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主の勝手な妄想全開話です。
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何でも大丈夫な方だけどうぞ~
長い時間、変化のない阿鼻叫喚の世界…
どこをみても苦しむ姿…
「はぁ~飽きた、飽きた、あ・き・た~」
ちょっと前までは、楽しかった…
聖戦に敗れて此処にくることになった時は…
自分の味方は皆、天から墜ちてくれたし
アイツへのお返しに、人間をたくさん此処へ
ご招待して、楽しませてやってるし…
でもさ…?
それで…?
そのさきは…?
白い羽があった頃は、とにかくアイツに
勝ちたかった、アイツの息子にも!
1番になりたかった…
だからね、味方を集めて、戦いを挑んだ
…勝てると思ったんだけどね~笑
でもさあ、アイツ、酷くない?
自慢の白い羽も、白い艶々の髪も…
暗色にされて
(まあそれはそれでカッコいい良いけどさ)
こんなさあ、ジメジメして光もないとこに
追いやって
お気に入りの名前も名乗れない
昔の功績を加味してくれても良いのに…
だから堕ちた時は、とにかく頑張った
カッコいい名前を考えて
皆の役割を決めて
仕事も分担して
人間達が、ど~したら此処へくるか
話し合ってそしてアイツも一目置く
自慢の世界になりました~……
で、今…
「サタン様、いい加減になさいませ」
私の次に麗しい奴が声をかけてきた
「うるさいなあ~独り言だよ!
ベールは黙っててよ!」
「折角、愛しのあなた様が考えて
くださったお名前、キチンと最後まで
呼んでください」
「ベール…ゼブブ!」
「なんでしょう?」
-いやいやそっちが注意して
きたんでしょうが!
「別に…なんか…飽きたなぁって…」
「何にです?」
「此処に…」
「っ!私共のことがお嫌いに!なったの
ですか?こんなにもあなた様を愛してい
るのに…」
「もぉ~違う、此処に飽きたの!」
アイツにも会えないし…
「だからさぁ~全部ベールに任して、
人間界に引っ込もうかなぁ~って…、
ほらさ、前にアスがさ
派手に刈った教会があるでしょ…
そこなら誰も近づかないし…
姿だって、ちょっと変えればいけるし…」
「ああ…アスタロトが派手に刈って此処へ
何十人も連れ帰ったことがありましたね…
まあ、騙される方が悪いのですけれど
で、何をされるんですか?もう派手に
刈れませんよ」
-刈ることしか考えないのかよ!
まあ、それがお仕事だからね…
「…ぼぉっと、何がしたいか考えて
みようかと思う。別に人間みたいに、
食べたり、寝たりしなくて
良いし、時間はたくさんある」
-アイツに会える方法も考えたいし
「それなら私共も、お連れください!」
「えっ!ダメだよ!此処はどうするのさ」
「もうシステムは出来上がっております
私共がいなくても、下のものがいれば
構わないでしょう」
「乗っ取られちゃうかもよ?」
「はっ、そのようなこと…あなた様が
いれば、他で世界が作れますでしょうに!」
-お前がドヤってどうする
「ふ~ん…でもさあ…たくさんはいらないよ
あっ、でもアスはいれてね、好きだから笑」
「…かしこまりました…」
-ハハ、かわいいねぇ
「もちろん、ベールもね!」
「かしこまりました!
それでは、準備が整い次第お声がけ
いたします。」
続く