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ローレン ・ イロアス
叶
葛葉
__ まだ、終わらねぇよ。ローレン♡♡
あれから何時間が経ったのだろうか。憧れていた叶と葛葉に犯され、奥を激しく突かれ、嫌というほどイかされた。
まだまだ終わることのない永遠に続く淫乱な行為、抵抗と思考回路が2人の甘い熱に侵食され蝕まれていくのが分かる。
また、壊されていく。
エデンから逃げてきてもう2度とこのような思いをすることはないと思っていた、誰も俺を救ってくれはしない。
守ってもくれない。独りぼっちで溺れていく。
「 ローレン、、僕の物になってよ。 」
行為も終わり、再度に入っていた叶が濡れた髪から水滴を滴しながら、苦しい笑みを浮かべ俺の頬に触れて優しく包み込む。どうしてそんなに苦しそうなんだろう。どうして暖かいのだろう。
視界が濁り、涙がポロポロとあふれてくる。
「 ちょっ、、ローレン?!どうした?!」
『 ッ!、ぼく…ごめんなさい、ごめ、ん 』
「 どうして、謝るんだよ…お前は悪くねぇって 」
葛葉は驚き焦ったように俺の頭を優しく撫でる、その表情は小さな子供を宥めるような優しい顔。
すると葛葉は口を開いてこう言った。
「 お前が…ローレンが過去に何かあった事は俺らは知らない。知ることも出来ない。でもこれからは隣を一緒に歩いて、お前守る事ができる 」
『 こんな目に合うことなんてないって、、思ってて今まで色んな男に犯されて、頑張っても頑張っても逃れなれないんだよ、アンタら見たいな身体目的の奴なんて山ほど見てきた。無理矢理犯されてその度に忘れようとするけど、ふとした瞬間に思い出してずっと、ずっと苦しいままなんだ。にじさんじに入って呪いから解放かれると思っていたのに…… 』
黙って俯いていた叶が真剣な表情でこちらを見つめて、ベッドに腰を掛ける。
「 こんなことをして許されないことは、も勿論分かってる。でも、どうしてもローレンが欲しかった。辛い表情を隠してニコニコ笑っている君を見ているのが苦しかったんだ。君が僕らを嫌いでも、僕らは君をもう手放す気もない。 」
二人の言葉に俺は息を飲む。
この二人なら信じても大丈夫な気がして、この二人といればどうにか救われると思ってならない。
何かが決壊したように雨粒のような涙が大量に流れ出す。無邪気な子供のように泣きじゃくる、勝手に俺が他人の不幸まで背負って苦しんでいただけの全ては自業自得。何をそこまで自分のする必要があったのだろう。
『 俺を、手放したら許さないからな。 』
くぐもったような声で言うと、葛葉と叶は表情を一変させ飛びかかり抱き付いてくる。
「 ローレン、ローレン! 」
「 俺達がローレンを手放すと思うかよ、 」
『 思うわ、 』
叶は突然何かを思い出したかのように、あっそうだ!と話を進める。
「 もし、ローレンが浮気とかしたらなんだけどね、監禁して乳首だけでメスイキさせて2度と射精出来ないようにしてあげるから。 」
覚悟してね!っとパチンと手を合わせ微笑む。いつもの事なのか葛葉はやれやれ、と呆れたように溜め息をはく。
「 まぁ、お前が浮気しなきゃ良いだけだからな。 」
『 はぃ、、善処します。 』
「 あぁ、それとねローレンこれから僕らと一緒に住んでもらうから今から荷物とりに行ってまた、僕ンにちおいでよ。 」
『 そんな急に…、俺だって俺の予定が、』
反論しようと、思ったが言葉が詰まる。
彼女いない歴=年齢のこの世界、22年間彼女も彼氏も作ったことがなく、付き合うと言うことがどう言うことなのさっぱり分からない。
カップルは付き合ったらすぐに同棲するのか、?っと疑問にも思ったが今は叶と葛葉に従うことにし、叶が今すぐだと言うので明日中には2人と同じ家で暮らすことなる。
『 えぇ、、今からって…いくらなんでも 』
「 ローレンに拒否権はな~し!!ほら、急いで準備しないとっ明日中だからね。 」
あの2人に急かされて取り敢えず準備はしたもののやはり幾らなんでも急すぎる。引っ越しは断捨離とかもっと行程を踏まえてからでないと、物は簡単に手放せない性格で、小一時間自分の家のリビングでマグカップや、思い出深い雑貨を見つめ床に座りこんでいた。
『 ぁ、、このマグカップ、懐かしいな。 』
このマグカップはエデンにいた頃からずっと使い続けていた物で警備隊に入隊したお祝いに決して裕福では無かったが、せめてもとして両親が買ってくれた大切なマグカップだ。
『 警備隊ではいい思い出は無かったけど、このマグカップには罪もないし…折角プレゼントしてくれたのを捨てるなんて、、でもこのマグカップのせいで……あの頃の記憶も一生忘れなれないんだろうな。 』
と、言うわけで悩み続けているというわけだ。
嫌な思い出も、いい思い出として受け入れるのは大事な事だと思うが、それは記憶の話だけであって嫌な思い出の対象が物となるとまた別の話になってくる。
悩んでいると玄関が開く音がして、アクシアや誰か知人が来たのかも。と出迎えようと玄関に向かうとそこには叶がたっていた。
「 ローレン、な~にしてんの? 」
『 か、叶さん!?なんで、、いやどうやって入ったんですか! 』
叶には合鍵も渡していいし、家の住所すら教えていない。本当にどうやってここまで来て、どうやって侵入したのだろう。
「 そんなことはど~でもいいから、 」
『 どうでもいいって、、、俺んちですし 』
「 だってぇ、ローレンが来るの遅くて迎えに来てあげたんだけどなぁ。 」
叶に言われて、時計を見ると想像以上に引っ越しの作業に時間が掛かっていたらしい。カーテンを開くと町が夕暮れのオレンジ色に染まっていた。
綺麗だな。と声を洩らすと叶がそうだね、と後ろから抱きつく。
「 いい眺めだね。これなら嫌なことも全部忘れられそう。 」
『 叶さん達にレイプされたこととか?w 』
「 もぉぉ~~、ごめんってばぁ。 」
叶はぷくっと頬を膨らませる。
もう、大丈夫な気がする。乗り越えられる。
この二人となら 。
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