いや〜テスト2週間前…☆HA・HA・HA☆
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rbr side
rbr「…どこ?」
そこはとても暗い空間。
何処を見ても、光なんてない空間。
そんな空間に少し、不安感を覚える。
rbr「シャオロン、?おらんの?」
怖くなって思わず兄の名前を呼ぶ。
3歩、前に進んでみました。
しかし、見えない壁にぶつかりました。
やっぱり怖くなって3歩戻り、そこで縮こまりました。
何分経っただろうか、
5分?30分?1時間?
もっと経っているかもしれない…
どこからか声が聞こえる…
その声を聞くために息を潜める。
しかし、その声は…
母「全く…何であいつはあんなんなのよ、」
父「仕方ない、その分全てシャオロンに言ったから良いじゃないか」
母「じゃああいつは何ももってないお荷物じゃないw私、そんな子ども要らないんだけどw」
自分の手の甲に水が落ちる。
咄嗟に自分が泣いてるのだと気づいた。
そうだった…俺は親の声を聞くだけでも泣いてしまう身体になっていたんだった。
親の怖さと、要らないと言われた悲しさで涙は溢れ出る。
その間もずっと親の声は聞こえていた。
母「ほんとに金しかかからない子なんだから…もっと何かしろっての」
父「ちゃんと俺らのサンドバッグになってくれてるじゃないか、俺、あいつ殴るだけで楽になるんだよね〜w」
母「あいつ、私らがいなかったら生きる意味ないじゃんw感謝して欲しいわ〜」
そんな言葉をずっとずっとずっと言われる。
怖くなって嫌になって思わず耳を塞いだ。
目も閉じた。
でも、ずっと両親のあの声が、顔が、言動が、ずっと脳裏にこびりついて涙が止まる事はなかった。
ふと目を開けた。
どうやら眠ってしまっていたようだった。
声はまだ聞こえる。
でも、両親の声ではなかった。
mb「シャオロンくん、運動も勉強も出来るなんてすごいね〜!!」
mb「シャオロン、一緒にサッカーしようぜ!!!」
そんな声が聞こえる。
何度も聞いてきた同級生の声だ。
この声を聞く度、シャオロンが羨ましかった。
でも、逆に俺に対する声もあった。
mb「ロボロってさーシャオロンの弟なんよな?学校来てるとこ見たことないんだけどw」
mb「え、引きこもりなんじゃねぇの?シャオロンと違って勉強も運動も大した事ねぇんだろ?」
mb「1回来てるとこ見たことあるけど、なんかとりあえずチビでさ〜めっちゃどんくさかったよ?何であんな奴がシャオロンの兄弟なん??シャオロンかわいそーw」
そうだよな、ごめん、ごめんな、シャオロン…
やっぱ俺なんていらなかったよな、
でも、俺に対して要らないとか言わなかったのは今まででシャオロンしかいないんだ…
俯いていると、足音が聞こえた。
前を向くと、そこには大好きなシャオロンがいた。
sho「ロボロ!」
rbr「シャオロン…」
シャオロンはこちらに手を広げる。
俺はシャオロンに抱きつきに行った。
…しかし、抱きつけなかった。
シャオロンが俺の頬を掴んで止めた。
rbr「し、シャオロン…??」
sho「俺な、今までロボロに言ってなかったことあんねん、」
rbr「…?」
sho「俺な?」
その時、何かが壊れた。
皿が割れたような音がした。
気づいたら俺は泣き叫んでた。
よく見ると、腕には点滴の針が刺されていた。
身体には包帯が巻かれていた。
その部屋は見たことない部屋だった。
そんな事は気にせず、俺は泣き叫んだ。
綺麗に巻かれた包帯を乱暴に取り、自分の指で傷跡を掻きむしった。
傷跡からは血が出ていた。
でもそんなん関係ない。
死ななきゃ死ななきゃ死ななきゃ…
シャオロンに「要らない」と言われた俺にはもう生きる意味なんてないんだから。
早く死にたい、死にたくて死にたくてしょうがない。
ごめんな、シャオロン、
こんな弟がそばにいて。
こんな俺がシャオロンの弟でごめん。
今まで我慢させてごめん。
もういいからさ、俺は死ぬから、シャオロンの生きたいように生きてよ。
幻覚だろうか
いや、幻覚だな。 服着てる豚の顔が見える。
その豚がなんか言ってるみたいだったけど、そんなのお構い無しだ。
傷跡を掻きむしりまくった。
手元は赤黒くなり、同時に俺の心も黒くなっているように感じた。
誰かのその行動で俺はとまった。
誰かにビンタされた。
おそるおそる顔をあげる。
sho「ロボロッッッ…..」ポロポロポロポロ
そこには、何故か俺を見て泣いているシャオロンがいた。
コメント
3件
そら悲しいよ……自分の弟が目の前で赤黒くなるまで腕むしってそんなとこ誰も見たないよ……まじでロボロ…要らなくないぞ??
めっちゃ感動します… rbrぉぉぉ!!死んじゃ駄目だぁぁ! 死んだら皆悲しむし!!!