二人が通学準備をしていると晃のスマホが鳴った。
「おう公駿どうした?」
「僕来週ノ木曜日二香港二帰ルンダ。」晃は呆然としたが
「そうかお別れ会開催するよ。」隣で聞いてた恵子も呆然としていた。
「お兄ちゃん仕方ないよ。」
「あっという間だな。」母親は晃が辛そうな表情をしていたのを見逃してたいなかった。
「ねぇ公駿が来週の木曜日に帰国するってホント?」七海が悲しそうな声で聞いてきた。
「七海先輩ホントです兄は公駿先輩と仲良かったです。」公駿が遠くで二人の会話を聞いていた。「公駿聞いてたんだ。」
「七海ト付キ合エテヨカッタ。」七海は泣き笑いした。
「皆中休み音楽室に来てくれ。」晃が放送室から言った。
中休みメンバーは音楽室に集まった。
「公駿が帰国するだろ最後の曲はしっとりバラードにしようと思うでさレコーディングして今までの曲を含めてさ記録に残そうぜ。」
「私の伯父さんがエンジニアだから頼んでみる。」七海が電話をかけた。
「どうでしたか?先輩。」晴彦は食いつきで聞いた。
「明後日なら大丈夫だって。」晃と恵子がハイタッチをした。
「じゃぁ放課後俺ん家で楽曲制作だ。」放課後晃と恵子の自宅に集まって楽曲制作を始めた。
「ありがとうを伝えるには…。」
「優しくありがとうで良いだろ。」
「んー!レコーディング明後日ですよ。」中々決まらずにピリピリしていた。
「皆おやつよ。」母親がオレンジジュースとクッキーを持ってきた。
「アリガトウゴザイマス。」公駿が受け取ってメンバーに渡した。
「生き返るわー!」晃は叫んだ。
「皆気を引き締めていこう。」七海は張り切っていた。