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#そのじん
笑う門には福来る
177
ゆき.
152
続き
⚠️暴力・モブレ未遂があります。
地雷の方はバックブラウザ↩️
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勇斗からの告白を受けてから、あっという間に1ヶ月がたった。
決して放置してたとかじゃなくて、仕事が忙しくて日々それに追われてたらいつの間にか。
この1ヶ月、あの気まずい期間とは違い距離は元通りになった。柔太朗も安心してたみたいだし、そこは大丈夫。
勇斗の想いについても俺なりに考えてはいる。
考えてみてわかったのは、勇斗は俺のことがすごい好きなんだろうなってこと。
元々メンバー愛に溢れたやつだけど、俺のことを本当に良くみてる。些細な変化にすぐ気付くし、ちょっとでも体調に違和感があれば気遣ってくれる。
本当にナチュラルにやってくるから気付かなかったけど、多分今までもそうだったんだろうなってことがたくさんある。
あと、俺のことを見る目。
自分で言うのはすごい恥ずかしいんだけど、時々俺のこと『愛しいです』って目で見てんの。
……あの瞳を思い出すと、ちょっと顔が熱くなる。今までもそうだったのか、想いを告げたことでそうなっまのかは分からないけど、とにかく、目は口ほどに物を言うって言うのは嘘じゃないんだなって肌で感じる。
だからと言って、俺の中で勇斗と付き合うっていうのは思い浮かばないってか、よくわからない。そもそも、恋愛感情での好きってなんだ……?
もちろん人としては好きだ。真っ直ぐで、一生懸命で、仲間として本当に頼りにしてるし、尊敬もしてる。
多分、他の人が思う友情としての好きよりは特別な好きだと思う。でも、それはやはり勇斗と言う好きとは違う気がするし、恋愛感情との境目ってなんたんだ?
わからない。
考えれば考えるほど、わからない。
だけど、あんまり引き延ばすのも良くないよなと考える。
もちろん、俺が『恋愛感情では好きになれないからごめん』って言ったからとてメンバーとしての関係が終わるわけじゃないし、勇斗が俺を好きって気持ちを諦める必要もないけど…。
それでも、告白をされた(というかさせてしまった)以上、ちゃんと俺からの答えは出すべきだろう。
仕事に支障は出さないけど、仕事以外の時は8割それについて考えてる気がする。
「はぁ……」
1人での仕事が終わり、楽屋に戻る前にスタジオの端に座りながらぼーっとしてると、思わず溜め息がもれてくる。
「どーしたんですか、吉田さん」
そう声をかけてくれたのは最近よく一緒になるスタッフさんだ。何故だか俺のことをよく気にかけてくれる人で、さっきの溜め息を聞いて心配してくれたんだろう。
「あー、鈴木さん…」
「随分悩んでそうですね?」
「え?」
「みんな、もう居ないですよ」
そう言われて周りをみてみると確かに誰もいない。鈴木さんと俺の2人だけだ。
「あっ、すみません」
慌てて楽屋に戻る準備をしようとすると、鈴木さんが笑って手を振る
「いやいや、急かしてるわけじゃなくて…僕でよければ話し聞きますよ。」
「いえっ、そんな大丈夫です。」
「メンバーたちには言いづらい話しもあるんじゃないですか?僕くらいの他人の方が言いやすくないですか?」
確かに、メンバーには言いにくい。けど、こんなプライベートな話し…仮にもアイドルが恋愛で悩んでるなんて言わない方がいい。
「いや、でも…」
「僕、口はものすごく固いですよ。それに、無意識に溜め息つくくらい悩んでるなら誰かに言った方が楽ですって。」
断ろうとしたが、そんなことを言われ…揺らいでしまう。
ここで、やめとけばよかったんだ。なんでもないですって、話を終わりにしてその場を後にしていれば。
だけど、その時の俺は、1人で考えることに煮詰まってたのと、勇斗を待たせたままでいることに焦っていて、誰かに聞いてもらえれば解決の糸口が見つかるんじゃないかって思ってしまった。
「………実は、ずっと友達だと思ってた人に告白されて…」
「へぇ…答えに悩んでるんですか?」
「まぁ…」
「それは、アイドルだから?」
「いや…」
「その人が好きじゃない?」
「好きなんですけど、俺は友達として好きだったから、恋愛感情でってなるとわかんなくて…」
「…ふーん…それ、男ですか?」
「……えっ」
「告白してきた相手、男ですよね?」
「えっ、あ…」
「友達ってだけで、そんな悩まないですもんね。」
「………はい。」
「男だとダメですか?」
「はい?や、そういう訳じゃないですけど………」
「男同士でもヤれますよ?」
「………はい?」
なぜそんな話しに?
「普通のカップルと変わんないですよ。男同士でも。キスもできるしSEXもできる。」
「え、あの…?」
「そっかー、吉田さんは男に告白されて悩んでるのかぁ…なら、僕の告白も悩んでくれます?」
「…………は?」
「僕、吉田さんが好きなんですよねー。悩み聞いて距離縮めようと思ったけど、仕事についてじゃなく、他の男のことで悩んでるとか最悪。」
「なに、言って…?」
「まどろっこしいこと嫌いだし、手っ取り早く俺のモノになってくれないですかね?」
僕だった一人称が俺に変わり、ドロリとした視線を向けられる。さっきの朗らかな雰囲気とは全く異なるそれに、脳が警鐘をならす。
ここにいたらヤバいかもしれない。
「や、意味…わかんないです。すみません、俺もう行きますね…!」
そう告げてその場を後にしようとした、だけど、手を捕まれ行く手を阻まれてしまう。
「待ってくださいよ、逃げるなんてひどいなぁ。」
「鈴木さん、離して下さい…」
「やですよ、離したら逃げちゃうでしょ?」
当たり前だろ、なに言ってんだこいつ。
「離して下さい、大声出しますよ」
「ふふっ、ここ端っこのスタジオですし、今日はもう使わないから大声だしたとこで誰もこないよ。」
笑いながらそんなことを言われる。
「なに、するつもりですか」
「言わせるんですか?えっちだなぁ」
キッッショ…。ぞわっと肌が粟立つ。
「は?」
「分からせって言うんですかね?吉田さんのこと犯して、俺のことだけ考えてもらおうかなって。」
「……………は?」
意味が分からない。俺のことを、犯して…?つまり、俺を……?
「男同士でも、お尻の穴使えばえっちできるんですよ?」
!?
何を言ってるんだこいつ、できたとしてお前なんかとヤるわけねぇだろ。
「…っ!…ありえねぇだろ、離せよ!」
「口が悪いなぁ。まぁ、そんなとこも可愛いですけど。」
笑いながらそんなことを言われる。
このままじゃまずい、そう思い、手ほどきで拘束から抜けようとした瞬間、腹を思い切り殴られた。
「ガッ…ぁ…ごほっ、…ぉえっ…」
「危ない危ない、吉田さん合気道やってましたもんね、拘束抜けられちゃうとこだった。」
そんなことを言いながら、奴は自身のベルトを素早く抜き取り、俺の両手を後ろ手に拘束する。やばい、このままじゃ本当にヤられる…。
「げほっ…やめ…、」
殴られた衝撃でついた膝になんとか力をいれて立ち上がろうとしたその瞬間、顔を掴まれ、噛みつくようなキスをされる
「んぐっ!?」
最悪だと思いながらも、唇を固く閉じ、この地獄のような時間が終わることを願うが、先ほど殴られた腹を強めの力で押される。
痛みに呻き、ほんの少し空いた唇の隙間から舌を入れられる。
「ぐっ…!?…っぅ…」
口内を嘗め回され、舌を噛んでやろうと思ったその時、唇が離れてく。
「あ〜可愛い。唇も柔らかいですね。」
笑いながら、俺を押し倒し上半身の服のボタンを外していく。まずい、本当にまずい。どうしたらいい、どうすれば。
「肌、白いですね…綺麗…」
「ほんと、やめろ…!今なら、水に流すから…っ、」
「無理ですよ〜、ここまできたら諦めてください」
ニコニコと笑いながら言ってくる…サイコパスかよ…。
さわりと、胸元や脇腹を触られる。気持ち悪い。逃げようとするが手を拘束され上に乗られてるから無様にバタバタすることしかできない。
「っ…ゃめっ…」
「あはっ、ちゃんと抵抗できなくて可哀想で可愛いですね♡」
逃げることもできずに男に組み敷かれ好き勝手に触られていることにプライドはズタズタで、それと同時にいままで生きてきたなかで味わったことのない恐怖を感じる。
胸の飾りを弄られ、好きなように上半身を嘗め回されされる。手の感触も這いずる舌の感触も気持ち悪くて仕方がない。
「やめ…ほんとに、お願いだから…やだ…っ…気持ち悪い…っ!」
「……気持ち悪いとかひどいなあ。じゃあ、気持ちいいことしましょうね。」
そう言って、下半身に手が伸びてくる。
嫌だ。それは絶対に嫌だ。怖い、怖い、怖い…誰か助けて、誰か……!!
恐怖で涙が溢れていく。
「…ゃめっ、…誰かっ、助けて…いやだ、グスッ…はやと……、はやと助けてっ!!はやとぉ…っ!」
恐怖に震えながら、助けてほしい、そう思って口から出てきたのは勇斗の名前だった。
「仁人ッ!??」
その瞬間、バンッとスタジオのドアが開き勇斗が入ってきた。
涙を流しながら組み敷かれる俺を見て、鬼のような形相になり、すごい勢いで走ってきて俺の上にまたがるソイツを思い切り蹴り飛ばした。
「てめぇ、なにしてんだよ!」
「グッ…!」
俺の上から吹っ飛ばされ蹲るソイツ。クリーンヒットしたらしい。
勇斗は俺を抱き起こし、拘束していたベルトをとってくれる。
「仁人、もう大丈夫だから」
「…グスッ…、ふ…ぇ…はやと…はやと…ッ」
「うん、ちょっと待っててな。…アイツ殺してくる。」
カタカタ震える俺の背を優しく撫でてから、低い声でそう呟いた。
勇斗は本当に殺してしまいそうな殺気を出していて、冗談とは思えない迫力だ。…待って、殺すのはまずい。
「…ころ、しちゃ…だ…、め…ヒック…はやと、…ズズッ…」
そう言って服の裾を掴むと、困ったように眉毛を下げて俺の頭を撫でる。
「…わかった。捕まえるだけにする。」
「…ん。」
そう言うと俺から離れて、痛みに呻いてる鈴木の元へ行く。
ボソボソと鈴木の耳元で何かを囁いたかと思うと、鈴木は怯えたような情けない声を出す。勇斗はもう一度鈴木を蹴り飛ばしてから近くにあった荷造り紐で鈴木を縛り何処かに電話してから俺のもとに戻ってきた。
「マネージャーがこっちくる。……今日起きたこと、知られたくないかもしれないけど、アイツは捕まえないとだから何人かには知らせることになると思う。」
そう言って俺を心配そうに見つめる。
「……ん、大丈夫…ありがと。」
勇斗はうんと優しく頷き、俺の乱れた服を直してくれる。その手はどこまでも優しく安心できるもので、止まりかけた涙がまた流れてくる。
「ふ…ぅ、…っ」
「!どうした、…こわい?」
「、…ッグスッ…あんしん、して」
「そっか、助けるのが遅くなってごめんな…」
なんで勇斗が謝るの。そもそも、よく助けられたな…。
そう思いながら、ぼんやりと勇斗の顔を見つめていると、急激に目蓋が重くなり意識が遠退いていく。
「仁人!?じんとっ!」
張り詰めた緊張の糸がほどけ、極度のストレスにさらされてた俺の身体は限界を迎えたみたいだ。遠くに聞こえる勇斗の声を聞きながら、俺の意識は途切れた。
コメント
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うわっ…ここまで重くなると思わなかった…😢 仁人が勇斗の告白に真剣に向き合ってる姿、すごく伝わってきた。それなのに、鈴木さんのあの豹変、マジで怖かった…。 「はやと助けて」って叫んだところ、もう涙出た。勇斗が飛び込んできたときは本当に救われた気持ちになったよ…。 仁人の気持ち、これからどう動くんだろう。続き、気になる…。