちょっとは観光してほしくて来ました」
「…は?…でもドズさん仕事は?」
「大丈夫!『いまおみ』の配信後、速攻で今日の仕事を終わらせましたし、ミーティングは明日の夜にリスケしました 」
「……え…?」
「さぁ、ぼんさん行きましょう!」
「はぁ?…行くにしても…どこ行くのよ?」
「大分といえば温泉が有名でしょ?あと、美味しいものもたくさんありますよ。関アジ・関サバ、とり天、ふぐ、豊後牛、唐揚げ…ぼんさんが好きなものいーっぱいありますから!」
「…なんか…観光大使みたい」
「ふふふっ。ぼんさん専属の観光大使ですよ」
「うわぁー!そりゃー有り難いわ」
「ね!じゃあ行きましょう。あっ…車が無いと不便なので、レンタカー借りて行きましょう。ぼんさんの運転で…!」
「…やばっ。俺久しぶりの運転だから大丈夫かな?」
「大丈夫。そこは信頼してますよ」
「分かりました。…じゃあ行きますか」
ドズルさんの満面の笑みを見て、俺も自然と笑みをこぼす。
今回の罰ゲームもいつもどおり…お土産をちゃちゃっと買って、速攻で帰るお決まりコースかと思ってたが…
『愛おしい人と小旅行できるなんて、罰ゲームところかご褒美じゃん!』と、ドズルさんと一緒に居れるこの時間がとても幸せだった。
早速レンタカーを借り、ドズルさんと大分観光へ繰り出した。
「ぼんさん、お腹空きました?とりあえず飯にしますか?」
「そうですね…何がいいかなぁ?」
運転しながら考えていると…
「とり天はどうですか?」
「とり天?」
「えぇ…唐揚げに似てますが、鶏肉に衣をつけて揚げたものを、酢醤油やポン酢に練りワサビを溶かしたものにつけて食べる郷土料理ですよ」
「へぇ…いいねぇ」
「別府にとり天の美味しいお店があるので、そこにしましょう」
「別府?!なら温泉も入りたいなぁ」
「いいですね。ついでに、近くの『地獄めぐり』もしましょうよ」
「地獄…、なんか怖いなぁ」
「イヤイヤ、マイクラのネザーに比べたら可愛いもんですよ」
「ネザー…。ねぇ、ピグリン居る?」
「アハハッ!居ませんよ」
「なら大丈夫だ。別府へ行こう!」
「フフッ。じゃあ、この道まっすぐ行って下さいね」
「了解!」
ドズルさんのナビで、別府に向かって車を走らせた。車内では会話も弾み、幸せなドライブだなぁと心底思った。
しばらく走ると別府湾が見え…そして別府に到着した。
所々に温泉地独特の湯けむりが見え、ちょっとした興奮を掻き立てた。
「ぼんさん、もうすぐ着きますよ。次の信号を右に曲がったら、すぐお店がありますから…」
「了解!」
お店に着き、駐車場へ車を停めた。
店内に入ると店員さんに案内され、お互いとり天を頼み、『美味い!』と舌鼓を打ちながらとり天を堪能した。
「あー!美味しかった」
「でしょお?!」
「次は…どうします?」
「じゃあ、腹ごなしに『地獄めぐり』してみます?」
「いいですよ」
「なら『血の池地獄』へ行ってみますか?」
「…なんか、怖い所みたいですね」
「イエイエ。行けば分かりますよ」
「そぉ?じゃあナビお願いしますね」
「ハイ」
車をちょっと走らせたら、目的地に到着。そして『血の池地獄』を観光した。
本当に血の池って言うぐらい、池の色が真っ赤に染まっていてビックリしたが、ドズルさんの解説もあって、なかなか面白く、食後の運動にちょうどよかった。
他にもいろんな地獄めぐりがあるらしいが、今回は時間も無いからまた今度…となった。
『次回…またドズルさんと行ける』という期待を密かに喜んだ。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去り…そろそろ夕方近くとなった。
「ドズさん、もうそろそろ空港に戻らないと…」
最終便に間に合わないんじゃない?と言いかけた時、ドズルさんの携帯が鳴った。
「あっ!スミマセンぼんさん。ネコおじからだ」
と携帯を見る。
急ぎの仕事か?と思い、『どーぞ』と目配りすると、『すみません』と電話をとり、話しながらいそいそと歩いて行った。
さて…どうしようかな?と辺りを見回すとお土産屋があったが、『お土産渡す相手が一緒にいるんだから…要らないよなぁ』と考えていたら、ふと足湯に目が止まった。
「足湯かぁ。ドズさん、時間かかりそうだし…ちょっと歩き疲れたから、浸かっていくか!」
裾をまくり上げ、足湯に浸かり『あー…気持ちいい』と身も心も癒されている俺。
幸せを感じながら、足湯に暫く浸かっていたら、ドズルさんが俺を見つけて近づいてきた。
「ぼんさん、ここにいたんですね。足湯どうですか?」
「最高!ドズさんも入ります?」
「いや、僕は大丈夫ですよ」
えーー、とっても気持ちいいのに…って伝えながら足湯から出て、温まった足を拭いていたら…
「だってこれから温泉に行きますから」
「…へ?」
温泉?!イヤイヤ…東京帰るんじゃないの?と尋ねると、笑顔で温泉旅館を手配しましたから…と言われ、いつ予約したの?と聞いたら、さっきですねと涼しい顔で答えた。
「え?さっきネコおじから電話は?急な仕事じゃないの?」
「違いますよ。ネコおじからは明日のミーティングについての確認ですね。でもそのあとに、親父から連絡があって、旅館予約したからって…」
「…はぁ?ドズパパから?」
「はい。昨日の配信を親父見てたらしく、配信終わってすぐ連絡が来まして…ぼんさんがせっかく大分に来るなら、温泉にでも入って、ゆっくりしてもらえ…って親父張り切っちゃって…」
「へ?」
「で…旅館の予約が取れたからって連絡が入ったので、レンタカーの延長と明日の飛行機の予約もしておきました」
…えーーっと…ドズルさん、めっちゃ歯茎出てるわー。
で…何?
俺…ドズルさんと旅館に泊まるの?!
マジで?!
これ…夢じゃないの?
それに…ドズルさんと一緒に温泉?!
ヤバいって…
…いや待て…ぼんじゅうる。そんな上手い話があるか?
それとも……これ……もしかしてドッキリか?
『テッテレー!ドッキリ大成功!』ってくるのか?
…と一喜一憂していたら
「…ということなので…行きましょうか?」
とドズルさんに促されたが、期待と疑惑の中で…ドズルさんの声にすぐ反応できなかった。
「……えっ?……あぁ……は…ぃ…」
歯切れの悪い返事にみたいになったのを聞いて、不安に感じたのか…
「…ぼんさん、どうかしました?」
「…え?」
「…もしかして…今日の夜、配信とか予定が入ってました?」
「…いや、それは無いけど…」
「じゃあ…僕と一緒に旅館に泊まるの…嫌ですか?」
「嫌じゃない!違う!違う!寧ろ…その逆!…めちゃめちゃ嬉しくて…動揺してただけです…」
「なら良かった」
「…ちなみにドズさん。……これ……ドッキリですか?」
「えーー?ドッキリじゃないですよぉ。何疑ってんすかwww」
「…いや…だって……」
「つべこべ言わずに行きますよ!」
満面の笑みで、俺の背中に手を添えて出発を促した。
『…マジで…これ夢?現実?』
ドズルさんが車に向かって俺の前を歩いている時に、俺は自分の頬をつねって確かめてみた。
『ギュー』
…うん……ちゃんと痛い。これ現実だわ!
その時、ふとドズルさんが振り返り、つねっている俺を見て笑ってた。
「何してんすかwww」
「いやー…夢なのかな?って思って…」
「フフッ…夢じゃないですよ」
「そうみたい…良かったぁーーっ!」
2人して笑いながら血の池地獄を後にして、温泉旅館へ向かった。
時間はそこまで掛からなかったが…辿り着いたその旅館は、あまりにも立派な佇まいで…気品が漂う高級旅館だった。
ここ…絶対高いって…って思った矢先
「予約していた〇〇ですが…」
とドズルさんがフロントに伝えると
「承ってございます。お待ちしておりました。こちらにご記帳を…」
記帳しているドズルさんを横に、俺は旅館内をキョロキョロ見ていると…
「ありがとうございます。本日ご宿泊されるお部屋は『風蘭』でございます。それではお部屋の方へご案内致します」
と促され、仲居さんに部屋まで案内されたが…
まず、俺達が泊まる部屋は他の部屋とは離れた場所にあって、一軒家のような造りの特別な個室だった。
部屋に入ると、広い和室とモダンな洋室が二間続いている造りで、窓からは別府湾が一望でき、とても眺めのよい部屋だった。
更に、 寝室のベットや置かれてる家具等も高級感漂うものばかりで、贅沢過ぎる部屋にビックリした。
その上露天風呂付きとあって、4〜5人入っても十分余裕があるぐらいの広さの岩風呂が完備されていた。
『オイオイ…マジか…。凄すぎんだろ』
…と、あまりの豪華な部屋に呆気にとられながら露天風呂を眺めていると…後ろからドズルさんが近づいてきた。
「ぼんさん、どうです?」
と笑顔で尋ねられ、振り向いて思わず呟く。
「…スゴすぎ…」
「…ですよねー」
「ここ…絶対高いでしょ?」
「でしょうね…。どれぐらいするのか?は僕にも分かりませんね。でも…親父奮発したなぁ…」
とドズルさんが苦笑する。
それを聞いて俺は溜息をつきながら…
「ねぇ…ドズさん。俺なんかが…こんな豪華な宿…泊まっていいの?」
「いいに決まってるじゃないですか。親父がぼんさんの為に手配したんだから。…ホントぼんさんに甘いんだから…」
イヤイヤイヤ…
ドズルさんの気配りは常々スゴいって思ってたが…ドズパパもスゴいわ。
マジ感謝し尽くせないよ…って申し訳ない気持ちでいっぱいになっていたその時、ドズルさんが俺を優しく引き寄せ…頬に手を添えられたと思った次の瞬間…唇が重なった…
え?ええっ?
俺…今…ドズルさんとキスしてる??
時が止まったように感じた…
そして…ゆっくりと唇が離れていく。
驚いてドズルさん見つめると、ニコッと微笑む…
「…僕も相当ぼんさんに甘いですけどね…」
と、照れたように答えた。
「……え?」
そして再び唇に軽くキスが落とされ…
それを何度か繰り返された後…
深くキスされた。
ドズルさんの舌が俺の舌を絡ませて、息をするのも苦しい位の深いキス。
次第に激しさを増し、気持ち良すぎて…この情事に流されてしまいそうになる。
…ヤバい…ドズルさんキス上手過ぎ…
「…ふぁ…んあっ…」
「…んっ…はぁ…」
やっと唇が離れたと思ったら…
「ぼんさん…顔…トロけ過ぎ…気持ちよかったですか?」
コクっと頷く。
「フフッ。ぼんさん…可愛い」
笑顔で耳元で囁かれ…背筋に電流が走る。ドズルさんの声に痺れた俺。
『もう…貴方の虜だよ…』
ドズルさんにぎゅっと抱きしめられ…
「ぼんさんが足湯に入って、気持ちよさそうにしている顔を見て…欲情してしまいました」
「へ?」
「貴方のその顔…僕の腕の中で見てみたいって…」
「…いや……恥ずかしい…よ…」
「そんな事ないですよ。ぼんさんが好きだから…こういう気持ちになるのは…当たり前ですよ」
率直に伝えてくれる貴方の気持ちが嬉しくて…涙が零れそうになる。
その気持ちを察してか…目尻にキスをくれた。そして再び微笑みながら俺を抱きしめる。
何でもお見通しのドズルさん。
ずっと貴方のそばにいたい…
俺は自分の気持ちを伝えるように、ドズルさんの肩に顔を埋め、背中に手を回して抱きしめ返した…
コメント
2件
コメントありがとうございます。スゴく嬉しいです。

とても良きです(*´ω`*)✨