テラーノベル
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前回の続きぃ⤴
〜その日の帰り道〜
「はぁ…」
「何、ため息ついて?」
「いや、部活どうしようかなって。」
「ん〜。結城ならなんでもできそうだけど……。吹部は?」
「吹部……吹部かぁ。入ってみたいけど三年間楽器吹き続けられる自信ないなぁ……飽きちゃうかも…」
「大丈夫!飽きないよ!多分!うちのお姉ちゃんも最初はトランペット希望だったけどフルートになっちゃって…。でも、やってみたらやってみたで愛着湧くし楽しいって言ってたよ!」
「里咲ちゃん、トランペット希望だったの!?ていうか希望って……」
「あ〜。あのね吹部ってね入部したら楽器の希望調査があるの。そこで第一希望、第二希望、第三希望……とにかく第十希望くらいまであるんだよね〜。」
「そんなに!?」
「うん。それでうちのお姉ちゃんはトランペット第一希望でフルートは第五希望だったんだって。でもトランペット、お姉ちゃんの友達のほうがうまくて…それでお姉ちゃんフルートになったんだぁ」
「へぇ…誰しもがなりたい楽器になれるわけじゃないんだ…」
「うん、そうなるね…」
「そっかぁ…」
「ただいまぁ〜」
「おかえり〜手洗ってきちゃいなさい〜」
・佐倉 結菜(さくら ゆうな)結城の母親。短髪。子供思い。
「は〜い。」
飛ばして〜
「ねぇ、結城」
「ん?何お母さん?」
「今日学校に中学の吹部来たんでしょ?どうだった?」
「……なんかかっこよかった。」
「それだけ?吹部に入る気とかないの?」
「……少し迷ってるんだ。吹部に入るか入らないか。」
「……どうして?」
「今日、梓咲に聞いたの。吹部の事色々。そしたら必ず自分のなりたい楽器にはなれないかもって。」
「うん。」
「じゃあその楽器だけをやりたくて入った人はどうするんだろうって…思って…」
「うん。」
「私、そんなことになったら続けられる自信ないから…入っていいのか…」
「結城」
「はいっ!!」
「そんなこと考えなくていいの。」
「へ……?」
「その楽器になれなかったら違う楽器を頑張る。そうすればその楽器にも愛着が沸くし楽しくなってくる。なんだかんだ楽器が好きになる。…はず」
「……お母さん梓咲と同じ事言ってる……」
「………実はねお母さんも吹部だったんだ」
「え?そうなの?」
「うん。お母さん、最初はパーカス希望でね。」
「パーカスって何?」
「打楽器のこと。それでね、お母さんパーカスになれなかったの。」
「そうなんだ……」
「それでなった楽器がチューバ。」
「チューバ?」
「でっかくて音が低い楽器。」
「へ〜。」
「それでね最初は嫌だったのチューバ。」
「そうなの?」
「うん。だって目立たないし、可愛くないし、疲れるし。」(←バカにしてないです!!)
「……」
「でもね。初めての合奏の時。そこからチューバを好きになった。」
「……どうして?」
「チューバってね。縁の下の力持ちなの。」
「縁の下の力持ち…?」
「そう。合奏にはいるとあぁ…みんなのことを支えてるな…サポートできてるなって。」
「………」
「もうそれからはチューバ1筋。つっても高校では帰宅部だったけどね。」
『お母さん吹部だったんだ…』
「まぁ要するに私が言いたいのはね。結城」
「うん」
「どんな楽器であっても吹奏楽はやりがいがある!!そんでみんなに役割がある!」
「!!うん!!」
「うん。いい返事!それじゃあお母さん夕飯の準備しちゃうから部屋戻って宿題でもしてない。」
「は〜い。」
その日の夜
お母さんの話で吹部に入部することを決めた。明日、梓咲にこの事を話そう。
そう決めて布団に潜り込んだ…
終わりです!
ばいびー
#TL
瀬名 紫陽花
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コメント
1件
第5話読んだよ〜!🌸 お母さんも吹部だったって展開、めっちゃ胸熱だった😭💕 「チューバは縁の下の力持ち」っていう言葉、すごく響いた…! どんな楽器にも役割があって、続けることで愛着が湧くって、梓咲ちゃんもお母さんも同じこと言ってて、そこに感動しちゃったよ✨ 結城が吹部に入る決心を固めた夜、一緒にドキドキした! 続き楽しみすぎる〜!!⋆♡