《牛沢視点》
ここはどこだ?
俺は目を開くと見慣れない空間にいた。
確か俺は帰っている途中だったんだよな?
場所を把握したくて動こうとすると手が上に固定されていることに気づく。
俺は地面に座っていて、自由なのは足だけだった。
これではどこも行けない。逃げることもできない。
意外にも俺の頭は冷静でまず何か外せるものはないか、できるだけ音をたてないようにしよう。と辺りを見回してできるだけ動かないようにできた。
特に目ぼしいものは見当たらない。
しかもここには高いところにしか窓はなく、出入り口は1ヵ所しかないコンクリートでできた部屋だった。
広さは普通の戸建ての一角のような大きさで、俺一人しかいない。
俺がどうにか動こうと模索していると向かいに見えるドアから足音がした。
寝ているフリをしようと俺は目を閉じる。
真っ暗な世界のなかでドアの開く音がした。
誰かが一歩一歩、俺の近くへ歩いてくる。
すぐ目の前で服の擦れる音がするとしゃがんで顔を近づける気配がした。
誰かは俺の縛られている手を片手で掴む。
俺の足にそいつの体重がかかったと思うともう片方の手で俺の鼻をつままれた。
息苦しい…呼吸を止められて思わず口を開く。
「起きてるんだろ?」「寝たフリなんてするな早く起きろ!」
そいつはそう低く、聞き覚えのない男の声を出した。
俺はシカトして目を閉じ続ける。
観念したのか男は俺を掴む手を離すとカチャカチャと音を立てた。
ドサッという音がすると今度は俺の顎を片手で掴まれる。
男は強引に俺の口を大きく開くと硬い何かを入れた。
悪臭が鼻をつんざく。
匂いのせいで俺の頭に嫌な見解が浮かんだ。
この口に咥えさせられているものは何なのか。好きに出し入れされているこれは何なのか。分かってしまった。
神経を過剰に巡らせすぎている。気のせいだと思いたくても男の気持ち悪い声に真実だと知らされてしまう。
俺は目を開けない。そう誓ってやり過ごそうと思う。
が、そんな簡単にいかず、男の出るという言葉を聞き取るのと一緒に顎にあった手が頭の髪を引っ張り、瞼を持ち上げられてしまった。
男の汚い液が俺の口へ侵入してくる。
俺は耐えきれぬ悪寒で吐き出そうとするも
顔の逃げ場は無くて、吐き出る反動で喉まで侵入されてしまった。
喉がゴクンと音を立てる。
全身が鳥肌で埋め尽くされ、目を合わせてくるコイツに悦に浸らせてしまった。
視界には見覚えのない男の顔と口内へ続く棒が映る。
俺には口にあるコレが何なのかはっきりと分かると咬み千切ってやろうと思った。がその前に口を大きく開かれ、抜かれてしまう。
体重をかけられているせいで生身のソレを蹴りあげる事もできない。
悔しいがただ睨み付けるしかできなかった。
男は興奮したようにニヤニヤしてうっとりしている。
趣味が悪い…この目の前にいる男を同じ男だとは思いたくなかった。
「なぁお前、女役やってるんだろ?」
「俺の相手もしてくれよ牛沢♡」
彼氏しか知らない情報に驚きを隠せない。
名前も知られていることが更に信じられなくて表情に出てしまう。
男はニヤリとすると躊躇いなく穴めがけて指を突っ込んだ。
普段から使われている俺の穴は拒むことなく中への侵入を許してしまう。
やめろと繰り返すが入ってくることに慣れた穴は痛みを感じさせることはなかった。
男は使いなれてるねぇと笑いながら言って舌舐りする。
「痛いッやめろっ!」
嘘をついて力一杯足をあげて抵抗しようとするも押し返せない。
「助けでも呼んでみろよそこの窓は開いてるぜ?」
そう言って中をぐるぐるとかき乱してくる。
一か八か、嘘かもしれないが家の近くであるかもしれないという望みにかけて声をあげた。
「っ!助けてッ…キヨッッ!!」
俺が叫んだのと同時にドアが開いてキヨが来る。
「キヨ!っ…助けて!」
「お前以外にされたくない!助けて!」
しかし、キヨはただそこに立つだけだった。
なんで…キヨ…
「無駄だったな?笑」
「んっ…やあッ…」
涙が零れてくる。
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!!!!
それなのに身体は快楽に従順で反応してしまう。
「ぃあッ…んんぅッ!」
コイツの手でいきたくない!やめろ!離せ!嫌だッ嫌だッ!!
思いとは裏腹に自分の身体は達してしまった。
自分が穢れてしまったと感じる。
なんで…なんでキヨは助けてくれないんだよ
お前は俺がどうなってもいいのかよ
悲しみとキヨへ怒りを感じていると
パシャッと音がした。
「な!撮るな!やめろ消せ!」
男に写真を撮られてしまった。
必死に取ろうと前へ行こうとするも動けない。それを見て男はまたニヤニヤする。
俺がガシャンガシャン鳴らしながらソイツの手に向かっていると男の後ろから手が伸びてカメラを取った。
「な、なぜお前動ける!?」
没収…。そう言うと俺を犯していた男を殴って気絶させた。
キヨ…
それはキヨだった。
焦った顔で男を引き離し、俺の近くへ上がってくる。
「うっしー!大丈夫か?ごめんねすぐに助けられなくて…」
「さっきパシャッって音がして目が覚めたらうっしーが裸でカメラ取ろうとしてたから。 咄嗟にカメラ取っちゃって…これでよかった?」
彼は心配そうに真っ直ぐな目で見つめてきていた。
「っ…うん大丈夫ありがとう」
彼が助けてくれたことが嬉しくて安堵する
「手…痛いでしょ…目も赤くなってる…ほんとうにごめんね助けるの遅くなっちゃって……」
キヨは俺の手についている手錠を取ってくれる。
「ありがとう……キヨ、警察呼ぼうか」
そう言って立ち上がろうとするも腰が抜けて立ち上がれない。
「キヨ、コイツ縛って警察呼んで?」
俺は動けないことを隠してキヨに指示をすることにした。
キヨは言った通りに電話をかけ始める。
ふとキヨの視線が下を向く。
驚いた表情をするとともに怒ったときの顔をした。
「うっしー…コイツに犯されたの?あ、もしもし…」
電話をしながらも目はずっとこちらを見ている。
俺は冷や汗がでる。
別に俺は悪くない。けれど、キヨ以外でいってしまった穢れが罪悪感を生む。
「ごめん…」
口からでるのはそれしかなかった。
キヨは電話をポケットに仕舞うと
ぎゅっと俺を抱き締めた。
「ごめん…ごめんねうっしー…!守れなかった」「うっしーが謝ることない!」「ごめん…ごめんねうっしー…!!」
彼は泣きながら強く抱き締めた。
「でも俺…お前以外でいかされた…汚れちゃったッ(泣」
俺もキヨを強く抱き返してまた涙を流す。
ky「違う。違うようっしー…うっしーは汚れてない」
us「でも…!でも…っ! 」
ky「…じゃあまた俺の手でいってよ」
「俺で上書きして…俺だけでいって?」
キヨが指を中に入れる。
「んっ…はっあぅっ//キヨッ…キヨッ…!!」
いつものように俺のスポットを刺激してくる。
キヨの指だ。
俺の大好きなキヨの手から伸びる長くて綺麗な指。
俺はキヨの肩にしがみつく。
us「んッ♡キヨッ♡も…イクっ…キヨ…ッ…///」
ky「ん…いって?」
us「キヨッ//…きよォ~~~ッッッ!!♡♡」
達して疲れがくる。
俺はキヨに体を預けた。
キヨは俺のおでこにキスする。
「何があろうとうっしーは俺のなの」
「今回は助けられなかった俺が悪いんだからうっしーは悪くないよ」
キヨ……
us「助けてくれてありがとうキヨ…」
俺は耐えきれない眠気に襲われ、目を閉じた。
「ん…おやすみうっしー、 あとは任せて」
また起きると
もうなにもなくて、自室のベッドで寝ていた。
夢だったのか?と思うがお尻に違和感があり、手には暖かさがあった。
温もりに包まれる手を見てみるとキヨが居て、手と手が握られている。
キヨはずっと近くに居てくれたらしい。
キヨはベッドの横で眠っていた。
ky「ん…うっしー……起きたの…?」
「大丈夫?何か変な感じとかない?」
起きてすぐ俺を見つめると心配した表情を見せた。
us「うん大丈夫だよ。助けてくれてありがとう」
ky「ねぇうっしー、ぎゅーしていい?」
俺がいいよと返事するとまた力強く抱き締めてくる。
ky「うっしー……無事で良かった」
「もう絶対離れないずっと近くで守るから!」
「俺の…俺だけのうっしーだから!」
「もう傷つけさせない!」
また涙を流していて、声が震えていた。
俺はキヨの胸元に顔をスリつける。
「うん…俺はキヨのだから」
「他の誰のものでもないキヨのための牛沢」
俺も涙を流しながら両手をキヨの後ろにまわして抱き締め返した。
「キヨも俺だけのキヨだから」「また誰かに操られたりしないように絶対俺が守るから!」
お互いに生きている求めている安心感で心がギュッとなって暖かさで溢れる。
ky「ほんとに、良かった…」
kyは俺が無事で良かったと何度も言う。
俺もkyが助けてくれて、気づいてくれて良かったと何度も思う。
暫くして、警察とまた諸々の処理があった。男の処遇についての話など、沢山の話をしていくなかで、男が俺のリスナーだったということが分かる。
俺のリスナーに男がいて嬉しかったなどと感じることは無く、個人のした行為だが、今後の活動について考えなければいけないと感じた。もっと規制しなければならないだろう。他のリスナーには迷惑をかけるが仕方ないと俺はすぐにその旨を報告した。
勿論襲われた等は伝えないが、リスナーに納得してもらえるよう伝えた。
もうこんな思いはしたくないと伝えながら思う。
キヨは男について分かった時期に帰る家を同じにしないかと誘ってきた。
お互いに身を守れるのだから断る選択肢はないだろう。
俺はすぐに快諾し、キヨの家で住まうことに決めた。
これでお互いに守り合える。キヨ以外には軽々しく触れられたくないしキヨも俺以外に触れられて欲しくない。フジや他の最俺メンバー、top4、湯豆腐にはもう仲は知れてる。そこは許容範囲としてそれ以外にはもう近づいてもほしくない。
キヨもきっと同じ気持ちでいてくれている。
もう絶対に侵害させない。
そう決意して引っ越し作業を始めた。
「ねぇうっしー、これからはずっと一緒にいようね?♡」
「当たり前だろずっと一緒だ。♡」
コメント
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クソ野郎ども殴ってもいいですか?最近キヨ牛不足だったのでありがとうございます〜!٩(♡ε♡ )۶
そいつ釈放しちゃダメだよ!だってさ クソでバカでアホでヤバいやつだからさ、死刑にしよ?^^ てかもう最高死ぬ😇