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1章 3話・裏切りの鐘③
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『ハァハァハァ』
、、、裏切られた。奈未は、私の味方だって信じてたんだけどなぁ、、
どーしよ、、
「じゃあ、また助けが欲しかったら、、」
トントン(スマホをさわりながら)
「いつでもど〜ぞ」
『あ』
(スマホを見る)
助けをよぼうかな、、
、、、、
「それで俺のとこにきたんか」
『だって、助けを求めてもいいって言ってたからさ』
「まぁね笑笑」
私は考えるより先に、連絡していた。連絡したら、「屋上」と送られてきたので、来たのだ。
来たら、そこに蓮がいた。私は我慢ができなくて、すべて言った。
「、、なぁ」
『、、、うん?』
「俺と”復讐”しないか?」
『、、え?』
『復、、、讐?』
「あぁ」
『で、でも!蓮にとって得することなんてないでしょ!?』
「、、、まぁたしかにそうだな」
『ならっ!!』
「でも」
『!』
「俺はお前の味方でいるって決めたからニコッ」
『!ドキッ』
(なにそれ、、、惚れちゃうじゃん笑)
「で、どうなんだ?」
『私は、、、私は!!蓮が、いいのなら一緒に復讐したい!!』
「なら決まりだなニヤッ」
蓮は優しい。その優しさに私が入っていいのか不安になる。でも、頼っていいと言ってくれるのなら、味方になっていてくれるのなら、私は、今だけでも、この優しさに入ろうと思う。
「、、、、ニヤッ」
次の日
*
*
『、、、』
正直、今学校に行きたくない自分がいる。行ったところでいじめられるだけだから。
昨日は、蓮と話した後、蓮が荷物を取りに行ってくれて、そのまま早退した。
(優しかったなぁ、、)
「これからどうする?」
『うーん、、一旦今日は、帰ろうかな』
(気分も悪いし)
「、、、まぁそうだな、それがいいと思う」
「俺が鈴の分の荷物持ってくるから、帰ろう 」
『え!?悪いよ!!自分で、、』
「だめだ」
『え? 』
「鈴はアイツラの中では加害者判定だからな、今行 ったら、分が悪くなる」
『ほんとやわ、、』
「笑笑」
「だから俺が取りに行くから、ちょっとまってて」
『ありがと!ニコッ』
『ふふ笑』
君が笑顔でこっちをみて、味方してくれるたびに口元が緩みそうだなぁ。いつまでも味方でいるかは分からないけど、蓮は信じていいんじゃないかなって思うなぁ、、
『てか、まじどうしよ』
プルルルルルル
『え、あ!』
久しぶりの電話な気がする!
私が信じてる人。
13年の付き合いの人。
「久しぶり〜!」
『久しぶりやね!歩夢!』