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皆様方々、ごきげんようさて、これから読んで頂くのは「主の過去」だ
彼は今やボスや主と親しまれている傍ら
彼はどんな環境で産まれ、誰と生きていたのか
長い長い坂を諸君達は登る事になるとおもう
是非、登って欲しい、、おや?もう時間だね
ではでは、「主の過去〜忌み子〜」はじまりはじまり
主
「楓、、久しぶりに呼んでくれたな」
主はご飯を終えて自室に入り、竜胆がわしゃわしゃと
ぎこちなく撫でてくれた頭の感触が残っているのか
自分の髪を触っていた
主
「昔か、、、カエデって沢山呼んでくれてたな、、」
主は暖かな日差しが窓からさし
お腹いっぱいの満腹感が混じりうとうとしていた
竜胆が気づいた頃には熟睡だった
竜胆
「赤ちゃんか、、本当に、、、、おやすみ」
竜胆は掛け布団を広げ主に被せ、主自室を後にした
穏やかな寝息
すやすやとお昼寝をしていた
だが
主
「……」
表情が僅かに曇る
そこにあったのは今ではない
夢の中
少し昔の記憶だった
まだ彼が「主」と呼ばれるより前の話だった
世界パラディナの小さな村に産まれた
赤子
「………」
赤子は泣かなかった、まるで全てを見透かし悟りを
開いているかのような、どこか遠くをみていた
助産師
「おめでとうございま、、、目の色に不吉よ
マリーゴールドが入ってる」
ザワザワし始めた、「不吉だ」「災いが起こる」
そんな中、1つの声が響いた
母親
「まぁ!!なんて可愛いの?ようやく会えたね
産まれてくれてありがとう」
1つ優しい声だった
父親
「2人とも頑張ったな良かった、良かった」
誰よりも泣いている忌み子が産まれたのにと
観衆が見ている
母親
「目の色の事は理解しています。ですが
こんなにも可愛いいのです、私は堪らなく愛おしい
マリーゴールド色、秋の終わりが近ずく、、、、
カエデ、、カエデ、、楓がいい!」
結果良い待遇を施されない中、母父は退院した
村人達は「オレンジ系統の色は不吉を呼ぶ」
「災いの証」と言われており楓に嫌がらせを続けた
「忌み子」「鬼子」罵詈雑言だった
幼いながら人間の汚い部分を見たと思ってた
母親
「楓?母さんはね、楓の綺麗な瞳も優しい心も、優しい顔も大好きよ」
楓
「……かあ、さん?」
母親
「そうよ、楓のお母さん」
小さな楓は、まだ言葉の意味を全て理解できるわけではなかった
それでも、その声だけは覚えていた。
自分を恐れる声でもない
自分を罵る声でもない
ただ、優しく自分を呼んでくれる声
楓
「……かあさん」
母親
「ふふっ、そう。上手ね」
母親は楓を抱きしめる
外では今日も、村人達が好き勝手に囁いている
「忌み子だ」
「鬼子がいるぞ」
「きっと災いを呼ぶ」
そんな声など届いていないかのように、母親は楓の背中をゆっくり撫で続けた
母親
「大丈夫よ」
楓
「……?」
母親
「どんな目で見られても、どんなことを言われても……母さんは楓の味方だから」
父親
「俺もだぞ」
いつの間にか、父親も隣に座っていた
父親
「楓は俺達の大切な息子だ。誰に何を言われようが、それだけは変わらない」
楓
「……とう、さん」
父親
「ああ」
父親は笑いながら、楓の頭を優しく撫でる
その手は、とても大きかった
楓にとって世界は、まだ狭かった
母の腕の中
父の大きな手
そして二人の笑顔
それだけが、楓にとっての世界だった
だから楓は知らなかった
優しい世界が、いつまでも続くわけではないことを
この小さな幸せが
いつか、大きな悲しみに変わることを
楓はまだ知らなかった。
さてさて、これにて「忌み子誕生編」を締めるとしよう
次回は「災害編」になる予定だが、
本当に彼は「忌み子」だったのか
なぜ、そう呼ばれるようになったのか。
その経緯を、これから長々と綴っていこうと思う
諸君達には少々長い物語になるかもしれない
だが、私はきちんと事実を語りたい
彼が何を見て、何を失い、
そして――何を抱えて生きていくことになったのか
是非、最後まで見届けてほしい
……おや?
どうやら、もう時間のようだ
では諸君
次は「災害編」で逢いましょう
臣桜
622
世羅 鈴🎨🎤
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こはる
498
*ゆう*
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コメント
1件
ああもう、これ……ガチで刺さったわ。 「マリーゴールドの瞳=不吉」って村の空気、重かった。 それでも「楓は俺たちの大切な息子だ」って言い切った両親の強さに泣く。 幼い楓が世界の狭さと優しさだけを知ってる描写が、逆に「この後何が起きるんだ…」って怖くもなる。 「災害編」でどんな過去が明かされるのか、楽しみすぎる🔥